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夏休みのゲーム時間ルール、どう決める?守らせるコツと約束の作り方

更新日:2026年06月02日

投稿日:2026年05月26日

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夏休みに入ると、ゲームをする時間が一気に増えます。
「何時間までならいいの?」「決めたのに守れない」という悩みを持つ親御さんは少なくありません。
本記事では、親子イベントの現場で多くの子どもたちと接してきた経験をもとに、夏休みのゲームルールをどう決めるか、そして長続きさせるためのコツをまとめました。
「守らせる」より「一緒に決める」という視点が、うまくいくかどうかの分かれ目です。

 

なぜ夏休みはゲーム時間が問題になりやすいのか

学校がある日は、時間割や放課後の活動が自然なリズムをつくってくれます。
しかし夏休みは、その構造がなくなります。
朝から夜まで自由な時間が続くため、ゲームの時間が際限なく伸びやすくなります。

これまでに4,000件以上の親子向けイベントを運営してきた経験から言えることがあります。
夏休み中にイベントへ参加したご家庭の保護者の方からよく聞くのが、「家にいるとゲームかYouTubeだけになってしまう」という声です。
外に出て体を動かしたり、何かを作ったりする体験が減ると、子どもの気持ちの落ち着きや集中力にも影響が出やすくなります。

文部科学省が行っている全国学力・学習状況調査によると、1日に1時間以上ゲームをする小学生はおよそ76%にのぼります。
夏休み中はさらに増える傾向があるため、ルール作りの必要性は高まります。

 

時間の目安はどう考えるか

「何時間まで」という問いに、万人共通の正解はありません。
ただ、家庭でのルール作りの出発点として、参考にできる目安はあります。

国立病院機構久里浜医療センターが公表した全国調査の結果によると、平日のゲーム時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になる傾向があるとされています。
この知見を踏まえて、平日は1時間以内・休日はその延長で設定している家庭が多いようです。

一方で、時間だけで管理するよりも「何時まで」と終わりの時刻を決めるほうが、子どもにとって見通しが立ちやすくなります。
「19時まで」のように時間帯で区切ると、食事・お風呂・就寝といった生活リズムとも連動させやすくなります。
ゲームの途中でいきなり「やめなさい」と言われると子どもは気持ちの整理がつかないため、「このステージが終わったら」や「あと10分で」など、終わりへの移行を事前に伝えることも効果的です。

夏休みは平日・休日の区別がないため、「1日の時間」よりも「1日のスケジュール」の中でゲームの位置づけを決めることが実践的です。

 

子どもが納得するルールの作り方

親が一方的に「1日1時間まで」と決めるより、子ども自身に考えさせることが長続きのカギです。

自分で決めたルールは守りやすい、という傾向は、子育ての現場でも繰り返し確認できます。
イベントの運営でも、子どもが自分で「次はこれをやる」と選んだときと、「やりなさい」と言われたときでは、取り組みの深さが明らかに違います。
時間のルール作りも同じです。

親子でルールを作るときのステップは以下の通りです。

まず、子どもに「1日どれくらいゲームをしたいか」を聞きます。
次に、「宿題や手伝いはいつやるか」「何時に寝るか」を一緒に確認します。
そのうえで、「じゃあゲームは何時から何時までにしようか」と子ども自身に決めさせます。
親の希望と子どもの希望がずれる場合は、理由を説明しながらすり合わせを行います。
最後に、決めた内容を紙に書いて貼っておくと、「言った・言わない」の混乱を防げます。

このプロセス自体が、子どもに時間の使い方を考える力を育てます。

ルールを守れなかったときどうするか

「守れなかったら叱る」だけでは、ルールへの抵抗感が強くなります。
守れなかった原因を一緒に考えることが、次につながります。

「なぜやめられなかったか」を子ども自身に言葉にさせてみてください。
「友達と一緒にやっていたから終われなかった」「ゲームが盛り上がっていたから」など、理由が出てきます。
その理由をもとに、ルール自体を少し見直すことも選択肢に入れましょう。

ルールを守れたときはきちんと認めることも大切です。
「ちゃんとやめられたね」という一言が、子どもの自己管理の力を育てます。

また、夏休み全体を通じて同じルールで固定するのではなく、2〜3週間ごとに「今のルールはうまくいってる?」と振り返る機会を設けると、柔軟に調整できます。
子どもの成長とともにルールも変わっていくものだという姿勢を親側が持つことで、ルール作り自体がポジティブな経験になります。

ゲーム以外の選択肢を一緒に増やす

ゲーム時間を減らしたいなら、代わりに「楽しいと思えること」を増やすことが近道です。
ゲームを「禁止」や「制限」として扱うだけでは、子どもの不満が溜まりやすくなります。

イベントの現場でよく見られるのは、工作や料理、動物とのふれあいなど「手と体を使う体験」をした後に、子どもの気持ちが明らかに満たされているという光景です。
夏休みは普段できない体験に挑戦できるまとまった時間でもあります。

「ゲームをやめさせる」ではなく、「ゲーム以外にも楽しいことがある」と子どもが感じられる環境を作ることが、長い目で見て効果的です。
工作キットや料理のお手伝い、近くの公園での外遊び、親子で参加できるワークショップなど、選択肢はたくさんあります。
夏休みの計画を子どもと一緒に立てることで、ゲーム以外の活動が自然と組み込まれていきます。

まとめ

夏休みのゲームルールは、親が一方的に決めるより、子どもと一緒に話し合って作ることが長続きのコツです。
時間の目安を参考にしながら、「何時まで」という終わりの時刻を軸に、生活リズムと組み合わせて設定してみてください。
守れなかったときは叱るだけでなく、理由を一緒に考えてルールを見直す機会にすることが大切です。
ゲーム時間を減らすことと同じくらい、夏休みに体験できることを増やすことにも目を向けてみてください。

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