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毎年注目を集める渋谷のハロウィンイベント「渋ハロ」。
仮装した若者が渋谷に集まりハロウィンを楽しんでいますが、マナーやゴミ問題など多くのトラブルが注目されているイベントでもあります。
しかし2020年の「渋ハロ」は新型コロナウイルスの影響で中止に。
今回は「渋谷ハロ」や中止になった代替イベントについて詳しく紹介していきます。
新型コロナウイルスの影響はありますが、感染対策をして楽しみましょう。
目次
渋谷に仮装した若者が集結「渋谷ハロ」とは
仮装した若者がハロウィンに渋谷に集まる「渋ハロ」。
主催者がおらず、自然発生的に渋谷に集まりだしたのが始まりです。
渋谷スクランブル交差点を中心に賑わい、ハロウィン数日前から始まり当日は仮装した人々であふれかえっています。
思い思いの仮装をして楽しむ姿や問題行動はテレビでも話題になるほど。
着替えるためにトイレを占拠したり、酔った人が暴徒化したりと何かと問題も多いイベントです。
2020年は「渋ハロ」中止
2020年の渋谷ハロウィンは新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
多くの人々が集まるため3密に避けられないためです。
楽しみにしていた方にとっては残念なことですが、現状を考えると仕方ない判断ですね。
しかし、ハロウィンは中止と言っても自然と人が集まってきてしまう可能性があります。
SNSで自粛の呼びかけやイベントをしたい場合はオンラインの活用を勧めるなど人が来ないようにいろいろな取り組みをしています。
2020年の「渋ハロ」は今まで以上にモラルが問われているハロウィンになりそうですね。
2020年ハロウィンは「バーチャル渋谷」を開催
【実施期間のお知らせ】
沢山のYOASOBIファンの皆様にMRスペシャル映像をお楽しみ頂いている「YOASOBI NOVEL INTO MUSIC」ですが、10月31日は渋谷現地での実施はございません。ハロウィーン当日は是非、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」でお楽しみください。https://t.co/tlK578xlGd
— 渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト (@shibuya5g) October 29, 2020
「渋ハロ」自体は中止になってしまいましたが、代替イベントとして「バーチャル渋谷」が開催されます。
「バーチャル渋谷」は日本初の自治体公認のバーチャルイベント。
実際に渋谷に集まることはできませんが、世界中どこからでも自宅にいながらバーチャルの渋谷で楽しむことができます。
バーチャル空間ではアバターになって自由に動き回ることも。
きゃりーぱみゅぱみゅや和牛が登場予定で先進的な音楽ライブやトークイベントなど、渋谷に実際にいるかのような感覚で盛り上がることができる内容です。
自宅だと移動の負担もないですし、コロナの心配も必要ありません。
今年のハロウィンはお家で家族と一緒に最新鋭のイベントを楽しみましょう。
【バーチャル渋谷ハロウィンフェス】
期間:10月26日(月曜日)〜10月31日(土曜日)
公式ホームページ:https://virtualhalloween.cluster.mu/
公式Twitter:https://twitter.com/shibuya5g
渋谷ハロウィンの問題点と対策
本来ハロウィンは子どもたちが仮装して近所の家を尋ねて、お菓子をもらったり、かぼちゃの置き物を作って飾ったりする平和で楽しいイベントです。
しかし、「渋ハロ」は問題点が非常に多く、逮捕者が出るほどで毎年ニュースでも話題になっています。
「渋ハロ」の問題点
トラックを横転させるなどの暴走行為
痴漢、擦り、盗撮などの犯罪が多発
イベント後のゴミ問題
着替えのためにトイレなどを占拠する
混雑のため電車やバスに乗れない
主催者不在のイベント
仮装していることで自分ではない何かに変わったような気になり自制心が効かなくなるとも言われています。
また、メディアが持ち上げることで調子に乗った若者が集まりやすくなっていることも考えられます。
「渋ハロ」問題点に対する対策
1億円以上の税金をかけて警備や啓発活動
条例で路上や公園での飲酒を禁止
酒類の販売自粛
ハロウィンイベント後のお掃除ボランティア
さまざまな取り組みで効果が出ているようですが、0になった訳ではありません。
本来は使う必要のない税金や朝早くから活動しているボランティアの方々の力があってこその改善です。
楽しむことは良いことですが、参加する方々はそういったことを忘れずモラルのある行動をとるようにしましょう。
今後の渋谷ハロウィン
今のような「渋ハロ」では危険でどんどんファミリー層は来なくなってしまいます。
ハロウィンは本来、子どもたちが楽しむイベントです。
今後はヨーロッパのようにスタンプラリーをしてみたり、お店の人が仮装してお客さんを迎えたりとみんなが安心安全に楽しめるようにルール作りをしていかなければいけません。
「渋ハロ」が若者だけでなく世代を超えて多くの人々が集うイベントになることを願いたいですね。
まとめ
2020年の「渋ハロ」は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
せっかくのハロウィンを楽しむことができず残念に思っている方も多いのですよね。
しかし、今年は「バーチャル渋谷」が開催されます。
形は変わったとしても安心安全に楽しみましょう。
また「渋ハロ」は問題点も多いイベント。
この機会に今一度ハロウィンが本来どうあるべきかを考え直す良いきっかけとなることを願っています。