世田谷区北沢で、子ども服、子ども雑貨のセレクトショップを営む下井とも子さん。子どもたちが動きやすい服、肌触りの良いぬくもりを感じることのできる素材の服を探し、店舗に並べています。
今日は、住宅展示場でイベント講師も務める下井さんにお話しを伺いました。
―下井さんのお仕事について教えてください。
今は、子ども用の服や雑貨を扱う【Moon chip trip】というお店を営んでいます。10年前にここ、世田谷区でお店をオープンしました。
―お店のコンセプトを教えてください。
とにかく、着心地が良い。そして素材も良い。そしてリーズナブルであるということをコンセプトにしています。子ども服って、この3つがすごく重要だと思うんです。
私にも子どもがいるので、痛いほどわかるのですが…子どもの成長ってとっても早いですよね。この間まで着られていたものが数か月であっという間に入らなくなっているなんてこと、当たり前にあるんです。
子どもの成長に合わせて最高の洋服を届けたい。そんな気持ちを大事にしています。
子ども時代はみんなかわいいので、その子に似合う服を考える時間はとっても楽しいんですよね。
子どもたちが、自ら手をのばしたくなってしまうような服も、ママが子どもに着せたくなるような、大人のトレンドが少し入っているような服や、飽きることのないベーシックな物まで取り揃えています。
大切な日に着たいプチフォーマルな服もありますよ。
―下井さんが子ども服のお店をオープンしようと思ったきっかけはなんですか?
元々、モノ作りをするのが好きでその一環としてアクセサリーなどを作っていました。そこから数年経って、子どもができてから働き方も変わってきました。
子育てをしながら、自分にできることはなんだろう?と考えたときに、ふと目に入ってきたのが子ども服だったんです。
そこからなんとかお店を立ち上げて、気づけば10年が経っていました(笑)。
―下井さんが、お店に立つ上で日々どんなことを感じていますか?
毎日、お客様にパワーをもらっています。同じ子育てをする親だからこそ、お客様の悩みや考え方もわかります。お店に立つと、私も頑張ろう!って思えるんです。
お客様にも、同じようにここにくるとなんだかワクワクする、元気になれる、そんな気持ちを感じてほしいなと思います。
―下井さんは、住宅展示場でのイベント経験も多数ありますよね!
はい。そうなんです。
去年はクリスマスの時期にミニクリスマスツリーを作るワークショップを行いました。たくさんの子どもたちが来て、みんなそれぞれ個性あるミニクリスマスツリーを作っていましたよ。
―子どもたちに作り方を教えるとき、どんなことに気を付けていますか?
とにかく自由な発想で、できるだけ見守るようにしています。「もっとこういう風にしたらいいよ!」とか、「ここ素敵だね!」など、子どもの発想力をより伸ばせるような言葉をかけながら教えています。
そして時間の許す限り、納得いく仕上がりまで作れるようサポートします。
―今後下井さんが、やってみたいイベントなどありますか?
木工作品を作るイベントをしてみたいですね!
壁にかけられるようにして、鍵かけにしたりするのもかわいいかなと思います。子どもが作ったものを家族みんなで使うっていいですよね。
今後も、たくさんの人を笑顔に、そして元気に、幸せにできるような時間を作りつづけていきたいと思います。
いいものを、作る。いいものを、着る。
下井さんが作りだすもの・店舗にあるものは、決して値段では図ることができない、本来のものの価値を追求したものだと伝わってきました。
絵本の世界に迷い込んだような、店内には下井さんの強い想いがたっぷりと詰め込まれています。
下井とも子
Moon chip trip
東京都世田谷区北沢4-31-16