みなさんは、人生で初めて映画館で映画を見た日のことを覚えていますか?大きなスクリーン、大きな音で見る映画は迫力があって、大人にとってはとても楽しいものですが、お子さんにとっては大きい音や光にびっくりしやすいですし、暗い場所はとても怖く、約2時間もの長い間じっと静かに映画を集中して見ることも大変なものです。
そんな映画館デビューは、いろいろな失敗談や逆にお子さんの新たな一面を見られたりと思い出に残ることも多いのでは?ということで、東京イベントプラスでは今回、”映画デビュー”について35名のママ・パパにアンケートを実施いたしました。
これから映画館デビューを考えているママパパには参考になるエピソードも多いかもしれませんので、是非参考にしてみてください!
目次
1.何歳から映画館に連れて行くべき?親子で楽しむ映画デビューのポイント
アンケート① お子さんが何歳の時に初めて映画館に連れて行きましたか?
結果は、なんと2歳が一番多い結果に!
2歳児ごろからは2語文以上の会話ができるようになったり、人やモノの判別はもちろん名前があることを理解できるようになるので、好きなキャラクターが出てくる映画を見るために映画館デビューをするご家族が多いのかもしれませんね。
また、兄弟や姉妹がいるご家庭では兄弟姉妹で一緒に映画館デビューしたご家庭もあり、年齢によってリアクションが違うなど思い出深い映画館デビューをしたご家族もいらっしゃいました。
他にも2019年からのコロナ禍によって、映画館デビューがなかなかできなかったというお子さんも。コロナが明け、映画館デビューだけでなく今までできなかった様々なデビューを迎えたお子さんも多いのではないでしょうか?
チケット料金
映画館によってチケットの料金及び幼児の年齢区分は違いますが、ほとんどの映画館で3歳からチケット料金が発生します。2歳で映画館デビューをするご家庭が多いのはこれが1つの理由でもあるようです。
子連れの映画で気を付けたいポイント
まず子連れでの映画では、見ることが出来ない作品があるのをご存知ですか?
1つは、映画の終映時間が23時を過ぎる場合です。都道府県毎に定められた青少年育成条例により、終映が23時を過ぎる上映回には18歳未満の方は保護者同伴でも見ることが出来ません。ちなみに、大阪府では、16歳未満の方は保護者同伴でない場合、終映が19時を過ぎる上映回は見ることが出来ず、岐阜県と高知県では、保護者同伴でない場合、終映が22時を過ぎる上映回は見ることができません。あらかじめチェックしてから映画館へ行きましょう。
もう一つは、映倫(映画倫理機構)が出している4つの区分です。
そもそも映倫とはは、映画が観客に与える影響を考慮して、年齢に応じた適切な区分を設けるための機関です。特に子どもが映画を観る場合、内容が年齢にふさわしいかどうかを知ることができるため、ママパパがお子様と見る映画を選ぶ際には確認したいポイントです。
映倫の4つの区分
1.G(General)
全年齢対象の映画です。暴力的な描写や過激なシーンが一切なく、小さな子どもから大人まで安心して観ることができます。家族で楽しむのに最適です。
2.PG12(Parental Guidance under 12)
12歳未満は保護者の助言・指導が必要です。一部に少し刺激のあるシーンや難しいテーマが含まれることがあるため、保護者が一緒に観て説明してあげることで安心して楽しめます。
3.R15+(Restricted 15+)
15歳以上が対象の映画です。15歳未満の子どもは観ることができません。暴力的な描写や性的なシーンが含まれるため、大人向けの映画と言えます。子ども向けではないので注意が必要です。
4.R18+(Restricted 18+)
18歳以上が対象です。18歳未満は鑑賞できない映画で、特に過激な内容や性的表現が多く含まれます。親子で観る映画としては適していないため、選ぶ際は注意しましょう。
このように、映倫の区分は親が子どもに適した映画を選ぶ際の大切な目安です。家族で映画を楽しむときには、年齢に合った作品を選び、安心して観られるようにしましょう。
アンケート② 映画館デビューをした際の映画は何でしたか?
第1位は、「それいけ!アンパンマン」のシリーズとなりました。アンパンマンの劇場版は、1989年から毎年(2020年は新型コロナウィルスのため公開延期)夏に公開されて、2024年時点で35作品もの映画があります。毎年夏に映画が公開されるので、夏休みの思い出に涼しい映画館で映画デビューを迎えるお子さんも多い結果となりました。
同じく、長年愛されている「映画ドラえもん」のシリーズが第2位となりました。こちらも
毎年(2005年は声優交代のため公開されなかった)3月に劇場版が公開され、1980年から2024年現在で43作品もの映画があります。
お子さんだけでなく、ママパパも映画館デビューの時に見た映画がアンパンマンだったという方もいるのではないでしょうか。
第3位には、2023年4月に公開された「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。こちらは、世界約60か国以上で公開された映画です。世界の子どもたちもこの映画で映画館デビューをした子も多いかもしれませんね。また、2026年4月に続編の公開が発表され、楽しみな作品です。
同率4位として「パウ・パトロール・ザ・ムービー」「映画きかんしゃトーマス」がランクイン。
「パウ・パトロール・ザ・ムービー」は、2024年に初めて映画化されたアニメ作品です。全国のイオンシネマを中心に公開され、映画館デビューを応援する企画として上映していた映画館も多かったので、映画館デビューとして参加された親子も多かったようです。
「映画きかんしゃトーマス」も長年愛されているアニメ作品でたびたび劇場版として映画化されており、2001年から22作品もの映画があります。そして、アニメ放送では2022年から、映画作品では2023年にキャラクタービジュアルや声優が代わりリニューアルされ、また人気作品となりました。
他にも、プリキュアや名探偵コナン、クレヨンしんちゃんなどの毎年劇場版が公開される映画も投票されていました。どれもテレビ放送されているアニメ作品が多く、毎週楽しみにしているお子さんが劇場版を見に映画館を訪れることが多いようです。
2.エピソード
アンケート③お子さんの映画館でのエピソードを教えてください!
暗いのと音が大きいと怖がるので、こどもに対応してくれている映画館へ行きました。周りも家族連れだし、とっても楽しめてました。
子どもOKの映画&映画館だったので、真っ暗にはならず、音も控えめで映画デビューには最高でした^ ^
やはり小さなお子さんにとっては、暗く大きな音が出る映画館は怖いものですよね。そんなお子さんに対応してもらえる映画館はたくさんあるので、映画デビューの際には利用したいものですね。
暗くなった時はビックリしていたがプリキュアを応援していた
純粋なお子さんは、意外に大人よりもストーリーの中に入り込むことができるのかもしれませんね。
今では、場内で声を出したりしてもOKな「応援上映」というものがあります。それを利用してお子さんも飽きずに参加することができたらいいですよね。プリキュアの映画では、入場特典として応援用のライトが配られ、クライマックスで戦うシーンでは客席の子どもたちがそのライトを掲げて応援することでプリキュアたちが強くなるという参加型の演出がされているそうですよ。
そんな中、お子さんが一生懸命スクリーンの中のプリキュアに向かって応援している姿はとても可愛い姿だったと思います。
退屈して泣き出すかと思いきや、予告からじーっと見ていて、成長を感じました!やはり3歳間近になると違うものだなと実感しました
何かのデビューのタイミングは、やはりお子さんの成長を感じられる瞬間ですよね。
初めての映画館では、やはり1回は途中トイレに行きました。親もストーリーが気になって仕方なかったです。
ラストのいいところでトイレに行きたいと言われ急いで行きましたが、戻ってきた時にはエンドロール・・・
大人でも映画の最中にトイレに行きたくなってしまうことってよくありますよね。子どもは大人に比べ、トイレの頻度も高いものなのでこれは仕方がない問題かもしれませんね。事前にトイレの場所を確認しておくのがおすすめです。
その他アンケートで頂いた体験談
“アンパンマンの歌や活躍が好きな娘にとって、1時間は長く好きなのにも拘らず寝てました。
歌が流れると起き上がりリズムにのってました”
意外に静かに見てました。ポップコーンとか買ったら多分兄弟であっちが多く食べたとか喧嘩になってたと思います。
映画中盤は、「いつ終わるの〜」と中だるみ&飽き時間が必ずやってきます…クライマックスに差し掛かるとなんとか持ち直し集中。親としては、最後まで見切れるかいつもヒヤヒヤしてます💦
ポテトフライを食べるのを忘れるくらいに集中して観ていた
トーマスの発表披露試写会に当選して初めて映画館で映画を見ました。
“暗くて、涼しくて
ねてしまいましたー😅いつもは、お昼寝せず遊びまくるのに!!”
ポップコーンとジュースに夢中で映画を見てないのではないか?と感じました
ずっとコロナ禍で連れて行ってあげられず、やっとデビュー。大画面大音量にビックリしながらも、怖いシーンでは顔を伏せたりおかしなシーンでは大笑いしたり、子供らしい反応に癒された。
意外にも最後まで見れてました。上記の映画は少し短めだったのがよかったかもしれません。
歌で一緒に歌い始めた
ポップコーンを食べるのに夢中でほぼ映画を観ていなかった
最初のCMが長いので、まだ?まだ?とずっと言っていましたが、始まってからは集中してみていました。
3.まとめ
いかがでしたか?アンケート結果やエピソードから、お子さまの映画館デビューはママパパにとっても成長を感じられる大切なイベントのようですね。初めての映画館体験では、お子さまが楽しむために様々なポイントを確認して映画と映画館を選ぶことが大切です。また、お子さまが映画にどう反応するかを見守りながら、親子で一緒に映画を観る時間が素敵な思い出になります。これから映画デビューを考えている親子のみなさん、ぜひこの記事を参考にして素敵な映画体験をしてくださいね!