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冬からだんだんと暖かくなってきたこれからの時期、楽しみなのが桜ですね!開花してから10日くらいで満開を迎え、あっという間に花見の時期は過ぎてしまいます。儚いからこそ人々は桜が好きなのかもしれません。
今回は文京区エリアで子どもと行ける、おすすめのスポットをご紹介します。エリアで分けてご紹介しますので、お花見のハシゴもできてしまいます!名所スポットから穴場スポットまで、桜もメジャー品種から他では見かけないレアな品種までありますので、ぜひお気に入りのスポットを見つけてください!
目次
湯島・本郷エリア
1. 清和公園
清和公園は、河津桜・ソメイヨシノ・八重桜「普賢象」と「天の川」の4種類の桜を見ることができ、満開の時期がずれるため、早春~晩春の時期まで長くお花見ができます。駅からすぐの好アクセスも便利です。
2. 史跡湯島聖堂
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日本の学校教育発祥の地である史跡湯島聖堂も、一般見学者の入り口となる「仰高門」入ってすぐに桜を見ることができます。木は1本ですが、門と満開の花の共演がとても美しく、ついつい写真を撮ってしまいたくなります。
3. 東京大学 本郷キャンパス
東京大学と言えば赤門やイチョウ並木、安田講堂などが有名ですが、桜を見るのにもおすすめのスポットです。春先に咲くソメイヨシノや枝垂桜を見ることもできますが、注目したいのが秋から冬にかけて咲く「ヒマラヤ桜」です。例年11月下旬から12月にかけて薄ピンク色の見事な花を咲かせるので、秋に紅葉したイチョウと同じ時期に見ることができます。
ヒマラヤ桜は赤門を入って右折、大学博物館のさらに裏手というわかりにくい場所にありますので、見逃し注意です!
後楽園・春日エリア
4. 小石川後楽園
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東京ドームの裏手にある小石川後楽園は、水戸徳川家の江戸屋敷の庭園でした。庭園は池を中心に配置された回遊式庭園で、四季を通してさまざまな花々を歩きながら楽しむことができ、春にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラ、ウコンザクラ他、種類の違う桜を見ることができます。
住所:文京区後楽一丁目
アクセス:都営地下鉄大江戸線「飯田橋駅」(E06)C3出口徒歩3分 など
桜の見頃:3月中旬~4月中旬
入場料:一般 300円/65歳以上 150円/小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
東京都公園協会HPはこちら
小石川エリア
5. 播磨坂桜並木
約500メートルの坂道に植えられた桜は、ソメイヨシノを中心に約120本あり、淡い黄緑色で八重咲きのウコンザクラなど、めずらしい桜も見られます。例年、毎年3月下旬から4月上旬ごろには、満開の時期に合わせて「文京さくらまつり」が開催されており、さまざまなイベントやライトアップ(17:00~21:00)で夜桜も楽しめますよ。
6. 傳通院
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徳川家にゆかりのある傳通院は、毎年7月に行われる「朝顔市」が有名ですが、本堂の目の前にある桜をはじめ、境内には枝垂桜や数種類の桜が春には満開となり、美しい光景が見られます。
根津・千駄木エリア
7. 光源寺(駒込大観音)
光源寺は本堂の目の前に立派な桜があり、満開のころはとても迫力があります。境内には6mもの駒込大観音像が安置されており、一度戦災で消失しましたが、平成5年に再建。観音堂の左右には樹齢約300年の紅梅と白梅が植えられており、こちらも必見です。
光源寺(駒込大観音)
住所:文京区向丘2-38-22
アクセス:東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩約3分
8. 旧安田楠雄邸
旧安田邸では、大正・昭和期の山の手住宅の庭園を見ることができ、お庭にある枝垂桜が満開のころにはピンクのかわいらしい花を咲かせます。
毎週水曜日、土曜日 10:30~16:00に一般公開を行っているので、建物の中をゆっくり見学しながらお花見を楽しんでみてはいかがですか?
【白山・本駒込エリア】
9. 六義園
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庭園入口近くにある枝垂桜は、高さ15m、幅20mととても大きく、3月末に枝いっぱいの花が滝のように流れ落ちる様子が圧巻です。昼間はもちろんのこと、夜にはライトアップもされ、幻想的な夜桜もまた格別です!
住所:文京区本駒込6丁目
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」徒歩7分
桜の見頃:3月下旬~4月上旬頃
入場料:一般 300円/65歳以上 150円/小学生以下及び都内在住・在学の中学生 無料
東京都公園協会HPはこちら
10. 吉祥寺
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静かな境内には、山門から参道にかけて枝垂桜やソメイヨシノが並ぶ、隠れた桜の名所です。満開の時期にはピンクや薄ピンクの花々が通りを彩ります。境内には、像高2.93m、総高4.17mの青銅製の「吉祥寺大仏」を拝見することも可能(1722年鋳造)。
住所:文京区本駒込3-19-17
アクセス:東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩7分
11. 駒込富士神社
駒込富士神社は50段ほどの石段の上に拝殿がある神社です。一見山のように見える「富士塚」は、江戸時代の富士信仰のシンボルとして参詣者を集めました。この富士塚を登ると、実際に富士山を登るのと同じご利益があったといわれています。
こちらでは早咲きの「河津桜」を見ることができます。ちょっとハイキング気分でお花見が楽しめますよ!
駒込富士神社
住所:文京区本駒込5-7-20
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」徒歩12分
12. 白山神社
文京花の五大祭りの一つ、「文京あじさい祭り」が有名な白山神社。境内に珍しい桜があるのをご存知ですか?「白旗桜」という品種のこの桜は、白山神社境内の八幡神社の御神木にもなっています。名前の通り、真っ白な美しい花を咲かせます。
【関口・目白台エリア】
13. 肥後細川庭園
神田川の桜は見ごろを迎えています。
観桜の途中で肥後細川庭園にもぜひお立ち寄りください。
ソメイヨシノやヤマザクラが皆さまをお迎えします。 pic.twitter.com/pQygjMMjMB— 肥後細川庭園 (@higohosokawa) March 23, 2020
肥後細川庭園は、細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園です。春にはヤマザクラやソメイヨシノが開花し、山の一部がピンクに色づきます。池の水面に写し出された風景もまた、お花見を盛り上げてくれます。
14. 江戸川公園
江戸川公園は神田川沿いを東西に広がる細長い公園です。園内にはすべり台やブランコなどの遊び場があり、子どもを遊ばせながらお花見ができます。川の両岸には約230本のソメイヨシノが川に沿って続き、水面に落ちた花びらが花筏となり、なんとも風流です。
15. 護国寺
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護国寺は天和元年に五代将軍徳川綱吉公の生母、桂昌院の発願により創建されたお寺です。境内の桜の本数は多くないものの、本堂へと続く階段脇や多宝塔近く植えられ、お花見スポットとしても人気です。
16. 椿山荘
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ホテル椿山荘の庭園には、河津桜やソメイヨシノ、八重紅枝垂桜他、約20種120本の桜があり、満開のタイミングも種類によって異なるため、2月中旬~4月中旬頃までさまざまな桜を楽しむことができます。夜にはライトアップした夜桜も楽しめます。
17. 目白大運動公園
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目白大運動公園は、約3万㎡の敷地に多目的広場やテニスコート、芝生広場やわんわん広場、噴水池、樹林帯がある文京区の中では最大の広さを持つ公園です。園内には桜並木があり、お花見の頃には多くの人々でにぎわいます。
18. 鳩山会館
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1924年に建築された鳩山会館は、一般に公開され見学することができます。こちらはバラが有名ですが、会館に続く坂には桜並木があり、見学に来た人々を迎えてくれます。
住所:文京区音羽1-7-1
アクセス:有楽町線「江戸川橋駅」(出口2)徒歩7分
桜の見頃:3月下旬~4月上旬
入場料:一般 600円/65歳以上 500円/障がい者 400円(同伴1名)/学生 400円/中学生・小学生 300円
公式HPはこちら
19. 新大塚公園
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新大塚公園は2017年にリニューアルオープンし、遊具も新しく親子連れに人気の公園です。公園付近には有名付属小や中学・高校と様々な学校があり、学生達の憩いの場にもなっています。桜が綺麗なことでも有名で、例年地元の町会などで桜まつりを開催しています。
住所:文京区大塚1-8
アクセス:東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」徒歩6分
桜の見頃:3月下旬~4月上旬
20. 教育の森公園
教育の森公園は、旧東京教育大学(現在の筑波大学)の跡地に昭和61年に開園した公園で、水と緑の防災公園をテーマにしています。こちらでは大変珍しい「御衣黄(ギョイコウ)」という、淡い黄緑色の八重咲の桜を見ることができます。
まとめ
今回は文京区エリアで子どもと行けるおすすめのスポットをご紹介しました。文教地区としての特色の強い土地らしく、教育関係の建物・庭園・寺院が多かったのが印象的でしたね。
そして、どの場所にも桜や紅葉、イチョウなど季節を感じる花や木がセットになっており、それぞれの場所で1年の移り変わりを感じ、楽しむことができます。
歴史・文化が香る街を歩きながらお花見をお楽しみください。