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絵本作家 いわさきちひろの世界!美術館の詳細や没後50年を記念した企画展を紹介

投稿日:2024年09月02日

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やわらかい色彩と愛らしい子どもの作品が印象的な絵本作家「いわさきちひろ」。

東京と長野の2カ所に美術館を有し、子どもからご年配の方まで幅広い世代の方に今なお親しまれています。

2024年には、没後50年を記念した企画展も開催され、注目されています。そこで今回は、絵本作家・いわさきちひろの世界をご紹介します。

日本に2つあるちひろの美術館の詳細はもちろん、没後50年を記念した企画展についてもご紹介しますので、ぜひ、最後までご覧くださいね。

 

 

絵本作家・いわさきちひろについて

絵本作家「いわさきちひろ」は、1918年(大正7年)に福井県武生、現在の越前市に生まれました。

彼女が17歳のときに日本が中国への全面戦争を開始するなど、青春時代に壮絶な戦争体験をしたことから、「二度と戦争を起こしてはならない」という想いがとても強く、作品にもその想いが色濃く反映されているのが特徴です。

ちひろといえば、水彩絵の具を使用した独特の色調ににじみやぼかしを駆使したやわらかなタッチの作品が印象的です。

55年という短い生涯の中で9500点を超える作品を生み出していますが、中でも子どもをテーマにした作品はとても多く、深い観察力と抜群のデッサン力で、10か月と1歳の赤ちゃんも難なく描き分けられているのは、さすがですよね。

 

 

美術館の紹介

いわさきちひろの作品をご覧になりたい方におすすめなのが、東京と長野にある「ちひろ美術館」です。

ちひろの作品を鑑賞できるのはもちろん、美術館が所有する日本と世界の絵本原画約27,900点のコレクションの一部を展示しており、さまざまな世界観に触れることができます。

 

 

子連れにおすすめのポイントがココ!

両美術館では、子どもも作品をじっくり鑑賞できるよう、床から135cmの高さで展示したり、親子で楽しめるイベントや企画展を定期的に開催しています。

また、館内はバリアフリー設計で、授乳室やベビーシートといった設備、図書室や絵本カフェといったくつろげるエリアも整っており、子どもたちが初めて訪れる「ファーストミュージアム」としておすすめです。

 

 

【ちひろ美術館・東京】

「ちひろ美術館・東京」は、もともと東京・練馬区にあるちひろの自宅兼アトリエだった場所に建てられた、世界で最初の絵本美術館です。

忠実に復元されたアトリエをはじめ、館内は、絵本カフェやこどものへやなど親子でくつろげる空間となっています。

ちひろの庭には、ちひろが愛し育てた草花や樹木が植えられており、美術館全体でちひろの世界観を身近に感じることが可能ですよ。

基本情報

住所:東京都練馬区下石神井4-7-2

TEL:03-3995-0612 

入館時間:10:00~17:00

休館日:月(祝休日は開館、翌平日休館)・年末年始 ※その他臨時休館日あり

入場料:大人 1,200円/18歳以下・高校生以下 無料

アクセス

【電車】西武新宿線「上井草駅」徒歩7分 他

【車】中央自動車道「高井戸IC」より約30分 他

駐車場:乗用車3台・身障者用1台

HPはこちら

 

 

【安曇野ちひろ美術館】

「安曇野ちひろ美術館」は、ちひろ美術館・東京の開館20周年を記念して1997年に開館しました。

北アルプスを望む53,500㎡という広大な敷地を誇る安曇野ちひろ公園の中にあるこちらの美術館も、子どもが見やすい展示や絵本カフェなど、ファーストミュージアムとして親子で過ごしやすい環境がポイント!

安曇野ちひろ美術館も、ちひろ美術館・東京と同様に館内は全てバリアフリー仕様で、車いすやベビーカーでの観覧が可能です。さらに、授乳室や子ども用トイレ、おむつ交換台も完備されており、赤ちゃん連れでも安心ですよ。

基本情報

住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24

TEL:0261-62-0772

開館期間:2024/3/1(金)~12/1(日)

入館時間:10:00~17:00 ※GW(4/27~5/6)と8月は9:00~17:00

休館日:水(祝休日は開館、翌平日休館)

入場料:大人 1,200円/18歳以下・高校生以下 無料

アクセス:【車】長野自動車道「安曇野IC」より約30分 他

駐車場:150台・身障者用4台

HPはこちら

 

 

いわさきちひろ没後50年を記念した企画展の紹介

2024年は、いわさきちひろが亡くなって50年を記念する節目です。

ちひろ美術館・東京と安曇野ちひろ美術館の両美術館では、没後50年を記念した企画展を開催しています。

この企画展では、「あそび」「自然」「平和」の3つをテーマとし、現代科学を用いた最新の展示方法で、さまざまな角度からちひろの作品にアプローチできると話題になっています。

 

 

「あ・そ・ぼ」

ちひろの作品で登場する子どもたちは、なんでもあそびにしてしまう天才!

このテーマでは、発達心理学の視点でちひろの作品を読み解きながら、のびのびとしたちひろの世界を堪能することができます。

 

安曇野ちひろ美術館:終了(2024/3/1(金)~6/2(日))

ちひろ美術館・東京:2024/6/22(土)~10/6(日)

 

 

「あれ これ いのち」

ちひろの作品や参加型の鑑賞体験を通して、草木や生きものなどさまざまな「いのち」を守り、共に生きるためにどうしたら良いかを親子で考える企画展です。

 

ちひろ美術館・東京:終了 (2024/3/1(金)~6/16(日))

安曇野ちひろ美術館:2024/9/7(土)~12/1(日) 

 

 

「みんな なかまよ」

「みんな仲間よ」というちひろの言葉をヒントに、インクルーシブデザインの手法を取り入れ、子どもから大人まであらゆる人が一緒になって平和について考え、築いていくためのきっかけを探す企画展です。

 

安曇野ちひろ美術館:まもなく終了(2024/6/8(土)~9/1(日))

ちひろ美術館・東京:2024/10/12(土)~2025/1/31(金) 

 

既に終了したものもありますが、この企画展は、2025年1月末まで開催されていますので、ぜひ、親子で美術館に足を運んでみてはいかがですか?

 

企画展の詳細はこちら

 

 

ちひろ美術館を訪れたらココも注目!

東京・長野にある両美術館では、作品を鑑賞した後にお土産が買える「ミュージアムショップ」を併設しています。

このミュージアムショップは、作品を鑑賞した入館者のみが利用でき、ちひろの絵本や美術館オリジナルグッズから、小さな子どもにおすすめの安全な絵具や木製のおもちゃまでこだわりの商品が揃います。

来館の記念として自分へのご褒美はもちろん、家族や友人へのお土産にピッタリの商品が見つかるかもしれませんよ。

 

 

まとめ

出典:photoAC

今回は、絵本作家・いわさきちひろの美術館の詳細や没後50年を記念した企画展についてご紹介しました。

東京・長野の2カ所にある美術館は、小さな子ども連れでもくつろぎながら親子で作品を鑑賞したり、イベントを楽しめるよう工夫されており、季節を問わずでかけられるスポットとしても魅力的ですよね。

没後50年が経っても、独特の世界観で今なお人々を魅了し続けているちひろの作品をぜひ、親子で鑑賞してみませんか?

 

 

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