今年ももうすぐ終わってしまいますね。みなさんにとってどんな一年になったでしょうか。新しい一年も健康ですてきな一年にしたいですね!
お正月にするお正月あそびには一年を健康や子どもの成長を願ったり縁起を担いだあそびがたくさんあります。子どもたちにとっては、日本の伝統的な季節行事への理解を深められるきっかけにもなりますよ。
今回は、それぞれの遊びの年齢別に楽しめるポイントもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
福笑い
出典:photoAC
ママやパパも子どものころに家族と楽しんだ思い出があるのではないしょうか。福笑いは簡単で完成したへんてこな顔はとてもおもしろいので子どもうけも抜群!明治時代から親しまれている伝統的なお正月遊びです。
★おすすめの年齢:1歳~
★用意するもの
・台紙になる顔の輪郭が書かれた紙
・顔のパーツ(目・鼻・口・眉毛など)の紙
・目隠しできるタオルなど
★あそびかた
挑戦する人は目隠しをします。
顔の輪郭の描かれた台紙に顔のパーツを置いていきます。
全てのパーツを置いたら目隠しを外します。
★遊ぶときのポイント
どのパーツかを教えて手渡すのか、正しくおけるように導くのか、などのルールを決めることで難易度が変わります!好きなキャラクターで手作りするのも楽しそうですね。またタオルで目隠しをするのが難しい場合はヘアバンドを活用すると便利ですよ。出来上がったお顔の隣に寝転がって写真を撮ったらすてきなお正月の想い出写真になりますね!
すごろく
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小さなお子さまから大人まで楽しめるお正月遊びの大定番です。運で勝負が決まるので平等に遊べるのが魅力。市販の物ももちろん良いですが、自作するのもおすすめです。「〇〇が忘れ物をしたので1つ戻る」「おてつだいができたので2つすすむ」など家族の日常を取り入れると盛り上がりますよ。
★おすすめの年齢:3歳~
★用意するもの
・すごろく
・サイコロ
・こま
★あそびかた
人数分のこまをそろえる(おもちゃや人形でもOK)
サイコロを振って出た目の数だけコマを進める
最初にゴールした人の勝ち
★遊ぶときのポイント
自分の順番を待つこと、勝つ嬉しさ、負ける悔しさを経験できます。時間がかかるあそびなので、集中力も養えますね。
かるた・百人一首
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白熱するお正月遊びといえばこれ!競いあいながら絵札を取り合います。「百人一首かるた」やいろは歌でつくった「いろはかるた」、絵本やキャラクターのかるたなどいろいろなかるたがあります。
ちなみに「かるた」という名前は、ポルトガル語のカルタ(carta)に由来していて「手紙」や「カード」という意味があるそうですよ。
★おすすめの年齢:3歳・4歳・5歳・6歳
★用意するもの
・かるた
★あそびかた
絵札をならべる
読み手が読み札を読み、対になる絵札を取る
一番多く絵札を取った人が勝ち
★遊ぶときのポイント
同時に取った場合のルールを決めておきましょう。じゃんけんや下に手のある人など明確なものがおすすめです。ひらがなを理解し始めたばかりの年齢のお子さまと遊ぶときには、一文字目を強調してあげると分かりやすいですよ。
坊主めくり
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こちらはやや難易度が高い遊びですが、大人が一緒であれば小さいお子さまも一緒に遊べます。この遊びの楽しいポイントは、終盤までたくさんの絵札を持っていても、一気に0枚になる可能性があるというスリルです!大人もハマってしまうかも…?
★おすすめの年齢:2歳~
★用意するもの
・百人一首
★あそびかた
100枚の絵札すべてを裏向きにして山にする
順番に1人1枚ずつめくる
めくった絵札の柄によって手札をとる
・「殿(男の人)」→そのまま、自分の手札にする
・「僧侶(お坊さん)」→自分の手札をすべてすてる(すてた札は一か所「場」にまとめる)
・「姫(女の人)」→場に捨ててある手札を全てもらう
最初に作った山がなくなるまで繰り返し、一番多く絵札を持っていた人が勝ち
★遊ぶときのポイント
柄によって手札をどうするのかが違うので、紙に書いておくなどすると分かりやすいです。その他にも絵柄があるので、オリジナルのルールを追加するとより難易度が上がって盛り上がりますよ。
こま回し
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難易度が高く感じるこま回しですが、アレンジすれば小さいお子さまでも夢中になって楽しめます。つまむ場所があって手だけで回せるもの、紐を巻き付けて回すものなど種類もいろいろです。
こまは、まっすぐと芯がありよく回ることから「物事が円滑に進む」と言われ、縁起が良いものとしてお正月に遊ばれるようになったそうです。小学生くらいなら複数のこまを一斉に回してぶつけ合う「ケンカごま」もおすすめです。
★おすすめの年齢:3歳〜
★用意するもの
・こま(手作りでもOK)
★あそびかた
こまによって回し方が違いますが、長く回せるように工夫したり時間を競ったりして遊びます。
★遊ぶときのポイント
市販のこまでも十分に楽しめますが、段ボールや牛乳パックで作ったものでも楽しく遊ぶことができます。絵を描いたり、シールなどを使って飾りつけもたのしめるので、一石二鳥!ぜひ挑戦してみてくださいね。
凧あげ
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凧あげの始まりは平安時代の貴族の遊びでしたが、江戸時代頃には庶民の間でも遊ばれるようになり、だんだんとお正月遊びとして定着しました。天候に左右されるのが難点ですが、凧が空を泳ぐ姿はとても清々しく、上手にできると喜びも感じられる遊びです。
★おすすめの年齢:2歳〜
★用意するもの
・たこ(手作りでもOK)
★あそびかた
風下に凧を持つ人が立ち、凧を持つ人はさらに風下に立つ
風上に向かって走る
凧が風に乗ったら、凧を離す
凧糸がピンと張るように長さを調節しながら糸を繰り出す
★遊ぶときのポイント
凧を揚げる人とサポートする人(凧を持って離れたところに立つ人)の2人で行うと遊びやすいです。上手に上がる天気は、「快晴でそよ風が吹いている日」です
羽根つき
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日本の伝統的なお正月の風景には「羽根つき」が欠かせません。羽つきの羽についているのは植物の実で、「無患子(むくろじ)」といいます。「子どもが病気にならない」という意味を持つ実で、年の初めに健康を願って遊びます。
★おすすめの年齢:4歳〜
★用意するもの
・羽子板
・羽
★あそびかた
2人で羽子板をもち、一定の距離を取る
バドミントンのように羽を打ちあう
★遊ぶときのポイント
本物の羽子板と羽根は固く遊びにくさを感じる場合も。重い羽子板の代用としてダンボールを使ったり、羽根の代わりに風船を使うと小さなお子さまでも遊びやスクなります。打ち合うだけでなく1人で羽根を落とさないで何回打ち上げられるかを数えるのも楽しいですよ!
けん玉
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海外でも人気の「けん玉」もお正月あそびの一つです。いろいろな技があり、難易度もさまざまなので子どもから大人まで夢中になれるあそびです。
★おすすめの年齢:3歳〜
★用意するもの
・けん玉
★あそびかた
けん玉の皿やけん先に玉を乗せる
★遊ぶときのポイント
玉が揺れないように押さえる、ひざを使う、などのポイントを押さえましょう!
お手玉
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お手玉は単純なあそびですが、いろいろなあそび方が楽しめて小さい子からお年寄りまで一緒に楽しめます。
★おすすめの年齢:0歳~
★用意するもの
・お手玉
★あそびかた
決まったあそびかたはありませんが、複数個を持って順番に投げてキャッチするあそびが定番です。
★遊ぶときのポイント
ジャグリングのように投げて遊ぶのも楽しいですし、高く上げたお手玉をキャッチするのも楽しいです。赤ちゃんと一緒に楽しむならお手玉の触り心地や音を楽しむのもおすすめ。小豆や大豆、布があれば簡単に作ることができます。
めんこ
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めんこは単純ですが、ゲーム性の高いあそびです!めんこを叩きつけるのに少し力が必要なので、1人であそぶなら4歳頃からがおすすめです。大人も一緒であれば、小さなお子様も一緒に楽しめますよ。
★おすすめの年齢:4歳〜
★用意するもの
・めんこ
★あそびかた
複数枚のめんこを持つ
使うめんこを除いてめんこを地面に並べる
めんこを勢いよく地面に叩きつける
風圧を利用して相手のめんこをひっくり返す
多くひっくり返せた人の勝ち
★遊ぶときのポイント
めんこを裏返すには力とコツが必要です。小さなお子さまには難しい場合もありますので、相撲のように土俵を作って「外に出したら貰える」「土俵から落ちたら貰える」といったようにルールを加えるのもおすすめです。
自分のオリジナルめんこを作って遊ぶのも楽しいですよ!
だるま落とし
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だるま落としはコツがいるあそびですが、小さいお子さまから楽しめます。だるま落としは最後まで落とさずに積み木を抜けたら「1年を転ばずに過ごせる」=「災いを避けられる」とされています。お正月に楽しむのにぴったりな縁起が良いあそびです。
★おすすめの年齢:3歳〜
★用意するもの
・だるま落とし
・小槌
★あそびかた
積み木をいくつか重ねる
一番上にだるまを乗せる
下の積み木から順番に小槌で叩いていく
最後まで崩さずに叩けたら成功
★遊ぶときのポイント
だるま落としは1人でもできますが、複数人で交代しながらあそべば誰がだるまを落としてしまうかというスリルが味わえます。単純なあそびですが、ゲーム性が高まるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
お正月あそびは運次第のあそびからコツがいるあそびまで、いろいろな種類があります。あそびによってはおもちゃを作りから楽しめるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。