新宿に近く、生活に便利な中野区。
通勤や通学で中野区が生活の場になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、中野区の防災マップ・ハザードマップの活用方法や、中野区の防災情報をご紹介します。
もし突然の地震や豪雨による洪水で被災してしまったら?
そんなときにも焦らず行動できるように、日頃から地域の防災情報や避難の方法を知っておくことはとても大切です。
防災マップ・ハザードマップは、生活している地域の災害リスクや避難所を知ることができる心強い存在です。
家族で話し合うときの参考にしてみてくださいね。
目次
「防災マップ」「ハザードマップ」とは?
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「防災マップ」と「ハザードマップ」という言葉を聞いたことがありますか?
防災マップは、地域の避難場所や公共施設が掲載されている地図のこと。
自宅や職場で災害にあったときにどこに避難したらいいのか、知ることができます。
ハザードマップは、災害が予測される場所を地図に示した地図のことで、災害の種類ごとに作成されるものます。
自宅周辺や生活しているエリアの災害リスクはどうなっているのかがわかります。
中野区の防災マップ・ハザードマップ
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中野区防災地図
中野区HPでは、避難場所を示した「防災地図」を、「全域版」「地域版」の2種類公開しています。
「全域版」には、中野区内の避難所や広域避難場所を掲載した「地図面」と、震災への備えを掲載した「情報面」があります。
「地震に関する地域危険度」も掲載されており、それぞれの地域の建物倒壊危険度、火災危険度、災害時活動困難度、総合危険度の4種類の危険を知ることができます。
英語版・中国語版・韓国語版もあるので、家族に日本語版が使いにくい方がいる場合も利用できます。
「地域版」は、中野区内を15の地域に分けた地域別の防災地図です。
地域の防災会の区域をはじめ、避難所、広域避難場所、消火栓、防災資材倉庫の位置、公園・防災広場などを確認できます。
生活エリアの地図は必ず見ておきましょう。
中野区 中野区防災地図
中野区ハザードマップ
中野区HPでは、「水害ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」の2種類のハザードマップを公開しています。
水害ハザードマップ
「水害ハザードマップ」に掲載されているのは、洪水や雨水出水により起こり得る最大規模の浸水想定。
予想される浸水深毎に地図が色分けされています。
生活エリアが川沿いになっている場合は、特に注意が必要です。
水害時にスムーズに避難できるように、浸水リスクや水害時避難所の位置を確認しましょう。
「情報学習面」では避難行動や情報収集先、家族会議とハザードマップの活用方法も知ることができます。
家族で話し合うといっても具体的に何を話せばいいのかわからないという方は、ぜひ家族会議の内容や防災メモを参考にしてみてくださいね。
中野区 中野区ハザードマップ
土砂災害ハザードマップ
「土砂災害ハザードマップ」では、中野区の「土砂災害(特別)警戒区域」に指定されている場所と、避難所への避難経路がわかりやすく表示されています。
生活エリアが警戒区域になっているかどうか確かめてみてくださいね。もし警戒区域になっていたら、土砂災害の危険があるときに安全に避難ができるように避難経路をチェックしておきましょう。
中野区 中野区ハザードマップ
中野区の防災情報はここでチェック
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中野区の防災情報は、中野区HPの「防災・減災」のページにまとめられています。
さきほどご紹介した防災マップやハザードマップにも、このぺージからアクセスできます。
普段からどのページにどのような情報があるのか、自分や家族に関係のある情報をどうやって手に入れたらよいのか知っておくと、災害が起きてからもスムーズに情報収集できるのでおすすめです。
中野区のHPから、特に家庭で参考になるページをピックアップしてご紹介します。
中野区 防災・減災
中野区民防災ハンドブック
中野区では、区民向けの防災マニュアル「中野区民防災ハンドブック」を作成しています。
災害時に取るべき行動などの一般的な災害知識をまとめたものはもちろん、中野区の災害対策など中野区独自の情報まで、幅広く知ることができます。
「中野区民防災ハンドブック」はHPからも閲覧できますが、中野区役所8階の地域防災係(8-14窓口)で冊子も配布されています。
防災グッズや備蓄と一緒に、いつでも手に取れる場所に置いておくと安心です。
中野区 中野区民防災ハンドブック
中野区防災Youtube
Youtubeに中野区公式チャンネルがあることを知っていますか?
中野区では「中野区防災Youtube」として、普段あまり訓練に参加できない方や、幅広い防災知識を身につけたい方向けの防災学習動画を公開しています。
避難所で使う資材や機材の操作方法など、文字や図だけではわかりにくいことも動画で説明されています。
中野区 中野区防災Youtube
帰宅困難者対策
大きな地震のあとには、電車やバスなどの公共交通機関が運行停止となることがあります。
復旧まで時間がかかったり、復旧してもダイヤが不安定、混雑で乗車できないなどの問題が起こることも。
もし公共交通機関が利用できなくなった場合、中野区では多くの帰宅困難者の発生が想定されます。
中野区では、こうした帰宅困難者対策として「中野区帰宅困難者対策協議会」を設置し、「中野区災害時帰宅困難者対策行動計画」を策定しています。
安全にその場にとどまれるのであれば、無理に帰宅しないという選択肢もあります。
中野区に通勤・通学していて、自宅が離れているという場合は、どのような取り組みがされているのか知っておきましょう。
中野区の学校や職場に所属していない場合でも、災害で帰宅困難になったときには「一時滞在施設」を利用できます。
施設の一覧がリストで公開されているので、お買い物やおでかけで中野区をよく訪れるという方も把握しておくと安心です。
中野区 帰宅困難者対策
ペットの災害対策
大切な家族の一員であるペット。
中野区のHPには、ペットに関する災害への日頃からの備えや、ペットと一緒に避難する場合の避難所での過ごし方などが掲載されています。
中野区では年に一度、区立小中学校を会場にした「総合防災訓練」で犬の同行避難訓練を実施しています。
区報やHPでお知らせされますので、避難のイメージをつかむためにも参加しておきたいですね。
まとめ
出典:photoAC
中野区の防災マップ・ハザードマップと、防災情報についてご紹介しました。
家族で防災について話すなら、ぜひ防災マップやハザードマップを広げて一緒に見てみましょう。
「こんなときはどうしようか?」「今被災したらどうなるかな?」と、具体的なイメージをしながら話を進めることができます。
中野区のHPでは、この記事でご紹介したもの以外にもたくさんの情報が発信されています。
ぜひ家庭に合った情報を見つけてくださいね。
事前の情報収集や準備を万全にして、いつ起こるかわからない災害に備えましょう。