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きょうだいげんかが絶えない。親はどこまで口を出す?年齢別の関わり方と「放置でいい」理由

投稿日:2026年06月30日

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毎日のきょうだいげんかに、もうくたびれてしまっていませんか。
「また始まった」とため息をつきながら、気づけば怒鳴ってしまって、そのあと罪悪感——そんな繰り返しを送っているお母さんは、決して少なくないですよね。
弊社イベントプラスは2015年の設立以来、累計10,000件以上の親子向けイベントを企画・運営してきました。
その現場で見てきた「きょうだい連れ家族のリアル」をもとに、この記事では年齢別の関わり方と、親が少し楽になれる考え方をお伝えします。
完璧な解決策ではなく、「今日1つだけ試してみる」ヒントとして読んでみてください。

 

きょうだいげんかは「絶えなくて当然」と思うことから始めよう

イベントプラスのワークショップ会場には、毎週たくさんのきょうだい連れの家族が訪れます。
会場に到着する前から、すでにきょうだいでもめている——そういうご家族は、実は珍しくありません。
車を降りた瞬間から険悪な空気、受付でどちらが先に名前を書くかで揉める、というシーンも日常です。
「うちの子だけ?」と心配になることはありますが、きょうだいというのは最も身近な他人です。
遠慮なく感情をぶつけられる相手がいるということは、それだけ安心できる関係があるということでもあります。

ここで1つ、目標設定を変えてみることをおすすめします。
「けんかをゼロにする」ではなく、「疲弊しない程度に付き合う」へのシフトです。
ゼロを目指すと、けんかのたびに親が消耗します。
「多少のけんかは起きるもの」と前提を変えるだけで、1回1回の消耗度がぐっと下がります。

 

年齢別に見る「けんかの中身」と親の関わり方

3〜5歳ごろ:物と食べ物の取り合いが中心

この年齢のきょうだいげんかは、おもちゃ・おやつ・座る場所など「目の前の物」をめぐって起きることがほとんどです。
「あっちの方が多い」「こっちは小さい」という量や大きさへの敏感さも、この時期の特徴です。

この年齢に有効なのは、言葉での説得よりも「物理的な解決」です。
同じものを2つ用意する、席を離す、どちらかを別の部屋に連れていく——これだけで収まることが多いです。
「なぜ取ったの?」と原因を掘り下げても、3〜5歳の子どもはまだ自分の気持ちをうまく言語化できません。
言葉で理解させようとするより、場の状況を変える方が早く落ち着きます。

イベントプラスのワークショップでも、1家族に1セットの材料しか用意できない場面では親が分け方に苦労することがあります。
一方、材料を十分に用意できているときは「2人ともたっぷりある」という状況が、不思議とその場のもめ事を減らすことに気づきました。

6〜9歳ごろ:公平感・対等感・ルールの押しつけに変化

小学生になると、けんかの内容が変わってきます。
「あの子だけずるい」「なんで私だけ?」という公平感・対等感への訴えが増え、お小遣いの差やゲームの時間など、ルールそのものへの反発も出てきます。
自分の論理を相手に押しつける形のもめ事も、この年齢から増えてきます。

この年齢では、少しずつ気持ちを言葉にさせるサポートができるようになります。
「あなたはどう感じた?」「相手はどう思っていたと思う?」と問いかけると、自分で整理できることが増えてきます。
ただし、すぐに効果を求めないことが大切です。
1回聞いて終わりではなく、積み重ねていくものと考えてください。

 

親が「裁判官」をやめると、少し楽になる

きょうだいげんかで親が最も消耗するのは、「どちらが悪いか」を決めようとするときではないでしょうか。
両方から言い分を聞いても、真実は分からないことの方が多いです。
「よく分からない、両方言い分がある」で終わらせていい場面は、実はたくさんあります。

すぐに判断を下さないという選択肢を持っておくと、親自身がぐっと楽になります。
特に小さい子が絡む場合は、物理的にその場を離す・別の部屋に連れていくだけで、けんかが自然に収まることもあります。
その場から「逃げる」こともまた、立派な対応の1つです。

親の中に「暴力が出たときだけ即介入、それ以外は見守る」というシンプルなラインを持っておくことをおすすめします。
このラインを決めるだけで、毎回「介入すべきか」と悩む消耗がなくなります。
いつも正しい判断をしなければいけない、という重荷を少し下ろしてみてください。

 

上の子にも下の子にも「対等」を伝えるのは難しい

「おさがりを使わず、できるだけ同じ体験をさせたい」と思っているお母さんは多いですよね。
その気持ちは、どちらの子どもにとっても大切にされていると感じられる理由になります。

ただ、同じ対応をしても、子ども自身の受け取り方は違います。
上の子と下の子は、同じ親から生まれた違う人間です。
同じ体験をさせても、同じように感じるとは限りません。
「なぜ同じにしてあげたのに満足してくれないのか」と悩まなくていいです。
感じ方が違うのは、子どものせいでも親のせいでもありません。

気をつけておきたいのは、「上の子だから我慢して」という言葉です。
この言葉は、上の子の中に「自分は損をしている」という感覚を少しずつ積み上げていきます。
どちらかを一方的に叱らないことだけを意識するのが、現実的な一歩です。

また、物理的な距離感も意外と効果があります。
自分だけの引き出し、自分のスペース、自分だけが使えるものがある——そういう「自分の領域」を確保してあげることで、けんかの頻度が下がることは現場でもよく見てきました。

 

場を変えることで、きょうだいの空気がリセットされることがある

家の中でずっと一緒にいる時間が長いほど、けんかが増えやすいと感じています。
弊社の運営現場でも、「家では毎日もめているんですけど」とおっしゃっていた親御さんが、ワークショップが終わった後に「今日は珍しく仲良かったです」と言っていただけることがあります。

工作中にお兄ちゃんが妹の手伝いをしていた、いつもは張り合っている姉弟が互いの作品を褒め合っていた——そういう場面は、10,000件以上のイベント運営の中で何度も見てきた光景です。
外に出る、体を動かす、何か一緒に作るという体験が、きょうだい間の空気を変えるきっかけになることがあります。

ただし、これを「けんかの解決策」として期待しすぎないことが大切です。
あくまで「気分転換」「環境のリセット」の一つとして、選択肢に加えておく程度でちょうどいいです。
効果を求めすぎると、うまくいかなかったときの落胆が大きくなります。
「外に出たらちょっと変わるかも」くらいの気持ちで試してみてください♪

 

まとめ

きょうだいげんかをゼロにしようとしなくていいです。
3〜5歳のうちは言葉より物理的な解決、6歳以上になったら少しずつ気持ちを言語化させるサポート——年齢に合わせて関わり方を変えていくだけで十分です。
どちらが正しいかを決めなくていい場面は多く、暴力が出たときだけ介入してあとは見守る、というシンプルなラインを自分の中に持つだけで、親自身がぐっと楽になれます。
今日は「裁判官をやめる」ことを、1つだけ試してみてください。

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