みなさんのお子さんは補助輪なしで自転車に乗れますか?どんな人でも子どものころに1度は、補助輪なしで自転車に乗れるようになるために練習をした経験があると思います。
でも、最近では自転車の練習ができる場所が減ってきています。特に都内だと、公園内や、芝生の上での自転車走行の禁止のきまりがあるところも。練習できる場所がなかなかなくて、あったとしても地面がコンクリートのところも多く、練習中のけがのリスクもあり、思いっきり練習するのが難しいですよね。
けがなく乗れるようになるためにも、短時間の練習で習得できたら嬉しいという方も多いのでは?
この記事では、普段イベントプラスで開催している「30分で自転車に乗れちゃう!?自転車教室 特別レッスン」の内容をお教えします!
子ども向け自転車教室としての開催実績は20回以上、総参加者数は700人の大人気イベント。これを読むだけでたったの30分で子どもを補助輪なしの自転車に乗せることができるかも!?
お子さんにどうやって教えたらいいか悩んでいるお父さん、お母さん必見です!
目次
①教えるお父さん、お母さんへ
子どもたちは、体力的にも、すぐにうまく乗れるようになるとは限りません。教えられた通りに体を動かすことは難しいです。だからこそ、少しでも上手にできたらほめてあげることが大切です。
また、子どもたちは自転車に乗って転ぶことを怖がって緊張している場合もあります。少しでもリラックスして、乗れるようにしましょう。子どもたちの集中力は大人に比べるとあまり長い時間保ちません。適度に休憩をして水分補給も忘れずに。
ちなみに、イベントプラスで開催している「30分で自転車に乗れちゃう!?自転車教室 特別レッスン」では、30分の間に必ず1度休憩をはさんでいます。
②準備するもの
【必須】
・子ども用自転車
・ヘルメット
・長袖、長ズボン
※最後に、これらのグッズをご紹介するページを載せておきます。
【あるとよいもの】
・ひじあて
・すねあて
※最後に、これらのグッズをご紹介するページを載せておきます。
子ども用自転車の選び方とサドルの高さ調節
子どもが操作しやすい自転車で練習をしましょう。軽くて、サイズも体にあったものがおすすめです。
2~4歳(身長80~100cm)→12インチ
3~5歳(身長90~105cm)→14インチ
4~6歳(身長100~115cm)→16インチ
5~7歳(身長105~120cm)→18インチ
イベントプラスで開催している「30分で自転車に乗れちゃう!?自転車教室 特別レッスン」では、12インチのケルコグバイクという自転車を使って練習しています。ケルコグバイクはペダルのない「ケル」バイクから、ペダルを取り付けた「コグ」バイクに自然に移行できる2wayシステムを採用したバイクです。
サドルの高さは、自転車にまたがって、膝をまっすぐ伸ばした状態で地面に両足がきちんとついていればOKです。軽くかかとが上がっている状態でも大丈夫ですが、両足が地面に必ず着いていることと、子どもが怖くない高さにすることを守ってください。
そして、この自転車教室の中でもっとも重要なことは「補助輪をつけないこと」です。一度も補助輪はつけません。補助輪をつけて練習していたら、練習を始める前に補助輪を外しましょう。
練習する場所
転んでもけがのしにくい芝生や土の地面がある場所がおすすめですが、コンクリートの上の方が地面が平坦で走行練習はしやすいです。芝生や土の地面がぼこぼこしていて走行練習がしにくい場合は、ある程度、乗り方について理解ができたらコンクリートの上に移動するのも良いかもしれません。
その際は、しっかりヘルメットをしてひざとひじをガードしてあげましょう。軽い自転車であれば、自転車の重量でけがをすることも少ないです。
準備ができたら、練習するぞー!おー!
③実際に乗って練習
(1)バランス感覚をつかむ
自転車に乗れるようになるには、自転車に慣れることが大切です。まずはペダルを使わずに、自転車にまたがって歩く練習をしてみましょう。ペダルを外すことができる自転車であれば、外して練習するともっと良いです。
歩くスピードが慣れてきたら、次は足で地面を思いっきり蹴って走る練習をしてみましょう。膝を曲げて、しっかりと地面を蹴ります。
早く走れるようになる特訓として、お父さんお母さんが鬼となって”鬼ごっこ”をするのもおすすめです!子どもたちは、鬼につかまらないように自転車にまたがったまま急いで逃げろ~!
POINT
足元ではなく”前”を見るようにしましょう。自転車の操作の感覚を体でつかみましょう。
(2)秘技「両足ぴょーん」
まず、自転車にまたがり止まった状態で両脚を”ぴょーん”と投げ出します。その時に「両脚ぴょーん」とかけ声をかけてあげてください。子どもたちは、そのかけ声に合わせて自分の脚をぴょーんとしましょう。
その場で何度かやって、両足を数秒でも地面から離せるようになったら次は前に進みながらやってみます。
(1)の最初でやった歩くスピードで進みながら両脚を”ぴょーん”と投げ出します。その時に思いっきり、地面を蹴りましょう。力強く蹴れば蹴るほど、前に進む力が出ます。これもまた、慣れてきたらどんどんスピードをあげて走るスピードでチャレンジ!その時も、お父さんお母さんは「両脚ぴょーん」のかけ声を忘れずに!
(3)合言葉は「ブレーキ”ぎゅ”」
足で地面を蹴るのが上達したら、ブレーキをかけて止まる練習をしましょう。最初は、その場で止まった状態で両サイドについているブレーキを両手でギュッとしっかり握る練習です。合言葉は「ブレーキ”ぎゅ”」。お父さんお母さんが「ブレーキ”ぎゅ”」と言ったら、子どもたちは両手でしっかりブレーキを握りましょう。
その場での「ブレーキ”ぎゅ”」ができるようになったら、次はまた前に進みながらやってみます。「ブレーキ”ぎゅ”」のかけ声でちゃんと子どもがその場に止まるように教えてあげましょう。これもまた、慣れてきたらどんどんスピードをあげて走るスピードまであげましょう。
ブレーキをかけて止まる練習には「だるまさんがころんだ」がおすすめです。お父さんやお母さんが鬼になり、「だーるまさんが、こーろんだ」と振り向くタイミングでブレーキをかけて止まりましょう。
POINT
脚で止まらないで!ブレーキ”ぎゅ”で止まるように!
(4)ちょっと休憩
イベントでは、このあたりまでで約20分。一度、休憩をはさんで水分補給をしましょう。ペダルを外して練習していた場合は、ここでペダルをつけましょう。
★ここまででうまく乗れなかったら?
子どもが何ができないのかをきちんと見極めましょう。歩くことがうまくできない子どもは、サドルが高いのかも?転ぶのが怖くてブレーキをすぐ握ってしまう子は、ゆっくり歩くところからやり直して、「鬼ごっこ」を何度もやると自然とスピードにも慣れるかも!
(5)「漕ぐ」ってなぁに?
次は、自転車に乗ることのメイン、ペダルを「漕ぐ」練習です。両脚をきちんとペダルの上に乗せて、脚の真ん中でペダルをとらえます。顔はまっすぐ進む方向を見て、背筋は伸ばしましょう。
それでは、自転車を実際に漕いでみましょう。最初は、お父さんお母さんは、両手でしっかり真後ろからハンドルを持ってあげます。はじめのうちはなかなかバランスがとれなくて子どもも不安なので、大人がしっかりと支えた状態で漕ぐ練習をしてみましょう。
はじめのうちから親が片方から両手でハンドルを持つと、子どもがそちらには倒れないからと、身体の重心が一方にかたむいてしまいます。そうすると正しいバランス感覚が身につきません。
POINT
このとき、子どもは足元のペダルを見がちです。しっかりと前を向いて漕ぐ練習をさせてください。ほかにも、脚を早く回しすぎて、脚がペダルからよく外れる子どももいます。その時は支えてあげる方がスピードを調整してあげて、ペダルから足が外れないようにゆっくりした速さから練習しましょう。
(6)スピードを出してみよう!
「漕ぐ」ということがどういうことか分かったら、次はスピードアップです。次はサドルの部分だけを持って支えてあげましょう。サドルを上に持ち上げるようにして支えてあげると、自転車が安定します。
POINT
このとき、しっかり「後ろ持ってるからね」と安心させてあげてください。この段階までくると、もう乗れそうな子どもも出てきます。乗れそうかな?と思ったら「しっかり持ってるからね」と言いつつ、ある程度スピードが出た時に離してみてください。ただし、しっかり真後ろを追いかけてあげて、転びそうなときは支えてあげてください。
(7)漕ぎ出しができれば完ペキ!
スピードアップができて、お父さんお母さんも手が離せるようになったら、残すはスタートの漕ぎ出しだけ!漕ぎ出しが一人できるようになれば完ペキです!
はじめの姿勢は、片方の脚をペダルに乗せて、反対の脚は地面に着けます。そこから(2)で練習した”両脚ぴょーん”の片足バージョンをやってみましょう。片足で地面を蹴って前に進んだら、すぐにペダルを踏み込んで漕ぎます。そこだけを何度も練習して勢いがつけば、もう一人でも漕ぎ始めることができるでしょう。
(8)実際に1人で漕いでみよう!
(7)までできるようになったら、最後に一人で漕いでみましょう。どこまで乗れるようになったかな?!お披露目会をしましょう!
お父さんお母さんは、子どもの10~20メートル先の正面のゴールの場所に立ち、子どもがお父さんお母さんをまっすぐ見ながら自転車を漕いでいきます。
ゴールできたら、頑張ったお子さんをほめてあげてください!
以上が、普段イベントプラスで開催している「30分で自転車に乗れちゃう!?自転車教室 特別レッスン」の内容です。イベントではこの工程を約30分で行いますが、ご自宅で練習するときは、ひとつひとつの動作を子どもたちができるようになることが重要です。
また、子どもたちのモチベーションによっても大きく変わってきますので、自転車を乗ることは楽しいことだよと伝えながら練習してみてください!
今回使用した自転車はこちら!
ケルコグバイクは、これから自転車の練習をしたいお子様にぴったりのバイクです。
「ケルバイク」で、足をかけてこがなくても前に進み、「コグバイク」で実際に補助輪なしの自転車として使用出来ます。
小さいお子様でも簡単にモードチェンジ出来るので、まずは「ケルバイク」で乗り方に慣れてから「コグバイク」で自転車に乗る練習が出来ます。
兄弟でモードチェンジして使うのも良いですね。
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