子どもと一緒に学びながら楽しむことができる「天体観測」。普段はあまりゆっくり眺めることの少ない星空や太陽について、天体望遠鏡を使って観察してみるのはいかがでしょうか?テレビや図鑑で見るだけでなく、実際に自分の目で観察することで、さらに太陽や星への興味を持ってくれますよ。この記事では、天体望遠鏡がある東京の天体観測スポットを紹介しています。子連れでも行きやすいところばかりですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
国立天文台 三鷹キャンパス
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こちらは東京都三鷹市にある国立天文台の本部で、キャンパスを公開したりイベントを行ったりと、日本の天文学研究を推進している施設です。施設の見学は入場料が無料で、年末年始期間である12月28日から1月4日をのぞいて、毎日午前10時から午後5時まで行うことができますよ(最終入場は午後4時30分まで)。団体で来館する場合は事前予約が必要ですが、少人数で見学に行く分には特に予約は必要ありません。当日来館したら、守衛所で見学受付をしましょう。
国立天文台 三鷹キャンパス内では、天文台歴史館や展示室、資料館などを自由に見学できます。自分のスマホやタブレット端末を使って音声ガイドを利用することもできるので、子どもと一緒に楽しく学べるのではないでしょうか。また定例イベントでは、月に2回の望遠鏡を使った天体観測会や、月に3回、4次元のドームシアターで天体の映像を見ることができます。こちらは事前に予約が必要になりますので注意しましょう。
施設内には平日限定で、東京大学消費生活共同組合が営業している食堂と売店があり、ここではドリンクやお菓子のほか、国立天文台のグッズや雑貨なども販売されています。食事をとることもできますが、国立天文台の教職員や学生さんたちも利用するので、お昼どきは混雑する可能性も。敷地内には30名程度が利用できる休憩室もあるので、お弁当を持参してそこでゆっくり食べるのもおすすめです。敷地内には授乳室やおむつ交換台も完備されていますので、小さい子ども連れでも安心。また三鷹キャンパス内には、国立天文台の旧宿舎を活用した「森と絵本の家」があります。ここでは2500冊もの絵本が展示されており、読書室内であれば自由に読むことができます。ぜひお子さんを連れて立ち寄ってみてくださいね。
公式HP:https://www.nao.ac.jp/access/mitaka/
住所:東京都三鷹市大沢2-21-1
電話番号:0422-34-3600
アクセス:
・電車の場合→JR武蔵境駅から「小田急バス 境91」に乗車し「天文台前」で下車
京王線調布駅から「小田急バス 境91/鷹51」に乗車し「天文台前」で下車、もしくは「京王バス 武91」に乗車し「天文台前」で下車
・車の場合→裏門側にある有料の見学者用駐車場を利用
府中市郷土の森博物館
府中市の文化や自然をテーマとした展示や、子どもも楽しめるイベントを数多く開催している施設です。入館料は大人が300円、4歳〜中学生以下までが150円、4歳未満は無料となっています。毎週月曜日と年末年始(12月29日から1月3日)以外は開館していますので、子連れでも来館しやすいですね。
府中市郷土の森博物館では天体望遠鏡を使った太陽の黒点観察や、星空の観望会、部分月食の特別展望会などが定期的に開催されています。日時はその都度公式HPに記載されており、事前予約が必要なものもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また府中市郷土の森博物館では、プラネタリウムでの投映も人気です。子どもに人気の「クレヨンしんちゃん」や「チコちゃんに叱られる」などの番組もあり、子どもも楽しみながら星空について学ぶことができますよ。こちらも番組表や投映スケジュールが公式HPにて記載されています。プラネタリウムの観覧に関しては、入館料とは別に大人600円、4歳から中学生以下は300円が必要となりますので注意しましょう。
府中市郷土の森博物館の敷地内には、冬と悪天候時以外に水遊びを楽しむことができる「水遊びの池」があります。博物館やプラネタリウムで学んだあとは、気分転換にここで水遊びを楽しむのもおすすめ。たくさん遊んでお腹がすいたら、売店を利用しましょう。ここでは団子やアイス、ジュース、焼きおにぎりなどが販売されていますよ。
館内へはベビーカーの持ち込みも可能で、1回100円でベビーカーの貸し出しも行っています。館内に授乳室はありませんが、同じ敷地内にある「府中市郷土の森観光物産館」には授乳室とおむつ交換台が用意されているので、子連れでも安心して来館することができますね。
公式HP:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/index.html
住所:東京都府中市南町6-32
電話番号:042-368-7921
アクセス:
・車の場合→中央自動車道・国立府中I.Cから約10分(400台分の無料駐車場あり)
・バスの場合→分倍河原駅発「郷土の森総合体育館行」に乗車、「郷土の森正門前」で下車
府中駅発「府中市役所経由 郷土の森総合体育館行」に乗車、「郷土の森正門前」で下車(土日・祝日のみ運行)
六本木ヒルズ展望台
東京都港区にある六本木ヒルズには、海抜270メートルにもなる屋上展望台「スカイデッキ」があります。こちらは毎日11時〜20時(最終入場は19時30分)まで入館することができますが、悪天候や貸切イベントの場合は入館できないこともあるので注意しましょう。
スカイデッキでは毎週第4金曜日を「六本木天文クラブの日」と設定しており、星のソムリエによる解説を聴きながら星空を観察したり、天体望遠鏡を使っての観望会が開催されたりしています。星に対する知識がなくともわかりやすく解説してくれるので、大人だけでなく子どもも楽しめるイベントになっていますよ。イベントは定期的に開催されていますが、参加できる人数は限られているため、毎回抽選になるほどの人気ぶり。公式HPにて開催日時などが記載されているので、早めにチェックしておくのがおすすめです。
六本木ヒルズ内、ヒルサイドの地下2階では、ボーネルンドが監修している「おやこ休憩室」が用意されています。ここではおむつ交換台や授乳室、電子レンジや調乳器が完備されているので、小さい子ども連れでも安心ですよ。またヒルサイド2階の総合インフォメーションでは、ベビーカーのレンタルサービスも行っているため、抱っこひもなどで来館した場合でも、必要であればベビーカーに子どもを乗せてあげることができます。レストランなどの飲食店も多数入っているので、子連れでの食事にもぴったりですね。
公式HP:https://www.roppongihills.com/
住所:東京都港区六本木6-10-1
電話番号:03-6406-6000
アクセス:
電車の場合→
・恵比寿駅からの場合、日比谷線六本木駅1C出口から直結
・大門駅からの場合、大江戸線六本木駅3出口から徒歩4分、もしくは麻布十番駅7 出口から徒歩5分
・新宿駅からの場合、大江戸線六本木駅3出口から徒歩4分
・大手町駅からの場合、千代田線乃木坂駅5出口から徒歩10分
・東京駅からの場合、日比谷線六本木駅1C出口から直結
・横浜駅からの場合、日比谷線六本木駅1C出口から直結
バスの場合→
渋谷方面から・都バス RH01系統 「六本木ヒルズ」、「六本木けやき坂」
・都バス 都01系統 「六本木駅前」、「EXシアター六本木前」
・都バス 渋88系統 「六本木駅前」、「EXシアター六本木前」
新橋方面から・都バス 都01系統 「六本木駅前」、「EXシアター六本木前」
・都バス 渋88系統 「六本木駅前」、「EXシアター六本木前」
品川、五反田方面から・都バス 反96系統 「六本木駅前」、「六本木ヒルズ」
まとめ
太陽や星空を、普段とは違う観点から眺めることができる天体観測。この記事で紹介したスポットは、親子で一緒に楽しく学ぶことができ、子連れでも行きやすい施設ばかりです。お子さんが星や太陽に少しでも興味を持っているのであれば、ぜひ一緒に足を運んでみてくださいね。