春の訪れを知らせてくれる梅の花。私たちにとってはポピュラーな花の一種ですね。昔から梅の花にちなんだ和歌や芸術が多数あることから、古代より日本人に親しまれていたことが分かります。
花見といえば桜をイメージする方が多いと思いますが、実は東京には梅の花見ができる名所がたくさんあります!今回は東京の梅の名所から穴場まで子連れで鑑賞する梅見スポット15選をまとめました。子ども連れに嬉しいおすすめスポットもありますので、ぜひご覧くださいね。
目次
- 【文京区】梅園といえばここ!「湯島天満宮」
- 【文京区】水戸黄門にちなんだ品種の梅が咲く「小石川後楽園」
- 【文京区】江戸の二大庭園の一つ「六義園」
- 【墨田区】別名:新梅屋敷とも呼ばれる「向島百花園」
- 【墨田区】スカイツリーと梅の共演が楽しめる「小村井香取神社 香梅園」
- 【江東区】菅原道真公ゆかりの梅を愛でる「亀戸天神社」
- 【中央区】30万本の菜の花と梅が楽しめる「浜離宮恩賜庭園」
- 【板橋区】溜池で釣りも楽しめる!「赤塚溜池公園」
- 【港区】芝生でピクニック!「芝公園・梅林」
- 【新宿区】梅と桜を同時に愛でる「新宿御苑」
- 【世田谷】活発なお子さんにぴったり「羽根木公園」
- 【大田区】丘陵斜面で圧巻の梅林「池上梅園」
- 【府中市】広々とした敷地で見物!「府中市郷土の森博物館」
- 【日野市】京王百草園
- 【八王子】圧巻の10000本!「高尾梅郷」
- まとめ
【文京区】梅園といえばここ!「湯島天満宮」
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梅の名所として有名な「湯島天満宮」には、白梅を中心に17種類、約300本もの梅が植えられており、見頃に併せて約1か月間「文京梅まつり」が開催されています。期間中の土日にはさまざまなイベントが行なわれ、見物客を楽しませてくれます。日没から19:30まで梅がライトアップされますので、夜の違った雰囲気の梅を楽しむこともできますよ。
<梅の見頃>
2月中旬~3月上旬
【文京区】水戸黄門にちなんだ品種の梅が咲く「小石川後楽園」
【本日の梅林】後楽園を完成させたのは、梅をこよなく愛したといわれる水戸徳川家二代目藩主・徳川光圀(みつくに)。その名をつけられた早咲き品種の“光圀”が見ごろを迎えています。梅林全体では、2~3分咲きになりました。#小石川後楽園 #ツイッターで楽しむ庭園 pic.twitter.com/dEYd71Ytl5
— 小石川後楽園 (@KorakuenGarden) February 1, 2023
「小石川後楽園」は、江戸時代に水戸徳川家の江戸上屋敷内に造られた日本庭園です。
こちらでは、冬至、寒紅梅、豊後など約40種類、144本の梅が1月下旬から2月下旬にかけて見頃を迎えます。
中でも水戸黄門でおなじみの徳川光圀にちなんでつけられた「光圀」という珍しい白梅が見られるのもココならではですよ。
<梅の見頃>
1月下旬〜2月下旬
基本情報
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
入園料:一般 300円/65歳以上 150円 ※小学生以下&都内在住・在学の中学生無料
住所:文京区後楽1-6-6
TEL:03-3811-3015
アクセス:【電車】JR「水道橋駅」西口徒歩5分 他
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【文京区】江戸の二大庭園の一つ「六義園」
藤代峠のふもとの白梅が見ごろです。
ほんのり甘い香りがします。#庭園 #梅 #ツイッターで楽しむ庭園 #おでかけ #散策 pic.twitter.com/nI5Rb5sAr6— 六義園 (@RikugienGarden) February 16, 2023
小石川後楽園と江戸の二大庭園に数えられる「六義園」は、四季折々の花や木々を愛でるのに人気の日本庭園です。
特に春と秋に開催される枝垂桜や紅葉のライトアップはその美しさで毎年多くの方が鑑賞に来られます。そんな六義園でも冬の時期には園内にある約20本の梅が見頃を迎えます。園内にある茶屋で一服しながら園内を散策できるのもポイントですよ。
<梅の見頃>
1月下旬〜2月下旬
基本情報
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
入園料:一般 300円/65歳以上 150円 ※小学生以下&都内在住・在学の中学生無料
住所:文京区本駒込六丁目
TEL:03-3941-2222
アクセス:【電車】JR「駒込駅」南口より徒歩7分 他
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【墨田区】別名:新梅屋敷とも呼ばれる「向島百花園」
向島百花園の #梅 は、現在見ごろです。
明日25日(土)は植物研究家の先生と共に園内をめぐる『野草ウォッチング』、26日(日)は『すずめ踊り』を予定しています。詳しくはHP https://t.co/hQmNcaBJlEをご覧ください(・∀・)
みなさまのご来園をお待ちしております(*’ω’*)#ツイッターで楽しむ庭園 pic.twitter.com/9ZDwWtotRP— 向島百花園 (@MukoujimaGarden) February 24, 2023
1804〜1830年頃に造られたとされる「向島百花園」は、梅やハギなど約230種類の草木が楽しめる庭園です。
開園当初は約360本の梅の木が植えられたことから「新梅屋敷」として市民に親しまれてきました。そんな向島百花園では、毎年見頃の時期に合わせて梅まつりを開催。期間中は、梅を眺めながら歌を詠んだり、大道芸を楽しんだりなどイベントが盛りだくさんです。ぜひ、親子で楽しんでくださいね。
<梅の見頃>
2月上旬〜3月初旬
基本情報
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
入園料:一般 150円/65歳以上 70円 ※小学生以下&都内在住・在学の中学生無料
住所:墨田区東向島3丁目
TEL:03-3611-8705
アクセス:【電車】東武スカイツリーライン「東向島駅」徒歩8分 他
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【墨田区】スカイツリーと梅の共演が楽しめる「小村井香取神社 香梅園」
「小村井香取神社」の境内にある香梅園。こちらでは、85種、約120本の梅を愛でることができ、見頃の頃には梅まつりも開催されています。
また、ここからはスカイツリーもご覧いただけるので、梅とスカイツリーというユニークな共演も楽しめますよ。
基本情報
住所:墨田区文花2-5-8
TEL:03-3612-0878
アクセス:【電車】東武亀戸線「小村井駅」徒歩5分
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【江東区】菅原道真公ゆかりの梅を愛でる「亀戸天神社」
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学問の神様として信仰の厚い菅原道真公を祀る「亀戸天神社」。その道真公を語る上で欠かせないのが梅ですが、こちらでは梅をはじめ、藤や菊まつりも開催され、年間を通して美しい花々を鑑賞することができます。
毎年2月から3月にかけては梅まつりが開催。境内は赤やピンク、白の梅の美しい花と甘い香りを楽しむことができます。子どもたちの学力向上を祈願した後、梅の花を見物してみませんか?
<梅の見頃>
2月上旬~3月上旬
【中央区】30万本の菜の花と梅が楽しめる「浜離宮恩賜庭園」
We are blessed with beautiful weather in #Tokyo today. It sure is a perfect day for a little outing to, say, #HamarikyuGardens, isn’t it? Come take an afternoon stroll around the #garden and admire our beautiful #plumblossom, and #colza #flowers, the major feature of the garden! pic.twitter.com/CrbpABoFTa
— 浜離宮恩賜庭園 (@HamarikyuGarden) February 26, 2023
汐留駅より徒歩7分の場所にある「浜離宮恩賜庭園」は、東京ドーム5個分以上もの広さと豊かな自然が広がる庭園です。こちらには約130本の梅林があり、毎年多くの見物客が訪れますが、同じ時期に約30万本もの菜の花も見頃を迎えます!そう、こちらでは春の訪れを知らせる梅と菜の花を一度に楽しむことができるのです。都心のビル群を背景に梅と菜の花の鑑賞を楽しんでみてください。また、園内には売店やトイレ、授乳室もあるので小さいお子さん連れでも安心ですよ。
<梅の見頃>
2月~3月上旬
基本情報
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
入園料:一般 300円/65歳以上 150円 ※小学生以下&都内在住・在学の中学生無料
住所:中央区浜離宮庭園
TEL:03-3541-0200
アクセス:【電車】都営地下鉄「築地市場駅」/「汐留駅」・ゆりかもめ「汐留駅」徒歩7分 他
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【板橋区】溜池で釣りも楽しめる!「赤塚溜池公園」
「赤塚溜池公園」は、板橋十景に選ばれている自然が豊かで美しい公園です。名前の由来はかつて農業用水として使用していた溜池があったからだそう。
園内には約210本の梅が植えられており、例年3月上旬の週末には「赤塚梅まつり」が開催されています。武者行列や鉄砲隊の演武などさまざまなイベントや売店コーナーもあり毎年多くの人でにぎわいます。溜池では子どもからお年寄りまで釣りやザリガニを楽しんでいますよ。梅見を楽しんだ後に釣りもいいですね。無料で楽しめますが道具の貸し出しはないので釣り具は持参となります。
<梅の見頃>
2月下旬~3月中旬
【港区】芝生でピクニック!「芝公園・梅林」
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「芝公園」は都内で最も古い歴史をもつ公園の一つです。園内には「銀世界」と呼ばれる小さな梅林があり、2月になると約70本の紅白の梅が次々に咲き誇ります。見頃に合わせて毎年2月の後半に行われる梅まつりでは期間中、野点茶会やお琴の演奏、クイズなどのイベントが行なわれます。東京タワーを背景にほんのりと甘い香りが漂う園内をのんびりと散策してみてください。また、広大な芝生広場では、ピクニックを楽しむこともできますよ。
<梅の見頃>
2月~3月上旬
【新宿区】梅と桜を同時に愛でる「新宿御苑」
本日は気温も上がり春本番さながらの園内です。#ウメ や早咲きの #サクラ が咲き進み、その周りではお花を楽しむお客様の笑顔も満開です🌸🌸🌸
皆様、記念写真を撮ったり、香りをかいだり、思い思いに春を楽しんでおられました🥰#新宿御苑 #梅 #桜 #cherryblossom pic.twitter.com/TPi4vSEGRT— 新宿御苑 自然情報 (@SG_info_kyokai) February 28, 2023
広々とした「新宿御苑」の苑内には、各所に約300本の梅が植えられています。梅の見頃は2月中旬から3月中旬で、同じ時期にカンザクラや河津桜といった早咲きの桜が咲き始めるため、梅と桜を同時に楽しむことができますよ。
また、レストランゆりのきの前では珍しい枝垂れ梅(しだれうめ)も見られます。遊具はありませんが、池の生き物を観察したり、枝や葉っぱを拾ったりとお子さんも退屈しません。広い芝生広場でのピクニックもおすすめですよ。
<梅の見頃>
2月中旬~3月中旬
基本情報
開園時間(10/1〜3/14):9:00~16:00 ※時期により変動
休園日:月・年末年始
入園料:一般 500円/学生・65歳以上 250円 ※中学生以下無料
住所:新宿区内藤町11
TEL:03-3341-1461
アクセス:【電車】JR各線「新宿駅」南口徒歩10分 他
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【世田谷】活発なお子さんにぴったり「羽根木公園」
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毎年行なわれる「せたがや梅まつり」の会場としても親しまれる「羽根木公園」は、約60品種、約650本(紅梅約270本、白梅約380本)の梅が植えられています。
梅まつりの期間中は、さまざまな催し物や物産展が行われるほか、模擬店も出店し多くの人でにぎわいます。また、園内には児童公園やプレーパークがあるので、梅見を楽しんだ後は思いっきり遊ぶこともできますよ。
<梅の見頃>
2月中旬~3月上旬
【大田区】丘陵斜面で圧巻の梅林「池上梅園」
都内の梅の名所としても有名な「池上梅園」では、丘の斜面に沿って植えられた梅が30種にも上り、白梅150本、紅梅220本の合計370本もの梅をご覧いただけます。見頃の時期には、丘の斜面を淡いグラデーションで彩り、まるで絵画のようですよ。
この梅園は、坂や階段が多いのでしっかりと歩けるようになったお子さんにおすすめです。起伏を利用した園内を探検気分でぐるりと回ってみてはいかがでしょうか?
なお、期間限定でライトアップも行われますので、昼間とは違った表情もこの機会にお楽しみくださいね。
<梅の見頃>
2月~3月
基本情報
開園時間:9:00~16:30 ※2/17~3/5は~20:00まで延長
休園日:年末年始・月(2、3月を除く)
入園料:大人 100円/16歳未満 20円
住所:大田区池上2-2-13/池上2-3-2
TEL:03-3753-1658
アクセス:【電車】都営地下鉄「西馬込駅」徒歩10分 他
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【府中市】広々とした敷地で見物!「府中市郷土の森博物館」
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「府中市郷土の森博物館」は、森と一体となった博物館です。14haという広大な敷地の中には、プラネタリウムやふるさと体験館など複数の施設から水遊びの池まで見どころ満載です。
整備された広大な敷地には、早咲きから遅咲きまで合わせて約60種類、約1100本もの梅の木が植えられています。見頃の時期に合わせて「郷土の森 梅まつり」が開催され、期間中は無休となります。
野点茶会や古民家探検ツアーなど子どもたちも楽しめるイベントの他、ライトアップもバージョンアップして行われますよ!なお、期間中の土日は混雑するので、公共交通機関で訪れるのがおすすめです。
<梅の見頃>
2月中旬~3月上旬
基本情報
開園時間:9:00~17:00 ※ライトアップ日は~20:00
入園料:大人 300円/子ども 150円
住所:府中市南町6-32
TEL:042-368-7921
アクセス:
【電車】JR「府中本町駅」徒歩20分
【バス】府中市コミュニティバス
南町・四谷循環「南町二丁目」/「芝間稲荷神社」下車6分
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【日野市】京王百草園
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日野市にある「京王百草園」は、日本の「侘び・寂び」を感じられるスポットです。日本庭園や四季折々の花々が咲き乱れるこちらの園では、2月から3月にかけて梅まつりが開催。
期間中はワークショップの他、ひな祭りのイベントも開催しているので、親子でのおでかけにもピッタリですよ。
<梅の見頃>
1月下旬~3月初め
基本情報
開園時間:9:00~17:00
休園日:水(梅まつり期間中は無休)
入園料:大人 300円/子ども 100円
住所:日野市百草560
TEL:042-591-3478
アクセス:【電車】京王線「百草園駅」徒歩10分 他
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【八王子】圧巻の10000本!「高尾梅郷」
「高尾梅郷」は、旧甲州街道沿い約4.5㎞の区間に8つの梅林が点在しています。毎年3月には「高尾梅郷梅まつり」が行なわれ、多くの人でにぎわいます。中でも、梅まつりの時期にだけ特別開放される木下沢梅林は、斜面に広がる約1400本の紅白の梅林が圧巻です!ちょっとしたトレッキング気分も味わえますよ。
見物の際は、駐車場がないので電車かバスで訪れましょう。各梅林の場所は八王子市のHPで確認できます。なだらかな道が続くので、お散歩がてらでかけてみてはいかがでしょうか?
<梅の見頃>
2月下旬~3月下旬
基本情報
住所:八王子市
TEL(高尾梅郷梅まつり実行委員会):080-6758-1187
アクセス:【バス】JR高尾駅北口より「小仏」行きバスで、各バス停で下車
各下車バス停はこちら
- 遊歩道梅林:「小名路」/JR「高尾駅」徒歩15分
- 関所梅林:「駒木野」
- 天神梅林:「荒井」
- するさし梅林:「摺指」
- 湯の花梅林:「蛇滝口」
- 木下沢梅林:「日影」/「大下」
詳細はこちら
まとめ
出典:photoAC
いかがでしたでしょうか?
今回は、東京で子連れで楽しめる梅見ができるスポット15選を紹介しました。お子さまが退屈してしまわないよう、梅まつりが行なわれているスポットや、ついでに遊ぶことのできる場所を選びましたので、ぜひ梅見見物にでかけてみてくださいね。