子どもの教育資金が必要なことは分かっているけれど、
「学資保険って必要なの?」
「学資保険って自分に向いてるの?」
と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よく耳にする学資保険ですが、全員が必要なものではありません。
今回はどんな人に学資保険が必要なのかを、わかりやすく紹介します。ぜひ「自分はどっちだろう・・・?」と考えながら読んでいただければと思います。
そもそも子どもの教育資金ってどれくらい必要なの?
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学資保険の加入を考える上で、そもそも子どもの教育資金が将来いくら必要なのか気になりますよね。
幼稚園から高校までの公立・私立の教育費を見ていきましょう。
出典:文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」「平成29年度 私立高等学校等の生徒等納付金平均額」をもとにエフピー教育出版試算
公立 | 私立 | |
幼稚園教育費 | 701,841円 | 1,506,536円 |
小学校教育費 | 1,933,860円 | 9,356969円 |
中学校教育費 | 1,435,662円 | 4,169,226円 |
高校教育費 | 1,352,586円 | 3,282,860円 |
※教育費は入学金・学校教育費・学校給食費・塾など学校外活動の合計金額。
出典:文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」「平成29年度 私立高等学校等の生徒等納付金平均額」をもとにエフピー教育出版試算
自分の家庭でどれくらいの教育資金が必要なのか、イメージがつきましたでしょうか?
合計金額はかなりの金額になりますね。さらに、これは1人当たりの金額になるので、子どもが2人ならこの2倍、3人なら3倍になります。また、大学に通う場合はこの金額に大学の教育費も加算されます。そして、最近はやりの海外留学を希望している場合は、さらに金額が上乗せされます。
金額だけ見ると「こんなに貯められない」と思う方もいらっしゃると思います。
確かに一気にこの金額を作るのは難しいですが、今のうちからコツコツ貯めることで、将来のまとまった教育資金を作ることが出来ます。そして、その貯蓄方法の一つが学資保険なのです。
教育資金はいつから準備したらいいの?
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気になる教育資金の準備開始時期ですが、お子さま誕生時が57%と最も多く、次いで幼稚園・保育園入園前が18,8%となっており、多くの方が早期に資金準備を始めているのが分かります。
(出典:セールス手帖社保険FPS研究所「平成26年 サラリーマン世帯生活意識調査」)
子どもが生まれてからすぐ教育資金を準備した割合が57%もあるなんて、驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?あの忙しい子育ての中、しっかりと将来を見据えて動き出している家庭が半数を超えているんです!世の中のパパ・ママは、子どものために早め早めの対策をしていることが分かりますね。
学資保険が自分に必要かどうか、一緒に考えてみましょう
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教育資金を貯める方法の一つである「学資保険」ですが、一体どんな人に必要なのでしょうか。
ここでは学資保険が必要な人・不必要な人の特徴をご紹介します。ぜひ自分がどちらのタイプか考えながら読んでみてください。
学資保険が必要な人はこんな人!
①コツコツ自分で貯めるのが面倒に感じる人
学資保険は毎月決まったタイミングで、決まった金額が自動的に引き落とされます。そのため、自分で貯める金額を考えたり銀行に預けに行くなど、面倒な作業はありません。
強制的に引き落とされるからこそ、「今月使いすぎてしまった・・」という月でも、必ず貯まっていきます。
今までに500円玉貯金をしたけれど、「何度か引き出してしまったことがある・・」という方!学資保険は簡単に引き出しができないので、確実に貯めることが出来ますよ!
②お得が好き!損をしたくない人
学資保険では、多くの場合預けた金額以上の保険金を受け取ることができます。
最近はどこの金融機関でも、定期預金で預けても金利は低く、増える金額はごくわずかです。それに比べて学資保険は預けた金額を100%とすると、100~108%になって返ってきます!とってもお得ですよね。この利率は金融機関では難しく、学資保険ならではの特徴です。(ただし、途中で解約してしまうと元本割れしてしまうので注意してください。)
また、他に資金を増やす方法として、株式投資や投資信託で増やす方法もあります。
けれども、毎日株価の確認をしたり、株を売買したり、自分の時間を費やす必要もあります。さらに、元本割れのリスクも常に付きまといます。
子供の手が離れ時間にゆとりができたら取り組めるかもしれませんが、育児をしながらはなかなか難しいです。ですが、学資保険では預けているだけでいいので、育児をしながらでもしっかりと増やすことができるんです。
③万が一の場合にも、家族に教育資金を残したい人
学資保険には、契約者が死亡した場合、それ以降の保険料の払い込みが免除される特約が付いていることが多いです。
しかも、保険料の払い込みが免除された場合でも、所定の年齢に達した際に受け取れる進学学資金や保険期間満了時に受け取れる満期学資金など、当初予定していた通りの保険金を受け取ることができます!
学資保険にはこの特約があるため、万が一のときでも安心して子どもに教育資金を残すことが出来るのです。
学資保険が不必要な人はこんな人!
①コツコツ貯めることが出来る人、自分のペースで貯めたい人
コツコツ貯蓄をするのが好き人・得意な人、いますよね?そういう方は、学資保険で貯めなくても大丈夫です。学資保険の一番の特徴は確実な貯蓄ができる点なので、この特徴が不要な方は、わざわざ学資保険に加入する必要はありません。
また、自分で考えながら貯蓄したい方も、学資保険は必要ありません。
学資保険に加入してしまうと、毎月強制的に一定額が引き落とされてしまうので、自分で好きなように貯める金額を調整することが出来なくなります。今まで通り、自分のやり方で貯金していくことをおすすめします。
②自分で積極的に資金を増やしたい人
学資保険では積み立てたお金を自由に引き出したり戻したりすることが出来ません。ですので、株式投資や投資信託で積極的にお金を増やしたい方にとって、学資保険は不便に感じることが多いです。
また、株式投資や投資信託で成功している人にとっては、「学資保険の利率は低い」と感じられるでしょう。ドル建てを除く学資保険は最大108%ほどの返戻率なので、株式投資や投資信託に比べるとどうしても低い利率に感じてしまいます。
まとめ
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今回のコラムで、学資保険が自分に必要か不必要か分かり、今後の方針が決めやすくなりましたね。
学資保険が不必要だった人は、このまま自分の方法で引き続き教育資金を貯めていきましょう。
学資保険が自分に必要だと分かった人は、今すぐ学資保険の加入を検討しましょう!
何から始めていいか分からない方は、まずはお近くの保険代理店や保険プランナーに相談してみてはいかがでしょうか。最近は無料で相談に乗ってくれるお店が多いので、気軽に相談することができます。もちろん、契約せずに話を聞くだけでも大丈夫ですよ!
また、自宅に説明に来てもらうこともできるので、妊娠中で移動が大変な方やお子さまがいて外出が難しい方でも安心して話を聞くことが出来ます。店舗によっては相談するだけでお米やハンドタオルがもらえるなど、色んなキャンペーンをしているお店もあるので、ぜひ色んな店舗をチェックしてみてください。