千鳥ヶ淵は、都内でも有数の桜の名所として毎年多くの見物客が訪れる人気スポットです。そんな皇居千鳥ヶ淵では、毎年夏になると灯ろう流しが行われ、約2,000にも及ぶ灯ろうが濠に揺らめく光景がとても幻想的です。
2024年も灯ろう流しが2日間にわたって開催されることが決定!
そこで今回は、皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し2024の概要から見どころ、子連れででかける際のポイントや周辺情報までご紹介します。
目次
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流しの始まり
「皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し」は、戦争によって傷つき、日々の暮らしに忙殺された人々の心を癒す目的で昭和33年に始まりました。
それから約60年にわたり開催され続け、例年約2,000もの灯ろうが濠に揺らめく様子は、とても幻想的です。
また、千鳥ヶ淵とその周辺は、先の大戦で亡くなった人々の遺骨が安置されている千鳥ケ淵戦没者墓苑や靖国神社など戦争に関連のある場所もあるため、灯ろう流しにおでかけの際は、親子で戦争について話し合ったり、灯ろうに願いや希望と共に平和を祈るのにとても良い機会ですよ。
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流しはいつ開催される?
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「皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し2024」は、2024/7/24(水)と25(木)の2日間にわたって開催されます。
両日ともにイベントの開催時間は16:30~20:00となっていますが、灯ろう流しは、19:00〜20:00の1時間となります。
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流しの見どころは?どこで観覧できる?
「皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し2024」の見どころはなんといっても2,000もの灯ろうが水面に揺れる美しい光景!
温かみのある灯りが東京の夏の夜を彩りますよ。
そして、「皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し2024」がご覧いただけるのが、
・千鳥ヶ淵ボート場・千鳥ヶ淵緑道
・九段坂公園
・北の丸公園
の3カ所となります。
これまでは、千鳥ヶ淵ボート場・千鳥ヶ淵緑道、九段坂公園の2カ所で灯ろう流しがご覧いただけましたが、新たに北の丸公園からも観覧できるようになりました。
それぞれの会場の特徴がこちら。
千鳥ヶ淵ボート場・千鳥ヶ淵緑道
緑道を散歩しながら灯ろう流しを間近で見たい方におすすめ!
灯ろう・ボート乗船受付・飲料水の販売あり
九段坂公園
ここからは、千鳥ヶ淵全体の様子がご覧いただけ、灯ろう流しと東京タワーの共演が楽しめます。
【New!】北の丸公園
公園にある第3駐車場を休憩スペースとして使用し、キッチンカーの出店や手持ち提灯の販売が行われます。
北の丸レストハウス内にあるカフェ「Café33」も営業時間を延長して来場者をお待ちしています。もちろん、灯ろう流しもご覧いただけますよ。
子連れにおすすめなポイントはここ!
今回から新設された北の丸公園会場は、灯ろう流しの観覧ができるだけでなく、休憩スペースが設置されているため子ども連れにおすすめ!さらに、キッチンカーの出店もあるので、観覧前の腹ごしらえにもピッタリです。
また、園内各所にトイレやおむつ替えスペースが設置されている点もポイント!
【灯ろう流しの概要】
開催日時:2024/7/24(水)・25日(木) 16:30~20:00 ※雨天・荒天中止
開催場所:
①千鳥ヶ淵ボート場(三番町2先)・千鳥ヶ淵緑道 16:30~20:00
②九段坂公園(九段南2-2-18) 19:00~20:00
③北の丸公園(北の丸公園1-1) 17:00~20:00
主催:千代田区、一般社団法人千代田区観光協会
問い合わせ先:03-3556-0391
アクセス:【電車】東京メトロ「九段下駅」2番出口
①徒歩10分
②徒歩3分
③徒歩3分
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灯ろう流しに参加したい!
「灯ろう流しを観覧するのも良いけれど、参加してみたい!」という方におすすめなのが、「贈り灯」と「船上贈り灯び」です。
「贈り灯」
願い事や平和への祈りなどを書いて、たくさんの灯ろうと共に水辺に浮かべることができます。
この灯ろうは事前購入制でウェブからの申し込みが必要となります。なくなり次第終了となりますので、参加したい方は早めの申し込みがおすすめですよ。
※灯ろうを流すのは、現地スタッフが行います。
なお、贈り灯は、願い事などを現地で記入する他、ウェブから記入メッセージを申し込むことができます。遠方でおでかけになれない方や自宅から願いや祈りを届けたい方におすすめです。
参加費:2,000円 ※売上の一部は、千鳥ヶ淵の保全に寄付されます。
灯ろう販売期間:2024/6/25(火)~7/22(月) ※ウェブ記入は2024/6/25(火)~ 7/16(火)
灯ろう受け取り期間:2024/7/24(水)・25(木) 16:30~19:00
受取場所:千鳥ヶ淵ボート場付近 灯ろう受付所
「船上贈り灯び」
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し当日にボートに乗り、船上から直接灯ろう流しができるプランです。
幻想的な光に囲まれながら水辺に灯ろうを浮かべるとても貴重な体験ができます。
なお、この船上贈り灯びは抽選制度を設けており、2024年の抽選は残念ながら終了してしまいました。
毎年人気のプランですので、2025年の開催も期待したいですね!
「#千代田で映え旅」フォトコンテスト2024で豪華景品をゲットしよう
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千代田区観光協会が開催している「「#千代田で映え旅」フォトコンテスト2024」は、千代田区の魅力を発信する狙いがあり、素敵な写真を投稿した方には、ホテル宿泊券や高級レストランでの食事券など豪華景品がプレゼントされます。
ぜひ、千代田区を代表するイベント「皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し」の美しい写真を撮って応募してみませんか?
詳細はこちら
皇居千鳥ヶ淵灯ろう流しに訪れたら、ここにも立ち寄ろう
千鳥ヶ淵戦没者墓苑
冒頭でも少しお伝えした「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」は、先の大戦で亡くなった多くの方の遺骨を安置している場所です。
8月には平和記念日や終戦記念日も控えていますので、この機会に墓苑を訪れて、親子で戦争や平和について考えたり、語り合ってみませんか?
その他の周辺情報
東京国立近代美術館
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絵画から水彩、彫刻など約13,000点を収蔵する「東京国立近代美術館」。幅広い世代の方が美術に関心を持ってもらえるよう、展示を工夫したり、定期的にイベントや体験も開催しています。
また、屋内の施設なので暑さを気にせず親子で美術に触れるのにとても良い機会ですよ。
基本情報
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:050-5541-8600
開館時間:火~木・日 10:00~17:00/金・土 10:00~20:00
閉館日:月
アクセス:【電車】東京メトロ「竹橋駅」 1b出口徒歩3分 他
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科学技術館
星をイメージしたデザインの外壁が特徴的な「科学技術館」では、土日や休日を中心に楽しいイベントが開催されています。
夏休みの宿題のヒントを探しにでかけてみるのもおすすめですよ。
基本情報
住所:東京都千代田区北の丸公園2-1
TEL:03-3212-8544
開館時間:9:30~16:50
休館日:原則水・年末年始
アクセス:【電車】東京メトロ「竹橋駅」1b出口徒歩約10分 他
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靖國神社
明治維新以降に国のために亡くなった軍人の他、従軍看護婦や女学生、勤労動員中に亡くなった学徒などが祀られている神社です。
敷地内にある遊就館では、戦争で亡くなった方の遺書や遺品などを多く収蔵・展示しており、戦争の恐ろしさや平和の大切さを実感できる貴重な場所でもあります。
基本情報
住所:東京都千代田区九段北3-1-1
TEL:03-3261-8326
開門(3月~10月):6:00~18:00
アクセス:【電車】東京メトロ「九段下駅」(出口1)より徒歩5分 他
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まとめ
出典:photoAC
今回は、皇居千鳥ヶ淵灯ろう流し2024の概要から見どころ、子連れででかける際のポイントや周辺の情報まで幅広くご紹介しました。
60年近く続いているこのイベントは、灯ろうの幻想的な美しさはもちろん、平和への祈りも込められています。
ぜひ親子で温かな灯りを眺めながら、戦争やその先の平和について語り合ってみませんか?