都心の南の洋上、はるか120 km先に浮かぶ大島には、海と山に囲まれ自然と動物を楽しめる大島公園動物があります。入園料金はなんと無料!溶岩や自然林を活かした動物園ではのんびりと過ごす動物たちの姿を驚く程身近な距離で見る事ができ、大人から子どもまで楽しめます。入場無料とは思えないほどの規模とクオリティですよ!
今回の記事では大島の基本情報、都心から大島へのアクセス、動物園の基本情報、子連れでのおでかけで事前に知りたい授乳室やおむつ替えスペース、お弁当など飲食物の持ち込みなどの情報を調べてまとめました。最後までぜひお読みください!
目次
1. 大島について
出典:photo AC
大島は都心から120km南にある伊豆諸島最大の島です。
富士箱根伊豆国立公園に属しているため、島の約97%が自然公園法によって護られています。そのため雄大で美しい自然景観と生態系が十分に保護されているのです。
島の中央部にそびえる三原山は標高758m。現在も火山活動を続けています。
2. 東京都立大島公園動物園について
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東京都立大島公園内にある動物園の歴史は古く1935年に開園しました。
飼育されている動物は約60種類で、400匹の動物を飼育・展示しています。
園内は大島の雄大な自然がそのまま利用されていて圧巻です。
園内に入って右手にあるフライングゲージは大島に自生する、ヤブツバキやオオシマザクラの自然林を利用しています。ゲージの大きさは約53m×42m×13mで、国内最大級の規模を誇ります。ケージ内には池や沼、湿地、丘陵地帯があり、フラミンゴをはじめとした鳥類と、カピバラ、ワラビー、ノウサギがのびのびと暮らす姿を驚くほど身近な距離でじっくりと観察できます。
園内に入り左手にあるサル島は国内最大級のサル山で、噴出した溶岩がそのまま活用されています。なんと1周約300m!とても大きいですね。
溶岩のサル山では岩にちょこんとワオキツネザルが腰掛けていたり、そのすぐ隣で茶色の毛並みを持つバーバリーシープがのんびりと日向ぼっこをしています。
海と山に囲まれた雄大な自然の中で少しノスタルジックな雰囲気のあるこの動物園はゆったりとした時間が流れ、一日中いても飽きない心豊かな時間を過ごすことができます。
住所:東京都大島町泉津字福重3号
電話番号: 049-922-9111
営業時間:通年8:30~17:00
入園料金:無料
駐車場:あり(無料)
ホームページはこちら
アクセス
元町港・岡田港・大島空港より、大島公園行バスにて終点「大島公園」から徒歩2分。
バスの乗車時間は元町港からは約30分、岡田港からは約13分、大島空港は約24分です。
3. 子連れで楽しめるイベント
出典:photo AC
動物園では動物とふれあえるイベントが行われています。
イベントは天候や動物のコンディション、その他動物園の判断で中止となりますので、イベント開催につきましては、おでかけ前に動物園のホームページを必ずご確認ください。
ふれあいイベント
うさぎやモルモットなどの小さな動物とふれあうことができます。
場所:なかよし広場
開催曜日:土・日
開催時間:11:00~12:00
餌やり
園内の売店で販売されている葉物や落花生を購入すると、アライグマやアルパカ、ラクダなどの一部の動物に餌をあげることができます。
来園記念のプレゼント
動物園入り口のすぐ隣のインフォメーションセンターで来園者1人につき記念品を1個プレゼントしています。
記念品は毎年変わっていて、過去にはキーホルダー、マグネット、缶バッジがプレゼントされました。
記念品は動物園のロゴマークや園内の動物たちの写真が入ったものですので、来園の記念になり、来園者にとても喜ばれています。
4. 子連れでのおでかけで気になるポイント!
子連れでのおでかけで心配なベビーカーでの入場や授乳室、おむつ替え、飲食の持ち込みなどについての情報をまとめました。
①年齢制限なし!
年齢制限はなく0才の赤ちゃんから入園できます。
②ベビーカー入園可!
ベビーカーのまま入園できます。小さなお子様連れでも安心ですね。
③飲食の持ち込み可!
お食事の持ち込みができます。
ただし、持ち込んだ食べ物を動物に与えないでください。
また、ふれあいイベント中の飲食はご遠慮ください。
④授乳室あり!
動物園の入り口を入ってすぐ右の大島公園事務所に授乳室があります。
動物園を散策する前に一度、授乳と休憩ができますね。
⑤おむつ替えスペースあり!
動物園のほぼ中央の「なかよし広場」のすぐ近くにおむつ替えのできるお手洗いが完備されています。
⑥お手洗いをはどこ?
お手洗いは動物園の入り口付近と中央の「なかよし広場」の近くの2カ所に設置されています。子どもが急におトイレに行きたくなっても、場所を事前に把握しておけば安心ですね。
5. 大島の気候について
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伊豆大島は海洋性気候ですので、東京都心と比較すると、夏はコンクリートの照り返しもないため、涼しく過ごしやすく、冬は暖かいです。
南の洋上の島 = 南国というイメージがあるかもしれませんが、冬はそれなりに寒いです。
島の椿のベストシーズンである1〜3月の気温は7〜10℃で、風が吹き寒く感じるので、マフラーや手袋、コートが必要です。
また、夏は8月に最高気温37.5℃を超える日もありますので、日焼けや熱中症対策をしっかりしましょう。
島の約97%が自然公園法によって保護されていますので、おでかけの際にはハイヒールやサンダルではなく、履き慣れたスニーカーで行かれるのがいいですね。
6. 大島へのアクセス
出典:photo AC
大島へのアクセス方法は船と飛行機です。
船で行く場合
東京と神奈川から船で行くことができ、運行は1日一便です。
【所要時間のめやす】
東京・竹芝から:大型客船の夜行便で6時間
東京・竹芝から:高速ジェット船で1時間45分
久里浜から:高速ジェット船で1時間
熱海から:高速ジェット船で45時間
伊東から:高速ジェット船で35時間
時刻表はこちらから
運賃はこちらから
飛行機で行く場合
運行のタイムスケジュールは月や曜日によって異なりますが、毎日1〜2便運行しています。
【所要時間のめやす】
調布から:25分
時刻表はこちらから
運賃はこちらから
まとめ
大島には同じ都内でありながら、とても遠くにある島というイメージがありますが、高速ジェット船でたった1時間45分。あっという間におでかけできる場所です。
そして大島公園動物園は年中無休で無料で入場できる、自然豊かな動物園です。
週末の家族でのおでかけや小旅行におすすめのスポットですので、ぜひ訪れてください!