銭湯というと番台さんがいて、富士山の絵があって…というレトロなイメージを持っている方も多いと思います。現代では廃業する銭湯も多く、近所の銭湯に通うということもなくなってしまいました。
今回ご紹介する大田区は、東京23区の中でも銭湯が多い地域で、地元の方々にとって銭湯はあって当たり前のもののようです。この記事では大田区の活気ある銭湯のなかから子連れにおすすめな5か所をご紹介します。
目次
まずは銭湯のルールをおさらいしよう!
出典:photoAC
おうちのお風呂とは違い、銭湯にはルールがあります。子どもがおうちでお風呂に入るときにルールを気にすることは少ないと思います。ここでは「銭湯のルール」を今一度確認していきたいと思います。
1.身体を洗ってから入る
銭湯はみんなのお風呂です。まずは汗を流してさっぱりしてからお風呂に入りましょう。
2.走らない
いつもと違う広いお風呂にワクワクして走りたくなってしまうかもしれません。走ることは他の人の迷惑になるだけでなく、ぶつかったり転んだりと危険ですので、絶対にやめましょう。
3.大きな声ではなさい
大きなお風呂では声がとてもよく響きます。脱衣所はお風呂上りにほっと一息つきたい場所です。大きな声でのおしゃべりは他の方の迷惑になりますので控えましょう。
4.身体を拭いてから脱衣所に行く
浴場を出たら脱衣所に行く前に軽く体を拭きましょう。脱衣所の床が濡れてしまうと転倒の原因になりますので、みんなで気を付けたいですね。
5.風呂桶やいすは綺麗にして元の置き場に戻す
髪の毛がついていたり、置きっぱなしにしてしまっては次の人が気持ちよく使えません。身体や髪を洗ったら使った桶やいすはお湯で流し、元の場所に戻しましょう。
6.7歳以上は混浴ができない
令和4年10月1日から、公衆浴場の混浴制限年齢が7歳に引き下げられました。7歳以上の子どもは、混浴(例: 7歳以上の男の子が女湯に入る、または7歳以上の女の子が男湯に入る)ができなくなりました。
子どもがルールを守れていなかったらその都度注意をするだけでなく、あらかじめ確認しておけば子どもも堂々と銭湯を楽しめるはず!おでかけの前に銭湯の心得を話してみてはいかがでしょうか
子連れにおすすめの銭湯5選!
子連れでのおでかけは「大人も子どもも快適に楽しめる」という点がとても重要です。銭湯の特徴と一緒におすすめの理由もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね
新呑川湯(しんのみがわゆ)
1956年創業の老舗銭湯をご紹介します。2019年10月28日リニューアルオープンし、まるで旅館のような趣のある銭湯に生まれ変わりました。それまで温水プールがあった場所は心地よい風を感じられる露天風呂になり、多くのお客さんがそれをお目当てに通っています。
露天風呂のほかにもサウナ・ジェットバス・炭酸泉・シルク風呂・電気風呂・ラドン湯などが揃います。
子連れへのおすすめポイントはお年寄りにも配慮されたバリアフリーな館内や設備の清潔さです。リニューアルして間もないのでどこもキレイで、古さは全く感じられません。脱衣所にはいすがたくさんあり、湯上りに子どもを待たせられるのも嬉しいポイント!売店ではアイスや冷たい飲み物が販売されています。これならママ&パパもゆっくりできそうですね!
基本情報
場所:東京都大田区大森南1-21-11
営業時間:11:00~23:00
日曜のみ 6:00~10:00・15:00~23:00
定休日:金曜日
電話番号:03-3741-9406
アクセス:京浜東北線「大森」駅よりバス。「北糀谷」下車、徒歩5分
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COCOFURO(ココフロ)ますの湯(旧益の湯)
いつでもあたたかくなれる場所、ますの湯♨
ついに20℃を下回る気温になり、本格的に秋到来🍁
寒さにやられないようにしっかり体を温める事が肝心ですますの湯は雰囲気も、お風呂もあたたかいリノベーション銭湯
天然黒湯温泉で身も心も温まっていって下さい pic.twitter.com/IL4Gdzwe3E— COCOFUROますの湯 (@cocofuro) November 8, 2023
「COCOFURO ますの湯」は2019年3月1日にリニューアルオープンしたデザイナーズ型銭湯です。シックで洗練された空間に、黒湯温泉のかけ流し風呂や高濃度炭酸泉など本格設備が整っています。
大人な雰囲気かと思いきや小学生以下無料の「子ども入浴デー」やマンガコーナー、自由に読める絵本など親子で楽しめるうれしいポイントがたくさんあります!休憩スペースではジュースやソフトクリーム、ビールにおつまみも楽しめますよ。疲れた体を癒して心をリフレッシュしてくれる家族連れにもぴったりの銭湯です。
基本情報
場所:東京都大田区南久が原2−1−23
営業時間:6:00~24:00
定休日:3・6・9・12月の第2木曜
電話番号:03-6410-4797
アクセス:東急池上線「久が原」駅下車、徒歩1分
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はすぬま温泉
源泉かけ流しの贅沢な美肌の湯が人気の「はすぬま温泉」。2017年12月に大正ロマンを思わせる道後温泉のような内装でリニューアルオープンしました。お風呂は天然温泉で炭酸泉も楽しめます。
白と木目を貴重にした内装とステンドグラスからこぼれる光がやさしく、明るい雰囲気です。館内はバリアフリーで、脱衣所にはベビーベッドも完備されていて小さい子を連れていても快適に過ごせますよ。
お風呂上りのお楽しみ、冷たい飲み物やアイスの販売も行われています!
明神湯 (みょうじんゆ)
絵本や映画で見た古き良き「銭湯」を体感しよう!1957年創業の老舗銭湯「明神湯」は、昔ながらの宮造りの外観、富士山の壁画や番台さんなどレトロな雰囲気をそのまま残す銭湯です。
歴史ある建物ですが、館内はよく手入れがされていてどこもピカピカ!趣のある縁側や立派な富士山の絵も魅力的です。明神湯はロケ地として使われることも多く、さまざまな作品に登場しています。
タイムスリップしたかのような銭湯を親子で体感してみてくださいね。
基本情報
場所:東京都大田区南雪谷5-14-7
営業時間:16:00~22:00
定休日:5日・15日・25日(日曜祝日の場合は翌日休業)
電話番号:03-3729-2526
アクセス:東急池上線「雪が谷大塚駅」よりバスで「雪谷中学前」下車、徒歩1分
東急池上線「雪が谷大塚駅」より徒歩14分
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天神湯(てんじんゆ)
天神湯は2階建ての大きな銭湯です。1階と2階にそれぞれ種類の違うお風呂があり、男湯と女湯は毎日入れ替わります。1階にある「ブラックシリカ風呂」は体があたたまると好評です。ほかにも寝風呂や半露天風呂があり、2階の露天風呂は空を眺めながらのんびりお湯につかることができます。色々な種類のお風呂は子どもも楽しんでくれそうですね!
軽食コーナーではビールやつめたいジュース、麺類やかき氷など湯上りの火照った身体を休めてくれるメニューが揃います。どれもリーズナブルな価格設定です。ぜひチェックしてみてくださいね
まとめ
いかがでしたか?
大田区にはたくさんの銭湯があります。どの銭湯も歴史が長く、昔のままに営業を続けているところやリニューアルして現代の快適さを備えたところなど、どの銭湯も魅力がいっぱいです。ぜひ親子で銭湯を満喫してみてくださいね!