地震や大雨、台風など、災害はいつ起こるかわかりません。特に、お子さんがいるご家庭は、避難場所の確認や防災グッズの準備など、普段からの準備が一層必要ですよね。
そこで、府中市の防災マップ・ハザードマップの調べ方をご紹介します。
防災マップなどを確認することで、地域に基づいた具体的な防災知識を得ることができますよ。
また、災害時に備えて、府中市の災害情報の集め方もまとめました。
防災は、お子さんや家族の命を守ることにつながります。ぜひ、家族で話し合って、防災意識を高めましょう!
目次
【府中市の防災マップ・ハザードマップを見るには?】
出典:photoAC
府中市の防災マップ・ハザードマップは、府中市のホームページで確認できます。
府中市には、災害の種類によって分けられた以下の3つのハザードマップがあります。
- 地震防災マップ
- 水害ハザードマップ
- 土砂災害ハザードマップ
それぞれのハザードマップの特徴は、以下の通りです。
1. 地震防災マップ
地震防災マップでは、地震のときに避難する場所がどこかを確認できます。
指定避難場所一覧として、市立小中学校、都立高校、明星学苑の校庭などが載っているので、自宅や職場などから近い避難場所はどこかを見ておきましょう。
ほかにも、地震防災マップには広域避難場所も示されています。広域避難場所とは、大規模な延焼火災などの危険を回避するためのオープンスペースのことで、都立多磨霊園や都立武蔵野公園、都立府中の森公園などがそれにあたります。
普段親子で遊んでいる公園が避難場所である可能性もあるので、子どもとしっかり情報を共有しましょう。
また、地震防災マップには記載されていませんが、地域避難場所の確認をすることも大切です。地域避難場所とは、家族や自治会で任意で決める身近な避難場所のことで、近くの公園や広場などを指します。
災害時の避難場所について、家族で確認したいときは、地震防災マップを活用しましょう。
府中市の地震防災マップはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bosaibohan/saigai/hazard-map.html
2. 水害ハザードマップ
府中市には、水害ハザードマップとして「多摩川の洪水ハザードマップ」があります。
大雨によって多摩川が氾濫した場合に予想される水害リスクや、水害時の避難情報をまとめたマップです。
府中市南部を流れる多摩川による水害リスクは、府中市で生活する人にとって知っておくべき大事な情報です。水害ハザードマップを使って、自宅や職場の浸水想定レベルがどれくらいかを確認しましょう。
加えて、多摩川の洪水ハザードマップでは氾濫流と河岸浸食が起こりうる範囲も示されています。氾濫流の発生によって、建物が流されてしまうなどの危険がある地域がわかるので、身近な地域の危険レベルを把握しておきましょう。
府中市水害ハザードマップはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bosaibohan/saigai/fuusuigai/2017suigaimappu.html
また、水害ハザードマップと関連して、「浸水継続時間マップ」「内水氾濫マップ」もあります。
浸水継続時間マップでは、多摩川の氾濫によって浸水が起きた場合に、浸水区域内で再び活動ができるようになるまでの時間の目安がわかります。
浸水継続時間マップを見ることで、自分の生活圏の水害危険度や、万一の浸水時の想定をすることができます。
一方、内水氾濫マップは、災害級の大雨が降った場合に、下水道や浸透マスで雨水を処理しきれずに起こる浸水の予想区域が示されています。
川に近い地域でなくても水害の危険性はあるということを、再確認できるマップです。
防災意識をより高めるためにも、家族で共有しておきましょう。
最後に、実際の経験に基づいて作られた「多摩川氾濫避難マップ」についてご紹介します。
令和元年の東日本台風でわかった避難の問題点を解決するべく作られたマップで、徒歩避難者の避難場所・車両避難が可能な避難所・要配慮者専用の避難所に分かれて避難所が提示されていることが大きなポイントです。
「多摩川の氾濫が想定されるときに、どうやって避難すればいいのか?」を具体的に示しているので、実際の避難状況を想像しながら確認できます。
家族で防災について話し合う際に、ぜひ活用してみましょう。
多摩川氾濫避難マップはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bosaibohan/saigai/fuusuigai/2017suigaimappu.files/23HMomote.pdf
3. 土砂災害ハザードマップ
土砂災害ハザードマップでは、府中市内の土砂災害のおそれがある場所や避難場所などを確認できます。
土砂災害から逃れるためには、土砂災害とあわせて多摩川の浸水想定区域から離れることも念頭に置いて行動しなければなりません。
土砂災害ハザードマップには、多摩川からの浸水を見越して、推奨される避難方向も示されています。
自分の生活エリアの土砂災害危険度や、避難方向などを覚えておきましょう。
土砂災害ハザードマップはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bosaibohan/saigai/dosyasaigai/dosya_map.html
【府中市の防災情報の集め方は?】
出典:pixabay
府中市は、さまざまな方法で防災情報を発信しています。万一の災害時に焦らないためにも、防災情報の集め方を事前に知っておきましょう。
府中市公式twitter
現在放送中のまるごと府中では、府中第四中学校で行われた府中市総合防災訓練を特集!防災に必要な知識などをお伝えします。市の職員が府中のインスタ映えするスポットを紹介するコーナーも必見!
YouTube視聴できます↓https://t.co/slMWolItHI pic.twitter.com/d2DECgHeR7— 東京都府中市 (@fuchu_tokyo) March 25, 2018
府中市の公式twitterでは、災害情報や地域の防災情報などを発信しています。
twitterはネット環境さえあれば利用できるため、電話やインターネットメールなどよりも災害時に使いやすいといわれています。
災害時の情報をスムーズに得るためにも、府中市公式twitterを活用してみましょう。
府中市メール配信サービス
府中市メール配信サービスでは、災害情報や犯罪、子育て情報など、府中市での暮らしに関わること全般が配信されます。
受け取りたい情報のカテゴリだけを選んで、受信登録することもできます。防災情報は「安全・安心情報」のカテゴリを登録することで受信可能です。
登録すればメールが自動で届くので、誰でも気軽に利用しやすいサービスです。
府中市メール配信サービスはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/johokokai/koho/mailhaisin/mailhaisin.html
【府中市の防災を学ぶには?】
出典:photoAC
避難場所や防災グッズの確認など、家族で防災について話し合うことは、とても大事です。
話し合いの際に活用できる、防災を学べるツールをご紹介します。
府中市防災ハンドブック
全面改訂した府中市防災ハンドブックを3月中に全戸に配布します。
市民の皆さんに理解しておいていただきたいことや、実際に行動に移してもらいたいことなどについて、分かりやすく掲載しています。ぜひ、ご活用ください。#fuchu #府中 pic.twitter.com/2UO5mBmCbW— 東京都府中市 (@fuchu_tokyo) March 16, 2015
府中市防災ハンドブックは、災害への備えや、災害時の行動の仕方をわかりやすく示した冊子です。
府中市で想定される地震の最大震度や被害想定、家庭の備蓄、避難方法などを確認することができます。
全戸に配布されているものですが、府中市のホームページからダウンロードも可能です。
府中市ハンドブックでは、大規模地震災害が起きたときの府中市の被害想定や、多摩川に関する防災情報など、府中市の実情に即した防災情報を得ることができます。
全ページがカラー刷りとなっていて、防災について絵やマップなどを交えてわかりやすく学ぶことができます。子どもが見てもわかりやすい内容でまとめられています。
地震や台風、異常気象などによって、どんな災害が起こることが考えられるのか、家族で確認できるので、家族の防災意識を強める一助として、有効活用しましょう!
府中市防災ハンドブックはこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/smph/bosaibohan/saigai/bousaigakusyuu/hutyuushibousaihandobukku.html
防災情報誌「自主防災ふちゅう」
防災情報誌「自主防災ふちゅう」は、防災意識啓発のために発行されている情報誌です。
避難所における感染対策や、風水害時と地震時の避難行動の違いなど、市民の目線に沿った防災情報を知ることができます。
府中市のホームページで過去の記事を閲覧できるので、ぜひチェックしてみましょう。
防災情報誌「自主防災ふちゅう」はこちら:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/smph/bosaibohan/saigai/bousaigakusyuu/bousaijouhoushi.html
府中市の防災マップ・ハザードマップの見方、情報収集についてご紹介しました。
府中市はtwitterや防災ハンドブックなど、さまざまな方法で防災情報を発信しています。
情報を上手に活用して、家族で防災の理解を深めましょう。