「ドーン!」という、大きな音と共に夜空を彩る美しい打ち上げ花火。花火というと夏をイメージしますが、実は、秋に開催される花火大会があるのをご存知ですか?
そこで今回は、2024年9月に東京都内で開催予定の花火大会をご紹介します。開催日時などの概要から見どころ、知っていると便利なポイントまで詳しく解説しますので、これから花火大会に行きたい方、夏の花火大会に行けなかった方も参考になさってみてくださいね。
目次
第39回 調布花火~調布花火2024~
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調布花火の歴史
調布花火の始まりはとても古く、昭和8年に多摩川の河川敷で行われました。その後、太平洋戦争で一時中断しましたが、昭和29年に、全国の花火業者がその腕を競う「全日本輸出振興煙火競技大会」として復活しましたが、京王線の架橋工事や開催環境が整わないなどの理由で再度中止されました。
さらに年月が流れ、昭和56年に多摩川燈籠流しの余興として花火が復活。現在の花火大会の形になったのは、翌年の昭和57年のことで、八寸玉やナイアガラ、華麗なスターマインなど合計約800発の花火が打ち上げられ、約85,000人の観客が訪れました。
令和に入ってからは、例年約10,000発と花火の数も増え、約35万人もの人出で大変にぎわう調布を代表する夏の風物詩となり、その美しさや豪華さは全国でも有数です。
2024年も約10,000発もの花火が多摩川の夜空を彩る予定で、今から楽しみですね!
調布花火の見どころはここ!
■花火と音楽の共演「ハナビリュージョン」
最近では、全国各地の花火大会でも行われている花火と音の共演ですが、実は、その先駆け的存在が調布花火大会です。
第22回大会から始まったこのプログラムでは、花火が上がるタイミングに合わせて音楽がシンクロし、花火の迫力や美しさを何倍にも楽しむことができます。
■「匠の花火玉」
2023年の前回大会から新たに加わったこの匠の花火玉は、日本煙火芸術協会が厳選した匠の技が楽しめるプログラムです。
この他にも大玉50連発などを含む約10,000発もの花火がノンストップで打ち上がり、その美しさと迫力は一見の価値ありですよ。
迫力ある花火を楽しむなら有料席がおすすめ!
調布花火では、迫力ある花火を楽しんでもらうため、3つの会場で有料席を設けています。
布田会場(指定席)
調布花火大会のメインとなる会場で、花火の打ち上げ場所から最も近いため、大迫力の花火を観覧したい方におすすめ!
〇アクセス:京王線「布田駅」徒歩20分/「調布駅」徒歩25分
※なお、布田会場では、特設の写真撮影エリアが用意されているので、記念に残すことができますよ。
京王多摩川会場(指定席)
最寄り駅の「京王多摩川駅」から徒歩10分の近い場所にある会場。他会場は、駅から20分程度歩くため、ベビーカーや小さな子ども連れでも行きやすいのが魅力です。
〇アクセス:京王相模原線「京王多摩川駅」徒歩10分/京王線「調布駅」徒歩20分
電通大グランド会場(自由席)
他2つの会場が指定席になのに対し、こちらは、唯一の有料自由席が利用できる会場です。こちらの自由席は、一人用でオリジナルシートが付いたお得なプランです。
〇アクセス:京王線「調布駅」/「布田駅」徒歩20分
各会場では、1人用の席から10人ほどが座れる座布団・テーブル付きの席までさまざまなタイプを用意しています。特に、小さな子ども連れには、安全に花火を観覧いただけるため有料席がおすすめです。
有料席を利用する際の注意点
有料席は、事前の予約が必要となり、全国のセブンイレブンやセブンチケットのHPからチケットを購入することができます。
なお、チケットは、3歳以上から必要となり、2歳以下の子どもは無料(ひざ上での観覧)です。
子連れでの観覧の際、ベビーカーの持ち込みは可能ですが、花火の打ち上げ中は、他の観覧客の迷惑にならないよう、畳んでおくのがおすすめです。
また、各会場では、授乳やおむつ替えができる「赤ちゃんテント」を設置しているため安心です。
なお、有料席の開場時間は15:30~を予定しています。当日は、多くの観覧客で混雑が予想されますので、早めの来場がおすすめですよ。
その他の注意点
〇開催の可否
調布花火2024の開催の可否は、花火大会当日の10:00に公式SNSや防災無線、専用ダイヤル(050-3033-4777)などでご確認いただけます。
〇調布花火大会は、オリジナルグッズも充実!
調布花火大会では、花火をモチーフにした手ぬぐいや「映画のまち調布」とコラボレーションしたレジャーシートなどオリジナルグッズを販売しています。
ここでしか手に入らないレアな商品ですので、自分用やお土産用に購入するのもおすすめですよ。
【第39回 調布花火~調布花火2024~の概要】
開催日時:2024/9/21(土) 18:00~ ※荒天中止
花火の打ち上げ時間:18:15~19:15
打ち上げ数:約10,000発
打ち上げ会場:調布市多摩川周辺(布田会場、京王多摩川会場、電通大グランド会場)
有料席エリア:あり
主催:調布市花火実行委員会
問い合わせ(調布市花火実行委員会事務局):042-481-7311
HPはこちら
有料席の予約はこちら
北区花火会「RED×BLUE SPARKLE GATE」
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東京の元祖秋花火として知られる「北区花火会」。11回目の開催を迎える2024年、「RED×BLUE SPARKLE GATE」に名前を変えて開催されます。
今回は、美しい発色で有名な花火会社マルゴーによる約10,000発もの打ち上げ花火が予定され、さらにドローンやムービングライト、音楽の華麗なコラボレーションが楽しめるプログラムとなっています。
なお、この花火大会は18:30より開会ですが、フードコートやステージが12:00より予定されているため、長い時間イベントが楽しめますのがポイント!
また、この大会では、無料観覧エリアと有料観覧エリアが用意されています。有料観覧エリアをご利用の際は、事前の予約が必要となり、北区に在住の方を優先とした販売が2024/8/20(火)から、一般販売が2024/8/24(土)からスタートします。
新たに生まれ変わった北区花火会「RED×BLUE SPARKLE GATE」、そうご期待ですね!
【第11回 北区花火会】
開催日時:2024/9/28(土) 18:30~19:30 ※雨天決行・荒天中止
※フードコート&オンステージは12:00~
打ち上げ数:約10,000発
打ち上げ会場:荒川河川敷・岩淵水門周辺
有料席エリア:あり
主催:北区花火会実行委員会事務局
問い合わせ(北区花火会事務局):03-6319-3973
アクセス:【電車】東京メトロ「赤羽岩淵駅/志茂駅」徒歩15分 他
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まとめ
出典:photoAC
今回は、2024年9月に東京都内で開催予定の花火大会をご紹介しました。都内では、2カ所で花火大会が予定されており、どちらもとても魅力的でしたね。
例年多くの観覧客が訪れる花火大会、今回も例年同様に多くの人出が予想されますので、時間に余裕をもって来場するのがおすすめです。
また、9月になったとはいえ、まだまだ暑い日が続くかもしれませんので、熱中症対策もしっかりした上で、花火大会を楽しんでくださいね。