初めての住宅展示場は、テーマパークのような夢の空間が広がっています。外観から内装、家具などもキレイにコーディネートされていて、思わず「こんな家に住みたいな」と夢が膨らみます。
住宅展示場の営業マンも、自社の住宅の良さを強調してくるので、気持ちはドンドン膨らんでいくでしょう。
でも、そこで安易に決めてしまって、後でもっと安くていい家があった、などと後悔したくありませんよね。
そこで今回は、初めて住宅展示場に行く時の、注意点について解説します。
後悔しないマイホーム選びのためにも、是非、最後までお読み下さい。
住宅展示場に行く前に知っておくべきポイント
出典:photoAC
初めて住宅展示場に行く前は、期待や不安が入り乱れて、落ち着かないかもしれません。
そんな時は、まず次のポイントを整理してから出かけましょう。何となく出かけていくよりも、見たいところや営業マンに聞きたいことを整理しておくと、スムーズに足が運べます。
注意点・ポイントが分かってくれば、何件も見学することができますし、何より経験が積み上がって来るので、場慣れしてきます。
営業マンも「よく勉強している人だな」と、より詳しく説明してくれるでしょう。では、住宅展示場に行く最初の一歩・注意点について説明していきます。
この3つは押さえておこう
住宅展示場に着くと、壮観な雰囲気に圧倒されます。どの家も素晴らしく見えることでしょう。
でも、浮かれてばかりはいられません。まずは次の注意点を整理して下さい。
1.どんな建築方法・構造なのか
2.家の価格を聞く
3.ひとつの場所に留まらない
家の建築方法には大きく分けて4つあります。
まず、どんな建築方法なのか、また構造はどうなっているのかを確認しましょう。
・2×4工法
気密性や断熱性が高いのが特徴です。壁で支える構造なので、リフォームに制限があるのがデメリットです。
・木造枠組工法
日本の伝統工法で設計に自由度があり、変形地でも建築可能です。木材なのでコストも安く済みます。
白アリ対策などが必須です。また、職人技が求められるので、しっかりとした工務店を選ばないと、失敗してしまうことも。
・鉄筋コンクリート造
火災に強く、耐久性も高く、寿命の長い住宅です。間取りも自由度があるので、デザイン重視の人にはおすすめです。
ただし、価格が高くなりがちなのと、建物の重量が重いので基礎工事にコストがかかります。夏暑く、冬寒いのもデメリットです。
・鉄骨造
デザイン性の高い家が作れるので、奇抜なデザインを好む人には向いています。デメリットは、鉄が錆びやすいことと、防音性が他の建築法に比べて劣ることです。
価格帯は予算に合っているか
住宅展示場に行った時の注意点の一つですが、展示場に建てられている家は、ハイグレードなモノが多いです。
住宅会社も、自社の中でもいいものを見せたいはずですから、最もランクが高い家を選んでいるはずです。
まずは、その家の凄さに圧倒されてはいけません。自身の予算にあった価格帯・グレードのモノであるかを確認しましょう。
雰囲気にのまれない
住宅展示場は、マイホームを建てたい人にとっては、夢の空間です。どの住宅を見ても、奇麗に見えるでしょうし、インテリアなども「こんな部屋にしたいな」と、思わせるモノが置いてあります。
でも、ここでの注意点は、住宅そのものの価格を考えて、インテリアを同じように出来るのかも、冷静になって考えることです。展示場の雰囲気にのまれてはいけません。
一カ所に長く留まらない
住宅展示場には、たくさんの家が建っています。ですから、最初に入った家に長くいては、他の家を見るこが出来ません。
営業マンは、出来るだけ長く居て欲しいですから、お茶やお菓子を出してくれます。そんな時は、初めてなので、たくさんの家を見たいと言えば、営業マンも無理に引き留めることはしないでしょう。
展示場に行った時の注意点はこれ
出典:photoAC
2回、3回と見学に行くと、段々と冷静に家を見て歩けるようになるはずです。お気に入りの家も絞れてくるでしょう。
もう少し踏み込んだ説明を聞いてみたい、と思う部分も増えてきます。そんな時の、注意点をいくつか紹介しますので、参考にして下さい。
見学時間は計画的に
何件か目当ての家が決まってきたら、一件当たりに掛ける時間を長めにとって、立地条件などに合っているか、土地の手配などをしてくれるのか、など具体的な話に移っていきましょう。
ただ、ここの注意点として、まだ迷っている段階ですから、その場の気分だけで決めてしまってはいけません。次の住宅に移る時間も決めておきましょう。
特に、お子さん連れの場合は、パートナーと一緒に説明を聞くのも大変です。最近では、子ども向けの遊具が設置されている住宅展示場もありますので、時間を決めて遊ばせておくことも出来ます。
営業マンとのコミュニケーションが大事
2∼3件と絞られてきたら、いよいよ見積もりを取ってみましょう。この段階では、予算に合った家に絞れているでしょうから、営業マンと相談しながら、具体的な話を進めて下さい。
何回か通っていれば、顔見知りの営業マンも付いているでしょうから、時間を掛けてジックリ相談しましょう。
オプションは何がある?
見積もりの段階で、予算内でどんなオプションが付けられるのかも、確認するポイント。
ここでの注意点は、予めどんなオプションを付けたいのかを決めておく事です。何回か通っていれば、理想の間取りやキッチンの様子、ベランダやデッキなど、付けたいオプションも具体的になっているはずです。
予算ギリギリにオプションを付けないことは大事なポイントです。営業マンは「後から付けるとお金がかかります。最初から付けましょう」と、進めてくるかもしれません。
そんな時は、本当に必要なモノか、また後付けでもっと安いものが手に入るか、なども考えて検討しましょう。
外観や内装は選べる?
オプションの中でも、後からでは変更が難しいのが、外装や内装ではないでしょうか。今まで見てきたモデルハウスを参考に、理想のモノを決めておきましょう。
お目当ての住宅メーカーで、可能かどうかも営業マンに相談して下さいね。
このくらい知っていれば大丈夫!住宅展示場を楽しもう!
出典:photoAC
住宅展示場は、夢のマイホームを見ることができる、テーマパークのような所です。これからマイホームを建てる人にとって、たくさんの家を見ながら、理想の家を想像できる楽しい場でもあります。
マイホームは、一生に一度の大きな買い物と言われていますので、失敗のないようにジックリ選びたいものです。
そのためには、住宅展示場にあるたくさんの家のいろいろな情報をもらいましょう。
そうすれば、住宅展示場で見たような、理想のマイホームができるはずです。せっかくのマイホームですから、後悔のないようステキなマイホームを手に入れて下さい。