小さいお子さんを育ているお母さん、子どもの歯磨き方法は誰もが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
子供の歯が生え始めてくると歯磨きをスタートする時期になりますが、すぐに歯磨きを始めたのに、もう虫歯ができはじめている…といった悩みは尽きないですよね。
子どもが大きくなっても毎日仕上げ磨きまでしているのに、また虫歯ができてしまいどこが間違っているのか分からないと悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
1. 歯磨きをスタートする時期
子どもの歯が生えてきたらすぐに歯磨きを始めなければいけないと、焦ってしまうお母さんは多いのではないでしょうか。
しかし、生後6カ月〜9カ月ころの乳歯が生え始めたからと、すぐに歯磨きをスタートさせるというわけではなく、生後6カ月くらいの手遊びができるようになってから始めるのが良いです。
すぐに歯ブラシを持たせるのではなく、口に入れてもいい歯ブラシのようなおもちゃを使って口に持っていき、自分の口は自分でキレイにできるものと、まずは認識させることが重要になります。小さいときは、歯磨きに慣れていくことが大切です。
そうすることで、乳歯が生え揃う頃には歯磨きが習慣化し、基本的な歯を磨く事が当たり前になっていきます。
このころからスタートすれば、「歯磨きしなさい!」と怒る前に自分から歯を磨いてくれるような子になります。本格的な歯磨きのスタートは、乳歯が生え揃ったとき。小さい子はまだ、上手に指を使うことはできないので、パパとママが仕上げ磨きをすることが一番大切です。
早すぎず遅すぎず、歯磨きは楽しいものだと遊び感覚で教えていき習慣化させていくことが虫歯予防の第一歩になりますよ。
2. 正しい仕上げ磨き
出典:photoAC
子どもが一人で歯磨きをするようになり、だらだら歯を磨いているからといって「ちゃんと歯を磨きなさい!」など怒ったりしてはいけません。怒ってしまうと歯磨きを嫌いになっていまう可能性があるので、「上手だね~。綺麗に磨けてるね。」などと、たくさん褒めてあげましょう。
最初はちゃんと磨けてなくても大丈夫です。歯磨きをすることがまずは大切なのです。
なので最後に、しっかり大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。
朝と夜2回仕上げ磨きが出来れば一番ですが、朝は忙しくバタバタしがちではないでしょうか。朝に余裕がない方は、夜に仕上げ磨きをしてあげましょう。
パパやママの気持ちにゆとりがあるときではないと、子どもは歯磨きが嫌いになってしまいます。
とにかく最初のうちは歯磨きってとっても楽しいことだよ!と教えることが大切です。
仕上げ磨きは、小学生に入ってからも大人がやってあげるのが重要です。
早くても3年生くらいまで、小学校卒業まで仕上げ磨きをしてあげましょう。
小学生になったら一人で磨けるようになり、仕上げ磨きはもう必要ないと思っている方が多いのではないでしょうか?しかしそれは間違いです。
12歳までは大人の仕上げ磨きが必要です。小学生になると歯の生え変わりや、歯並びが複雑になり、お子さまの歯磨きだけでは磨き足りないので虫歯ができやすくなってしまいます。
磨き方は歯の「外側」「内側」「噛み合わせ」の順に磨いていくのが基本です。磨きにくい箇所は1本1本丁寧に磨いてあげましょう!
大人の方はペンを持つよう歯磨きを握って、優しく歯に当てます。歯をきれいにしたいからと力を込めてゴシゴシしてはいけません。
また、「糸ようじ」と「フッ素」の使用もおすすめします。
歯磨きだけではどんなに上手に磨いても落としきれていない汚れがあります。
一番虫歯ができやすい歯と歯の間を丁寧に綺麗にすることが重要です。
3. 気を付けたい食べ物
食べ物の中でも、おやつ選びは大切なポイントです。
特に3歳までは、チョコレートやキャンディではなく、おにぎりやパンといった糖分が少ないのがおすすめです。小さい時から糖分に慣れてしまうと良いことはありません。
それは、飲み物も一緒です。
実は、リンゴジュースやオレンジジュースといったジュースには、糖分がたくさん含まれているのです。ジュース類は、強い歯が出来上がるまではなるべく避けて、水やお茶などを飲むようにしましょう。
4. 歯磨き粉の選び方
年齢によって、歯ブラシはみなさん変えていますよね?
歯磨き粉はどうでしょうか。歯ブラシだけではなく歯磨き粉も虫歯をできにくくするポイントです。
歯が生え始めてまだ柔らかい歯には、フッ素を取り込みやすいので低濃度のフッ素入り歯磨き粉からスタートしてください。6歳頃からは、基本的には好きなものを選んでいただければOKです。
まとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか。
歯磨きを嫌がってしまう子はたくさんいますが、中々仕上げ磨きをさせてくれない子には、歌を歌ってあげるのもおすすめです。子どもの気を紛らわして、長いな~と感じさせないのがポイントです!
それでも嫌がってしまう子にはYouTubeなど見せてあげるのはどうでしょうか。
動画で分かりやすく歯磨きの楽しさを教えながら、仕上げ磨きをしてあげてくださいね。
▼こちらの動画がおすすめなので、参考にしてみてください。