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みなさんは初詣はどこに行きますか?有名な神社やお寺、近所の氏神様などご家庭によってさまざまではないでしょうか。
そもそも初詣とは、新しい一年を迎えた最初に神様に挨拶に行くことです。これまでの一年を振り返り、無事に新年を迎えられたことに感謝し、新しい一年がつつがなく過ごせるようにお祈りします。
そんな初詣ですが、どこへ行こうか迷うことはありませんか?
そこで今回は、板橋区にある子連れにおすすめの初詣スポットについて調べてみました。
おでかけの際には、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 徳丸 北野神社
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徳丸 北野神社は板橋区で一番古い氏神様です。その起源は995年といわれています。
当時、この地域に疫病が流行った時に、夢に現れた神様から言われたとおりに梅の古木にお祈りしたところ、その霊験によって疫病が去ったそうです。そこで、梅の木にちなんで京都の北野天満宮に御分霊いただき、天満宮の号を認められました。江戸時代は「天神社」と呼ばれてきましたが、1873年に「北野神社」に改称しました。
そして995年以降、田夫の業(今の「田遊び神事」)を一度も欠かさず続けられてきました。この「田遊び神事」は国重要無形民俗文化財に指定されています。
祭神が菅原道真公ですので、学問の神様として信仰を集めていますが、成り立ちより邪気祓や病気平癒の崇敬も集めていることで有名です。
勉学や健康祈願として家族で初詣するのにぴったりの神社ですね。
施設名:徳丸 北野神社
住所:東京都板橋区徳丸6-34-3
時間:社務所 9:00~16:00
アクセス:
・東武東上線「成増駅」よりバスまたは車で10分
・東武東上線「東武練馬駅」より徒歩15分
・都営三田線「高島平駅」より徒歩15分
※駐車場あり
2. ときわ台 天祖神社
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ときわ台 天祖神社はこの地に古くからあり、産土(うぶすな)神として信仰を集めてきました。創建年代は定かではありませんが、1797年に太田南畝(おおたなんぽ)が訪れたという手記が残っていることから、それ以前より神社として創建されていたとされています。
江戸時代には「神明宮」と呼ばれており、明治時代に「天祖神社」と改称しました。
起源には二つの説があり、一つは鎌倉時代に伊勢神宮より御分霊いただいたとされるものです。もう一つは、天照大御神が降り立ったとされる跡である「影向(ようごう)跡」があったので、そこに伊勢神社を勧請したというものです。
詳細は分かっていませんが、伊勢神宮にゆかりのある神社であることは間違いないようで、古来より聖地として崇められてきたようです。
またとってもめずらしい「歌占(うたうら)」ができる神社としても有名です。訪れた際にはぜひ試してみてくださいね。
天祖神社は、古来よりパワースポットとして信仰を集めてきました。駅近でとってもアクセスしやすい上に、縁結びや合格祈願、厄除けにもご利益があるそうなので、ぜひご家族でお参りしてみてくださいね。
施設名:ときわ台 天祖神社
住所:板橋区南常盤台2-4-3
時間:社務所 9:00~16:00
アクセス:東武東上線「ときわ台駅」南口より徒歩1分
3. 板橋東新町 氷川神社
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板橋東新町 氷川神社は創建時期は不詳ですが、1823年の「上板橋村書上帳」に記載があることから、当時はすでに上板橋村の鎮守として信仰を集めていたようです。
祭神は須佐之男命で、さいたま市にある武蔵一之宮 氷川神社より御分霊いただいたようです。
少し変わった狛犬は、有名な彫刻家である北村西望より寄進されたブロンズ像です。
また、本殿、拝殿、幣殿がありますが、それとは別に境内には資料館があり、昭和の時代に急速に都市化により姿を変えていく中で、往時の記憶を残すためにさまざまな生活用具を保管しています。現在は板橋区の指定有形民俗文化財になっていますが、予約すれば見学できます。
めずらしい狛犬に会いに氷川神社へ家族で出かけてみるのもいいですね。
施設名:板橋東新町 氷川神社
住所:東京都板橋区東新町2-16-1
時間:社務所 9:00~16:30
アクセス:東武東上線「ときわ台駅」より徒歩11分
公式サイト:https://peraichi.com/landing_pages/view/itabashitoshinchohikawa
4. 熊野町熊野神社
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独特な御朱印でも有名ですが、季節の折りを感じさせてくれる神社です。ハロウィンやクリスマスも感じさせてくれる、懐の大きい神社です。子どもの日や七夕も境内が装飾されてとっても華やかになりますよ。
熊野町 熊野神社は古来よりこの地の鎮守として崇められてきました。「熊野宮」「熊野三社権現」「熊野社」とも呼ばれ、1394年に移住してきた庭田主水正氏兼が祖先から崇敬していた熊野権現を勧請したことから創建されました。
境内には末社もたくさんありますが、「おもかる石」や都内最古の「厄割良縁石」など、パワースポットもたくさんあります。子どもと一緒に願い事を「おもかる石」に尋ねてみるのもおもしろいですね。
季節の移ろいとともに度々訪れたい神社ですが、一年の始まりの初詣も熊野神社にお出かけするのはいかがでしょうか。
施設名:熊野町 熊野神社
住所:東京都板橋区熊野町11-2
時間:社務所 9:00~17:30
アクセス:東武東上線「大山駅」より徒歩11分
公式サイト:https://kumanojinja-itabashiku-kumanocho.business.site/
5. 小豆沢(あずさわ)神社
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小豆沢神社は1058年に源義家が勧請し創建されたといわれています。
江戸時代には、神社の周辺にある12の入り江を守護する神様を祀っていて、「十二天社」と呼ばれる小豆沢村の鎮守でした。そののち、明治時代に「小豆沢神社」へと改称しました。
二の鳥居のそばにある「スダジイ」の御神木は、板橋区の天然記念物に登録されています。
1000年近く前に創建された神社へ家族でお参りするのも素敵ですね。
施設名:小豆沢(あずさわ)神社
住所:東京都板橋区小豆沢4-16-5
アクセス:
・JR「北赤羽駅」より徒歩5分
・都営三田線「志村坂上駅」より徒歩5分
6. 赤塚 乗蓮寺
板橋十景その9『東京大仏(乗蓮寺)』東京大仏は、完成した時は日本で3番目の大きさだったんだって。 https://t.co/Oze2hqfAMT pic.twitter.com/0QVK5c6cgz
— りんりんちゃん【公式】 (@rinrin_itabashi) August 28, 2021
乗蓮寺は1394年に了賢無的が現在の板橋区仲町に創建しました。江戸時代のころに板橋区仲宿に移転し、その後、昭和46年に7年かけて現在の赤塚の地に移転しました。
乗蓮寺は浄土宗で、江戸将軍 徳川家康から10石の朱印地を寄進されました。
第八代将軍 徳川吉宗が鷹狩りのときに雨宿りをした縁より、代々の将軍が鷹狩りの小休所や御膳所として利用しました。
最後に移転した赤塚で、昭和52年に関東大震災や東京大空襲による無縁仏の供養や恒久平和を願って、大仏が建設されました。この阿弥陀如来像の大仏は、日本で3番目に大きな大仏として、東京大仏の名前で親しまれています。
施設名:赤塚 乗蓮寺
住所:東京都板橋区赤塚5-28-3
時間:9:00~15:45
アクセス:
・東武東上線「下赤塚駅」より徒歩25分
・都営三田線「西高島平駅」より徒歩20分
まとめ
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今回は板橋区にある、子連れにおすすめの初詣スポットについてご紹介しました。
板橋区にはこのほかにも、昔から親しまれてきた神社や寺院がたくさんあります。
家族で初詣におでかけの際には、その地にある昔からの信仰に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。