みなさんのおうちに「だるま」はありますか?
倒してもまた起き上がる、小さなお子様の遊び相手となっている「だるま」もあれば、選挙当選や受験合格、家内安全や商売繁盛を願って供える縁起物の「だるま」など、昔から日本人に馴染み深い「だるま」。
願掛けの「だるま」は、最初両目は白く、まずは願い事を心に念じながら片目に黒を入れて、当選や合格、といった願いが叶った時にもう片方の目に黒を入れる、とされています。
実はこの「だるま」を飾る期間は1年ほどで、もし1年たって願い事が叶わなかったとしても、「1年間、一緒に戦ってくれてありがとう!見守ってくれてありがとう!」の感謝の思いを込めて、片目に黒を入れ、供養(お焚き上げ)するのだそうです。
西新井大師では、節分の日の午前に「だるま供養」が行われています。
1年間、願掛けのために飾られていた「だるま」をこの日に燃やして供養する、という伝統行事で、全国でも最大規模とされています。
奉納された「だるま」は、境内の庭に数万個も積み上げられ、山伏のほら貝、僧侶の読経が響き渡る中、厳かに火がつけられます。
つとめあげた「だるま」が、瞬く間に燃え上がり、煙と炎に包まれる様子は、壮観でもあり、感慨深くもあります。
午後からは、本殿で節分の豆まきも行われます。
山門までの参道には、お土産屋や団子屋などの出店が軒を連ねていますので、ぜひお立ち寄りください。
もちろん、新しい「だるま」も売っています。ご家族で、新しい「だるま」を囲んで、願い事を語り合う、そんなひとときを過ごされてはいかがでしょうか。
「だるま」の受け取りは、一年を通して行っています。
詳細は、公式サイトにてご確認ください。
公式サイトはこちらから