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一年のシメに食べる年越しそば、その歴史は古く、江戸時代に遡ります。

そばの細く長い様子から長寿や幸運を願って食べられたのが始まりと言われています。

そんな昔からあるこの風習を、途絶えさせることなく子どもたちにも伝えていきたいですね。

今回は東京にある子どもと行きたいおすすめの年越しそばのお店をご紹介します。

老舗からエリア別おすすめ店、そして都内で食べられるご当地そばもご紹介しますので、ご期待ください！

有名老舗そば店編

東京でそばを食べるなら「三大系統」と呼ばれる「藪」「更科」「砂場」を外すわけにはいきません！

まずは、三大系統の有名老舗そば店を一部ご紹介します。

かんだやぶそば

 

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東京のそばといったら必ず名前が挙がる明治13年創業の老舗そば屋「かんだやぶそば」。

数年前に起きた火災から見事復活をとげ、現在も変わらぬ人気です。

確かな味と、バリアフリーに対応した店内は、車いすやベビーカーも楽に利用できるので嬉しいポイントです。

上野藪そば　

 

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こちらも藪そばの有名老舗店「上野藪そば」。

創業130年あまりの歴史あるこのお店は、上野駅から徒歩3分の好アクセスと確かな味で連日多くのお客さんでにぎわいます。

店内はザ・蕎麦屋さんですが、2階には小さめの座敷もあり子ども連れにも優しい造りとなっています。

総本家更科堀井本店　

 

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「総本家更科堀井本店」は、創業は寛政元年と江戸時代から続く更科そばの名店です。

そばの殻や皮を混ぜずに作る美しい白いそばは、このお店の名物です。

その他にも一般的なそばの他、そばに旬のものを打ち込む季節の変わりそばなどメニューも充実しています。

永坂更科 布屋太兵衛 麻布総本店

全国に17店舗を展開する「永坂更科　布屋太兵衛」の歴史も古く、創業220年あまり。

こちらでは「生粉打ちそば」「御前そば」「太兵衛そば」の異なる3種類のそばがあり、冷たいそばにはから汁、あま汁につけて楽しむことができます。

また本店の店内は広々としておりテーブル席も狭さを感じないので、ベビーカーでの来店もラクラクです。

砂場総本家

大阪発祥の砂場そば、その中でも最も古いと言われる店舗が「砂場総本家」です。

荒川区の文化財にも指定されている建物で食べるそばは、とてもシンプルでリーズナブルです。

ちょっと昔にタイムスリップした気分も味わえますよ！

室町砂場　

明治2年創業の「室町砂場」は、天ざる・天もりの発祥の店として知られ、つけ汁の中に天ぷらが入ったスタイルが特徴です。

ゆったりとした店内は約100席と広々、テーブル席の他に座敷席もあります。

また、店内から見えるお庭が美しく、おいしいそばを食べながら贅沢な時間が過ごせますよ。

東京エリア別おすすめ店

東京下町エリア

尾張屋　

160年あまりの歴史がある「尾張屋」は、文豪・永井荷風がよく訪れた店としても有名です。

こちらはそばと天ぷらが有名で、エビ天の大きさに初めて注文する人はびっくりするほど！

テーブル席と座敷席の計75席の店内は常連はもちろん、観光客でにぎわっています。

あさだ

 

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安政元年創業の「あさだ」は、毎朝石臼で挽いたそば粉と、つなぎを一切使用しない十割そばが自慢のお店です。

こちらではそばを食べるだけでなく、八代目店主によるそば打ち講座も体験が可能。

老舗の技術がオンラインを通して気軽に学べる貴重なチャンスです。

翁庵

上野駅から徒歩4分の場所にある「翁庵」は、明治17年創業で多くの著名人にも愛されたお店です。

昭和2年に建てられた雰囲気のある木造2階建てのお店で食べたいのが、名物の「ねぎせいろ」。

2階には座敷席もあるのでゆっくり食べたい方にはおすすめです。

小松庵総本家　ソラマチ店　

駒込に本店を構える「小松庵総本家」は、栃木県益子町産のそば粉を使用した十割そばが自慢です。

その小松庵総本家の支店が東京ソラマチにもあり、スカイツリー観光と同時に立ち寄ることができます。

地上7階の景色を眺めながら自慢のそばをお楽しみください。

東京都心部～湾岸エリア

神田まつや　

 

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「神田まつや」は、美食家としても知られる文豪・池波正太郎が足しげく通った名店です。

手打ちにこだわったそばはのど越しの良いコシのある食感で、お酒との相性も抜群です。

歴史ある建物で、自慢の1杯を食べにでかけませんか？

芝大門　更科布屋

「芝大門　更科布屋」の歴史も古く、寛政3年の創業。

人の手による石臼製粉で挽いたそば粉と、4種類のみの材料で作るそばつゆが特徴で、こちらでは食べやすい二八そば、十割そば、名物更科そば、そして季節ごとに変わる季節の変わりそばが楽しめます。

店内2階には座敷個室もあり、子ども連れも安心して利用できますね。

虎ノ門　大坂屋砂場　

オフィス街に突如として現れるここだけタイムスリップしたような外観の建物が印象的な「虎ノ門　大阪屋砂場」。

1923年に建てられたこの店舗は関東大震災や戦火にも耐え、現在にその姿を残しています。

現在は仮店舗での営業ですが、長年多くの人に愛されてきたそばの味を変えずに続いています。

利休庵

 

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昭和27年創業の「利休庵」。

昭和の雰囲気を残す佇まいの店内でいただけるのは上品な更科そば。

メニューはとてもシンプルですが、女性に人気な納豆そばや天ざるそばなどが人気です。

酢重正之　楽

信州の味噌や醤油といった調味料や、ダイニングでおなじみの「酢重正之」に、そばに特化した「酢重正之　楽」が新丸の内ビルにあるのをご存知ですか？

やや太めの田舎太打ちのそばはしっかりとそばの味を感じられ、腹持ちも十分。

新丸の内ビル内のためトイレ、授乳室はしっかり完備されているのも子ども連れには嬉しいポイントです。

藪伊豆総本店

日本橋駅から徒歩5分の「藪伊豆総本店」は、3階建ての店舗でテーブル席から座敷席、掘りごたつのある部屋と用途に合わせた利用が可能。

そばはその日使う分を石臼で挽き、そばつゆは鯖節やかつお節など6種類を独自に配合した香り高いつゆで、そばの風味が引き立つ一杯です。

六本木・新宿・渋谷・池袋周辺エリア

明月庵 ぎんざ田中屋 西武池袋店　

銀座に本店を構える「明月庵ぎんざ田中屋」には、松屋銀座と西武池袋に支店があります。

石臼でゆっくりと丁寧に挽いた最高級の玄蕎麦を使用し、そば汁のだしは通常の3倍の量を使用したこだわりの一杯がお買い物のついでに気軽に味わえると人気です。

また、池袋駅直結なのでアクセスが良好、百貨店というエレベーター、トイレなどの設備が充実しているのも子ども連れには魅力の一つですね。

国産十割そばの店　そばた家　

こだわりのそば粉を使用した十割そばを気軽に食べたい方には、「国産十割そばの店　そばた家」がおすすめです。

渋谷と表参道店の2店舗を展開するそばた家では、多彩なメニューが気軽に且つ、リーズナブルで食べることができます。

そば粉はもちろんのこと、そばつゆも化学調味料を一切使用しない無添加というこだわりで、天然の優しい味わいを楽しめますよ。

蕎麦六本

 

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店内で製麺したこだわりのそばを提供する「蕎麦六本」。

こちらでは、甘皮を荒く挽いた「石臼挽きそば」と、石臼挽きそばに玄蕎麦粉を加えさらに香りにこだわった「玄そば」の2種類の味を楽しむことができます。

また、風情がありながらも入りやすい店構えと、駅から徒歩1分の好アクセスが始めていく方にも嬉しいポイントです！

手打ちそば　大庵

 

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新宿駅徒歩1分と好アクセスの「手打ちそば　大庵」。

こちらで打つそばは、店内にある石臼で挽いたそば粉につなぎを2割程度にとどめることでそば本来の風味を味わうことができます。

また、手ごね、手打ち、手切りにこだわり、コシのある、のど越しの良いのが自慢です。

店内はカウンター席の他、半個室、個室とあり、子どもが多少騒いでも安心なので気兼ねなく利用できます。

究極の塩だし　そば助　池袋西口店

食欲が旺盛なお子さんを持ちの方、こってりガツンとしたものがお好きな方には「究極の塩だい　そば助　池袋西口店」がおすすめです。

こちらでは最高級十割そばに、牛すじやカレー、肉などをのせたガツンとクセのあるメニューが多彩！

究極の塩だしでいただく一杯は世界にここだけとのこと！

一般的なそばでは物足りない方はぜひご賞味ください。

西東京エリア

手打ちそば　いし川

創業70年を超える「手打ちそば　いし川」は、機械を使わずに全ての工程を人の手で行うというこだわりで、地元の方に愛される名店です。

こちらでは、石臼挽きの二八そば、そばの甘皮を加えた十割そばなど4種類の麵を味わうことができますが、一番人気はなんといっても平たいきしめんのようなそば、その名も「神の蕎麦」！

趣のある店内はゆったりとしており、せかせかと急がずにそばを楽しむことができますよ。

手打　原田

閑静なエリアにひっそりと建つ、隠れ家的なそば店「手打　原田」。

こちらの特徴は「もり」のスタイルで、基本は冷たいつけ汁につけて食べますが、一部温かいつけ汁で食べることも可能です。

北海道産のそばを使用し、その日使う分だけを製粉、手打ちするためのど越しがよく香りが高い一杯を味わえます。

寿庵　忠左衛門

「寿庵　忠左衛門」は、創業150年の老舗製麺所が運営するそば店です。

大正時代に建てられた歴史ある建物では自慢のそばの他、懐石などもいただけます。

店内はテーブル席と座敷席がありますが、テーブル席は子ども連れでも利用しやすい広さでゆったりと座れます。

そばを堪能した後は、製麺所の直売所でそばを買って帰ることもできますよ。

高尾山　蕎麦座　高橋家

高尾山のふもとにある立派な佇まい建物に一歩入ると、目の前には一本の柿の木が出迎えてくれる「高尾山　蕎麦座　高橋家」。

こちらの柿の木はなんと樹齢150年！

落ち着いた店内はテーブル席と座敷席があります。

こちらのそばはそば粉6割にとろろを加えたのど越しの良いそばで、これから高尾山を登る方の腹ごしらえに、高尾山から降りてきた方の休憩にと、いつもにぎわっています。

東京で楽しめるご当地そばの店編

【津軽蕎麦】手打ちそば 芳とも庵 

 

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「手打ちそば　芳とも庵」は、都内でも数少ない青森県津軽地方の郷土そば「津軽蕎麦」が食べられるお店です。

こちらでは、製造法が複雑なため幻と呼ばれる津軽蕎麦の他、江戸そば、粗挽きそばも提供しているため、それぞれを食べ比べるメニューもあります。

それぞれのそばの歯ごたえや香りの違いをお楽しみいただけますよ。

【信州そば】信州松本ヒカリヤ　KITTE丸の内店

長野県松本の地で日本料理とフレンチを提供している「ヒカリヤ」が、そばのお店をKITTE丸の内に出店。

それが「信州松本ヒカリヤ　KITTE丸の内店」です。

こちらでは八ヶ岳山麓産の上質なそば粉を使用した十割そばと郷土料理が食べられます。

豊かな土壌と水、おいしい空気の中で育ったそば粉で作られたそばを、一度ご賞味ください。

【深大寺そば】そばごちそう門前　

 

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深大寺を参拝したら、食べてみたいのが深大寺そば！

深大寺の周辺だけでも20店あるほど、メジャーなグルメですよね。

数あるそば店の中でもご紹介したいのが、深大寺の門前にある「そばごちそう門前」。

こちらでいただけるのは国産そば粉を使用した手打ち粗挽きそば。

お茶屋風の店内で食べるのがまた一段と趣があって、子どもたちもわくわくしながらそばを食べてくれそうですね。

【鴨そば】京都鴨そば専門店　浹

 

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京都といえば優しいお出汁の効いたグルメがたくさんありますが、「京都鴨そば専門店　浹」では、京都のそばが楽しめるお店です。

湯葉やニシンなど京都らしいメニューの中でも一番人気は「鴨そば」。

天然昆布やかつお節から丁寧に引いた出汁に京都産の九条ネギと合鴨の組み合わせは体も心も温まりますよ。

落ち着いた店内はカウンター席とテーブル席で、テーブル席は片側がソファなので子どもも安心し座れます。

【出雲そば】出雲そば　やくも

 

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出雲名産の出雲そばが実は、東京でも食べられるのです！

調布市にある「出雲そば　やくも」では、丸い漆器にそばを盛った割子そばをはじめとしたそばが楽しめるそば店です。

そばそのものの味を味わったり、ネギや大根おろしといった薬味をかけてアレンジしやすいのも出雲そばならではです。

出雲大社にも縁のあるそばを食べて運気もアップしたいですね！

まとめ

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いかがでしたか？

今回は東京にある子どもと行きたいおすすめの年越しそばのお店をご紹介しました。

創業〇〇年の老舗から、エリア別おすすめ店、そして全国ご当地そばが食べられる店舗で分けました。

そばの歴史はとっても古く、都内では創業100年を優に超える老舗がたくさんありましたね。

また、創業は新しくとも素材にこだわり、丁寧なそば作りを実践されているお店、ちょっと変わり種なそばを提供するお店の他、都内で食べられるご当地そばのお店もありました。

子どもと年越しそばの風習について話したり、無病息災を願いながらおいしい一杯を楽しんでくださいね。