暑かった夏も終わりそろそろ秋。なんとなくさみしさを感じる秋にピッタリな風物詩が「すすき」です。特に、十五夜では美しく輝く月とお団子にすすきは無くてはならない組み合わせですよね。すすきの見頃は例年9月〜10月頃で、見頃の時期には群生するすすきが風に揺れ、黄金の絨毯のような様が圧巻!例年多くの方が見物に訪れます。そんなすすきが主役のスポットが全国でたくさんあるのをご存知ですか?
今回は、エリアを関東にしぼっておすすめのすすきの名所や穴場スポットをご紹介します。ぜひ、子連れで鑑賞してみませんか?
目次
そもそもすすきとは?
すすきは、イネ科ススキ属の多年草で、秋の七草の一つに数えられています。
原産は、中国から朝鮮半島、日本などの東アジアとされており、日本では、日当たりの良い野山などに自生していますね。
そんなすすきにも花言葉があり、「活力・生命力・心が通じる」など、とてもポジティブな意味を持つ植物です。
また、すすきにはいくつかの種類があり、ご家庭で育てやすく改良した品種もありますので、お家で育ててみてはいかがですか?
ここからは、関東エリアでおすすめのすすきスポットをご紹介しますよ。
仙石原高原(神奈川県足柄下郡箱根町)
出典:photoAC
【例年の見頃】9月下旬~11月上旬
関東エリアを代表するすすきの名所が、神奈川県箱根町にある「仙石原高原」。「かながわの景勝50選」や「かながわの花の名所100選」にも選ばれているこの仙石原高原では、台ヶ岳の斜面一面ににすすきが群生しており、例年、9月下旬~11月上旬の見頃の時期には、風に波打つ光景が圧巻です!
毎年、その光景を見物に多くの観光客が訪れます。
また、このすすきの草原には小さな道があり、両側にすすきを見ながら散策やハイキングが楽しめますよ。
なお、見頃を終えた3月頃には例年、すすきの草原一体の山焼きが行われます。山を焼くことでその他の樹木が侵入することを防ぎ、毎年美しいすすきの草原がご覧いただけます。
基本情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817−88
箱根町観光協会TEL:0460-85-5700
アクセス
【車】東名高速道路「御殿場IC」より約30分
【バス】箱根登山鉄道/小田急線「箱根湯本」駅よりバス「仙石高原」下車すぐ
駐車場:あり
箱根町総合観光案内所HPはこちら
戦場ヶ原(栃木県日光市)
【例年の見頃】10月上旬~中旬
日本を代表する高層湿原「戦場ヶ原」は、奥日光の標高約1,400mに位置し、約400haの広大な面積を誇ります。
1年を通して比較的涼しいこの湿原は、所要時間が約2時間ほどのハイキングコースが整備されており、動植物を間近に観察できるため、年間を通して多くの登山客や観光客でにぎわいます。
こちらでも9月下旬からは草紅葉、10月上旬~中旬にかけては一面に自生するすすきが見頃を迎えます。
栃木県を代表する山「男体山」の雄大な背景と黄金色のすすき原は、とても神々しい光景ですよ。
なお、一年のうちでも紅葉の時期には日光全体が観光客で埋め尽くされ、慢性的な渋滞も発生しますので、朝の早い時間や夕方など比較的空いている時間帯の鑑賞がおすすめですよ。
基本情報
住所:栃木県日光市中宮祠
TEL:0288-22-1525 (日光市観光協会)
アクセス
【バス】JR「日光駅/東武日光駅」より東武バス湯元温泉行きバス、「三本松」バス停下車徒歩1分
日光市観光協会HPはこちら
ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)
【例年の見頃】(パンパスグラス)8月下旬~10月上旬
丘一面がネモフィラの水色一色に染まる光景が名物となった「ひたち海浜公園」は、春のネモフィラの他にも1年を通して多種多彩な花々をご覧いただける人気のスポットです。
園内にある「みはらしの丘」では、秋になると真っ赤に染まったコキアや色とりどりのコスモスの他にすすきをご覧いただけます。
また、ぴょんぴょんサークルや大草原北側では、すすきと同じイネ科の「パンパスグラス」が8月下旬頃から見頃を迎えます。
ブラジルやアルゼンチンなどの南米が原産のこのパンパスグラスは、背丈が2m〜最大4mととても大きく、ボリュームある白銀の穂がとても印象的!
園内は一日ゆっくり見て回っても足りないくらい広大ですので、お弁当を持ってピクニックがてらすすきやパンパスグラスを探してみてはいかがですか?
基本情報
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
TEL:029-265-9001
アクセス
【車】北関東自動車道より常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」 すぐ
【電車】JR「勝田駅」より東口2番乗り場バス「海浜公園西口/海浜公園南口」下車
HPはこちら
覚満淵(群馬県)
【例年の見頃】9月頃~
別名「小尾瀬」と呼ばれる「覚満淵(かくまんぶち)」は、赤城山の標高1,360mに位置する、周囲が約1kmほどの小さな湿原です。この湿原では、例年6月中旬ごろからオレンジ色の花がとてもきれいなレンゲツツジの見頃を皮切りに1年を通して紅葉や雪化粧などその季節ごとの景色を楽しめます。
9月頃より草や木々が色づき始める覚満淵では、同じ時期にすすきも見頃を迎えます。
秋風にそよそよと吹かれ揺れる姿はとても美しく、秋ならではの光景です。周辺は木道が整備されていますが、防寒や足元の装備をしっかり準備した上でおでかけになるのがおすすめですよ。
基本情報
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山
前橋市観光協会TEL:027-235-2211
アクセス:【バス】JR「前橋駅」北口バスターミナル6番乗り場より関越交通バスで赤城山ビジターセンターまで(所要時間:約90分)
前橋市観光協会HPはこちら
狭山公園(東京都東村山市)
【例年の見頃】11月上旬~11月末
最寄駅から徒歩3分という好アクセスの「狭山公園」は、都が管理する自然公園です。多摩湖の東側に広がるこの公園は、1937年の開園と長い歴史を誇ります。
園内には遊具広場や池の他、パークセンターが完備され安心して利用することが可能!園内にある「ススキ原っぱ」は、約5,000㎡の広さを誇り、11月上旬から白銀に染まるすすきの絨毯を鑑賞することができます。
例年11月の末頃までと、他のスポットより見頃が遅めですので、他所ですすきの見頃を見逃してしまった方にもおすすめのスポットですよ。
小山田緑地(東京都町田市)
【例年の見頃】9月~10月
町田市にある「小山田緑地」は、多摩ニュータウンからほど近く、地元住民にとって憩いのスポットです。
園内にはトンボが生息するとんぼ池や吊り橋、谷など丘陵地ならではの地形を生かした見どころが満載!中でも丹沢や多摩丘陵の山並みがご覧いただける標高123mのみはらし広場では、広場の斜面にすすきが群生しており、風にそよそよと揺れるすすきの波をご覧いただけます。
なお、広場にはベンチやテーブルがありますので、散策やピクニック後の休憩、ランチに利用しながらすすきの観賞も可能!また、こちらでは、例年9月から10月にかけて緑地内で間引いたすすきを無料で配布しています。近隣ですすきがなかなか手に入りにくい今、子どもたちと十五夜を行うのにとても嬉しいサービスです!
基本情報
住所:町田市下小山田町361-10
小山田緑地サービスセンターTEL:042-797-8968
アクセス:【バス】京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール「多摩センター」より京王バス日大三高行き「扇橋」下車徒歩12分 他
HPはこちら
市原市農業センター(千葉県市原市)
【例年の見頃】10月~11月
「市原市農業センター」は、千葉県市原市が運営する施設で、農業を営む人を対象に、技術の向上や経営の安定や改善などの農業振興の活動を目的としています。
園内は、ふれあい広場やピクニック広場、バーベキュー場ができるエリアがあり、一般の方の利用も可能!
実は、こちらもすすきの隠れた穴場スポットで、園内には、「おばけすすき」の愛称で子どもたちに人気の2mを超えるパンパスグラスが10月~11月にかけて見頃を迎えます。
モップのような大きな穂が特徴的で、風が吹くたびざわざわと穂全体が揺れます。秋の青い空とシャンパンゴールドの穂のコントラストがとてもキレイですよ。ジュースやお弁当を持って散策してみてはいかがですか?
基本情報
住所:千葉県市原市安須980
市原市農林業振興課TEL:0436-36-4187
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
アクセス:【車】館山自動車道「市原IC」より約15分
市原市HPはこちら
まとめ
出典:photoAC
今回は、関東エリアでおすすめのすすきの名所から穴場スポットまでご紹介しました。観光地としても人気の高いエリアからちょっと気軽に散策やピクニックができるスポットまでさまざまありましたね。
暑かった夏も落ち着いて子どもとのおでかけにもちょうど良い秋、涼しい風にゆらゆらと揺れるすすきをみにでかけてみませんか?
<11月はアウトドアなイベントが盛りだくさん✨>
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