2018年1月12日(金)~2月25日(日)まで池袋パルコで開催されている、「におい展」に、編集部の鈴木が行ってきました。
その名の通り、いいにおいからとても長くは嗅いでいることのできない様々な「におい」が展示されていました。
私が足を運んだのは土曜日の13時ごろ。
なんとすでに40分待ちとのことで、おとなしく待つことに…
そしてついに潜入開始!
中は自由に回れるようになっているので、嗅ぎたいにおいから(?)自由に回れるようになっています。
まずは始めにこちらをチェック。
~くさや~
伊豆諸島の特産品、くさや。
開いた新鮮な魚をくさや液に浸し、天日干しにしたものです。
ではいざ…挑戦!
…「ゔッッ……」
皆さんご存知の通りとんでもないにおいがします。うまく表現できないのが残念ですが、悪く言えば公衆トイレ…です。
しょっぱなから、鼻にダメージを抱えながら次へ…!
うってかわってこちらには、1月から12月までの花のにおいを楽しむことができます。
試しに8月のキンカンを嗅いでみると…
「はあああ…♡いいにおい…すーん」
くさやからの、キンカン。まるでさっきのくさやを消臭してくれるような効果がありました。
続いては…
~ドリアン~
言わずと知れた、果物の王様「ドリアン」。
日本の果物屋では馴染みがあまりないのですが、マレーシアなど海外では市場やスーパーに普通に並んでいます。
こちらも実は嗅いだことがないので…どんなにおいがするのか気になります。
「ん‥?くさ…いや、良いにおい?」
少し鼻がおかしくなり始めているのか、甘味を感じる香りなのでそこまでくさいという印象はありませんでした。
ただ、ずーっとは嗅いでいられない。おそらく口に入れるとこの風味がより強くなるんだと思います。
そしてさらに進んでいくと、なんだか興味深い展示がありました。
~カメムシ~
ちなみに、カメムシのにおいはカメムシ酸という名前がついているんですって。
この成分は、青葉アルデヒドと言われ身近なところでいうときゅうりや、トマトなどに含まれているようです。
というわけでいざ、トライ!
「懐かしい…!草むらを走り回っていた幼少時代を思い出しちゃう…」
嫌いじゃなかったです。はい。
続いて、こちら
~加齢臭~
男性の場合、40~50代になると気になる方も多いのではないでしょうか。
こちらは、皆様の想像通りです。
「あ、お父さんのにおい。」
でした(笑)。
ちなみに、靴下のにおいとう展示もありました。正直、そっちのほうがレベル高かったです。
~臭豆腐~
台湾などで食べられている、臭豆腐。その名の通り。すでに臭いですよ~と言わんばかりの風貌…
だってもう名前に“臭”って入ってるんですもん。
つべこべ言わず、まずは嗅いでみます。
「あかんあかんあかんあかん…う‥やばい。」
におい展史上、これ以上にやばいものはないだろうというくらいのレベル感です。
ちなみに、なぜここまで臭豆腐がくさいのかというと、インドールというにおい成分が発生しているようです。
人間の糞便に多く含まれる成分…と、ここまで言えばその強烈なにおいが伝わるかと思います。
そしてここで、ついにラスボスの登場です。
~シュールストレミング~
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
世界一臭い食べ物として、日本のテレビ番組などでも罰ゲームなどで取り上げられることがあります。
スウェーデン産のニシンを塩漬けにし、缶で発酵させることでこのとんでもないにおいが作られます。
汁が一滴でも洋服についたら最後、といっても過言ではないほどのにおい。
しかし、スウェーデンではパンなどに乗せて食べる、立派な食品です。
こちらも挑戦!…
もう言わなくでもわかるかと思いますが、、、
「これはラスボスだわ。」(?)
と、ため息をついてしまいました。
そんな感じで、数十種類の香りを嗅いで、におい展は終了。
今回記事の中では紹介しておりませんが、そのほかにもまだ嗅いだことのないような珍しいにおいから、おなじみのにおいまでが大集合しています。
目をつぶって、すう~っと鼻から息を吸ってみる。
人間の嗅覚をフル回転させて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2018年1月12日(金)~2月25日(日) ※2月21日(水)は休館日
池袋PARCO 本館7F 特設会場
東京都豊島区南池袋1-28-2
10:00〜21:00 ※最終入場は閉場30分前まで
【入場料】前売り:700円 / 当日:800円