国内最大級の規模を誇る「隅田川花火大会」!台東区と墨田区の間を流れる隅田川で開催されるこの大会は、例年100万人もの人が見物に訪れる一大イベントでもありますよね!
浴衣や甚平を着て、夏の風物詩である花火をご覧にでかけてみませんか?
今回は、2023年に開催される隅田川花火大会の基本情報から、見どころ、墨田区側の穴場情報などを一挙にご紹介します!
ぜひ、おでかけの際の参考になさってくださいね。
目次
隅田川花火大会の歴史
もともとこの花火大会は、江戸時代(天保17年)に発生した大飢饉と疫病によって亡くなった人々の慰霊を祈り、両国橋近辺で花火を上げたことが始まりとされています。
当時は「両国の川開き」という名称で、昭和36年までは両国橋の上流で花火の打ち上げが行われていました。
しかし、一時この花火大会は、明治維新や世界大戦などさまざまな理由で中止、開催をストップしていましたが、昭和53年に現在の「隅田川花火大会」に名称を変えて復活し、現在に至ります。
ちなみに、花火が上がった際にかける「たまやー!」、「かぎやー!」という掛け声は、江戸で有名な花火師の屋号のことで、両国橋を挟んで打ち上げられる花火を見た観客が素晴らしいと思った花火師の屋号を競って叫んだことから始まったとされています。
粋でいなせな街、江戸らしいエピソードですね。
隅田川花火大会の詳細
2023年に開催される隅田川花火の詳細は以下の通り。
名称:第46回隅田川花火大会
開催日時:2023/7/29(土) 19:00~20:30
開催会場
第一会場:桜橋~言問橋
第二会場:駒形橋~厩橋
問い合わせ:隅田川花火大会実行委員会
住所:東京都台東区東上野4-5-6(台東区役所内)
TEL:03-5246-1111
公式HPはこちら
隅田川花火大会の見どころはズバリ!「2万発もの花火の打ち上げ数」
隅田川花火大会の最大の特徴といえば、その打ち上げ花火の発数!
例年2カ所の会場で行われるこの花火大会では、約2万発もの花火が打ち上げられ、その規模は国内最大級!また、この花火大会は、花火師による技を競うコンクールの場としても兼ねており、第一会場ではこれまでにない最新の花火を見ることができますよ!
隅田川花火大会で打ち上げられる花火の総数
第一会場:9,507発
第二会場:10,650発
会場詳細
【第一会場】
打ち上げ場所:桜橋~言問橋
最寄り駅:東武鉄道・東京メトロ・都営地下鉄「浅草駅」徒歩15分
【第二会場】
打ち上げ場所:駒形橋~厩橋
最寄り駅:東武鉄道・東京メトロ・都営地下鉄「浅草駅/蔵前駅」徒歩5分
墨田区で隅田川花火大会を楽しめる穴場スポット
国内最大級の規模を誇るだけあって、例年の見物客は100万人に達します!そのため、会場の周辺の混雑は必至です。
そこで、「少しでも混雑を避けて、良い場所で花火を観たい!」という方へ、墨田区側のおすすめの穴場スポットをご紹介します。
穴場スポットその①大横川親水公園
吾妻橋3丁目から緑4丁目にかけて縦に長く伸びる「大横川親水公園」も、隅田川花火が見られる穴場スポット!
ただし、錦糸町方面からは花火が見えないため、スカイツリー側での観覧がおすすめですよ。
基本情報
住所:吾妻橋3丁目、業平1丁目、東駒形4丁目、横川1丁目、本所4丁目、太平1丁目、石原4丁目、錦糸1丁目、亀沢4丁目、江東橋1丁目、緑4丁目にかけて
墨田区道路公園課TEL:03-5608-6291
アクセス:【電車】東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」/都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩5分
詳細はこちら
穴場スポットその②コモディイイダ東向島店
地元の人が知る穴場スポットが、スーパーマーケット「コモディイイダ東向島店」です。当日は、スーパーの屋上を開放し、例年300名限定(先着順で事前配布)で花火を鑑賞することが可能!
なお、申し込みにはコモディイイダ東向島店のポイントカードを作ることが条件となりますので、お近くの方は、お買い物も兼ねてポイントカードを作ってみてはいかがですか?
実は東京スカイツリーから隅田川花火大会が見られる!?
出典:photoAC
「東京スカイツリー」では、隅田川花火大会に合わせて特別営業が行われます。花火を眼下に観覧することのできるこのプランは、抽選制で約900名限定!17:30〜20:30の間、スカイツリー展望回廊の利用も可能で、展望台内では、カフェで飲料や軽食の販売も行っています。
ただし、例年6月下旬頃から応募がスタートし、2023年はすでに受付を終了しました。「次回こそは!」という方は、こんなプランがあることを覚えておくと良いでしょう。
墨田区は隅田川花火大会に合わせたホテルの宿泊プランも充実!
例年、隅田川花火大会に合わせて周辺ホテルでもお部屋から花火が見られるプランを販売!混雑を避けてお部屋でゆっくり花火を見られるのは、ご年配の方や小さな子ども連れに特におすすめです。
第一ホテル両国
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最寄り駅直結という好アクセスの「第一ホテル両国」は、旅行の拠点としても人気のホテルです。隅田川花火大会当日は、花火がお部屋からご覧いただけるプランが多数用意されています。
東武ホテルレバント東京
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スカイツリーの全貌がご覧いただける「東武ホテルレバント東京」も、駅から徒歩3分の好アクセスを誇り、観光の拠点として国内外の宿泊客から人気のホテルです。
こちらのホテルでも隅田川花火大会に合わせて花火観賞プランが用意され、中にはホテル24階にある日本料理・フレンチ折衷ディナーコース付がいただける豪華プランもあります!子どもやおじいちゃん、おばあちゃんもゆっくりくつろぎながら花火をご覧いただけますよ。
ロッテシティホテル錦糸町
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JR錦糸町駅から徒歩1分の場所にある「ロッテシティホテル錦糸町」では、隅田川花火大会に合わせて、お部屋から花火を鑑賞できるプランや、大会会場で花火を鑑賞した後に食べられる夜食付きプランを販売!シェフ特製のオードブルやお酒、ジュースを味わいながら優雅に花火大会をお楽しみいただけますよ。
粋な花火観賞なら屋形船もおすすめ!
出典:photoAC
江戸の頃から屋形船は、粋な遊びとして江戸っ子たちに人気でした。現在も、屋形船は宴会から観光とさまざまな用途に使われ、日本人だけでなく外国人観光客にも大変人気です。
もちろん、花火大会にも船に乗りながら花火を鑑賞できるプランが各屋形船から販売されています。
一番の魅力は、混雑を避けられ、海風に吹かれながら涼やかに花火を楽しめることです。ぜひ粋な花火鑑賞をなさってみてくださいね。
まとめ
出典:photoAC
今回は、2023年に開催される隅田川花火大会の基本情報から墨田区側の穴場情報などをご紹介しました。
例年100万人が見物に訪れる国内最大級の隅田川花火。美しい花火の共演とそのスケールは、多くの見物客を魅了します。
当日はかなりの混雑が予想されますので、時間に余裕を持った移動がおすすめです。また、少しでも混雑を避け安全に鑑賞できるよう、穴場スポットなども参考に花火を楽しんでくださいね。