タイヤ公園は、東京都大田区西六郷にある都市公園です。公園の正式名称は「西六郷公園」(にしろくごうこうえん)ですが、タイヤで作られた遊具が設置されていることから、「タイヤ公園」と呼ばれるようになりました。
出典:photoAC
公園の真ん中には、タイヤでできた大きな怪獣がそびえ立っています。京阪急行線の電車から見えるほどの大きさで、「あれはなんだろう?」と気になっている方も多いのだとか。今回は、そんな一風変わったタイヤ公園の魅力を探っていきます。遊具のほか、公園へのアクセス方法や駐車場情報などもご紹介します。
タイヤ公園とは?
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「タイヤ公園」というユニークな名前の公園に、「どんな公園なんだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。西六郷公園、通称「タイヤ公園」は、東京都大田区西六郷にある都市公園です。廃タイヤを使った遊具と、タイヤで作られた大きな怪獣が目印で、古くから地元民に愛されています。
こちらの公園は、たびたびテレビや映画の撮影にも使用されていて、2006年には廣木隆一監督の「やわらかい生活」という映画の舞台にもなりました。ドラマ「砂の器」で使われた蒲田電車区も、タイヤ公園の近くにあります。また、ニッポン放送がワイド番組の中継を行っていたことから「中継の聖地」と呼ばれていた時期もあったのだとか。
タイヤ公園の開設当初は、日本全国だけでなく、海外でも注目されました。開園から数十年経った今でも、タイヤで遊ぶたくさんの子どもたちで賑わっています。
園内は2つの円形広場に分かれている
タイヤ公園に入ると、入口には季節の花が咲き誇る花壇があります。花壇の先には、タイヤを埋め込んで仕切られた円形広場が2つあります。大きい広場には、タイヤ公園の名物である親子の怪獣や、ピラミッド、大タイヤつり輪などがあります。
園内で使用されている古タイヤは、なんと約3,000本!たくさんのタイヤが、怪獣やロボットなどのモニュメントや遊具などに姿を変えて、広場のいたるところに設置されています。
巨大な怪獣はタイヤ公園のシンボル
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公園の中央部には、大きな怪獣の親子がどっしりと佇んでいます。親怪獣の大きさは、高さ8m、頭からしっぽまでの長さは20mもあります。大きな怪獣を目にしたら、子どもも大人もわくわくしますね。
現在はタイヤ公園の象徴的存在となっている親怪獣ですが、公園の開設当初から公園に設置されていたわけではないのです。1980年代の末頃までは、園内にはタイヤで作られたロボットと小さい怪獣のほか、すべり台しかありませんでした。1989年頃になって、新たに親怪獣とロケットが設置されたのです。タイヤの怪獣とロケットが増えたことで、タイヤ公園はより賑やかになりました。
タイヤ公園の遊具は?
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タイヤ公園には、ジャンボ滑り台やタイヤのブランコ、タイヤで作られたジャングルジムなどといった遊具がたくさんあります。広場にはクッションの役割を兼ねた砂が敷かれているので、子どもたちは安全に遊ぶことができます。
広場には、大小様々なタイヤがたくさん置かれています。タイヤから別のタイヤに飛び移ったり、飛び越えたりと、自由に遊べますよ。
滑り台には、小さい滑り台と大きい滑り台の2種類があります。タイヤの上にお尻を乗せて滑ることもできますよ。大きい滑り台は、親子で一緒に滑っても楽しそうですね。
怪獣の後方には、乗るとタイヤがくるくる回る遊具があります。乗るのにコツが要るので、上手に攻略できたら達成感がありますね。タイヤが積み上げられたタイヤの山は、アスレチックのように登って遊べます。そのほかにも、一般的な砂場やブランコもありますよ。
アクセスは?
タイヤ公園への電車でのアクセス方法は2通りあります。京浜急行線を利用する場合は、「雑色駅」で下車し、徒歩10分で到着します。または、京浜東北線「蒲田駅」で降りて、15分歩いて行くこともできます。京浜急行線を利用したほうが、歩く距離が短くて済みますね。
タイヤ公園は、最寄駅から少し離れたところに立地しているので、子どもと行く際には時間にゆとりを持って出かけるのがおすすめです。
駐車場は?
タイヤ公園には、駐車場がありません。来園の際は、電車やバスなどの公共機関か、自転車で来園しましょう。「年齢の小さい子どもを連れて行くから、駅から公園まで歩くのが難しい」という方は、近隣の駐車場に停めるという手もあります。公園の周辺にはいくつかコインパーキングがありますので、車で来園する予定の方は、お出かけ前にチェックしておいてくださいね。
設備は?
タイヤ公園の管理事務所の前には、足洗い場が設けられています。タイヤ公園の敷地内はほぼ砂で敷き詰められているので、思いっきり遊んで足が汚れてしまっても安心ですね。
また、道の向かい側には、ベンチとテーブルを備えた休憩スペースがあります。ツタで日陰になる屋根がついているので、暑い夏の日にも木陰でひとやすみもできますよ。子どもに付き添う大人にとっても、ありがたいですね。
トイレには、男子用、女子用のほか、多目的トイレもあります。オムツ替えシートがついているトイレもあるので、赤ちゃん連れのママも安心して利用できますよ。
タイヤを使って親子で思いっきり遊ぼう♪
タイヤ公園は、タイヤの遊具が集結した、ちょっと珍しい公園です。他の公園ではなかなか体験できないような遊びが楽しめますよ。タイヤでできた怪獣の前で写真を撮れば、いい記念にもなりますね。
蒲田にお出かけする予定の方は、是非こちらのタイヤ公園へ遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
タイヤ公園詳細
住所:西六郷一丁目6番1号
アクセス:京阪急行線 雑色駅下車徒歩10分
駐車場:なし
お問い合わせはこちら
地域基盤整備第二課
大田区蒲田本町二丁目1番1号
電話:03-5713-1118
FAX :03-5713-2009
公式HP:https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/nishirokugou.html