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暑い夜でも子供がぐっすり眠るコツ|夏の睡眠トラブル解決ガイド

更新日:2026年05月25日

投稿日:2026年05月21日

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夏になると「なかなか寝つけない」「夜中に何度も起きてしまう」というお子さんの睡眠トラブルが増えます。
気温や湿度が高い夜は、大人でも眠りにくいもの。
体温調節がまだ未熟な子供にとっては、その影響がさらに大きくなります。
この記事では、親子イベントの現場で毎週多くのご家族と接してきた経験をもとに、夏の寝室環境の整え方とエアコンの使い方をまとめました。

 

子供が夏に眠れない理由

子供の体は、大人よりも体温調節機能が未発達です。
暑くなっても体の熱をうまく放出できないため、寝苦しさを感じやすくなります。
また、子供は汗腺の密度が高く、少しの暑さでも大量の汗をかきます。
汗が乾かないままでいると体表面の温度が下がらず、さらに眠りにくい状態が続きます。

人は眠りに入るとき、手足の血管を緩めて体の熱を外に逃がし、深部体温を下げようとします。
この体温の切り替えがうまく機能しないと、寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めたりします。
寝室の温度と湿度が高いと、この「体温の切り替え」が妨げられてしまうのです。

さらに、夜になっても室温がなかなか下がらない近年の都市部の夏は、日中の熱が壁や床に蓄積され、就寝時間になっても放熱が続きます。
エアコンで室温だけを下げても、床や壁からの輻射熱が残っていると体感温度はなかなか改善しません。
就寝の1〜2時間前から寝室のエアコンを稼働させておくことが、対策の第一歩です。

 

エアコンの正しい使い方

設定温度と湿度の目安

子供が寝るときの寝室の室温の目安は、「25〜28℃」です。
同じ温度でも湿度が高いと蒸し暑く感じるため、湿度は
50〜60%に保つことが重要です。

エアコンの設定温度と実際の室温には差が生じることがあります。
エアコンの設定温度だけに頼らず、子供の顔の高さに温湿度計を置いて実測することをおすすめします。
冷たい空気は下にたまる性質があるため、床に近い位置では設定温度より低くなっていることもあります。

湿度が高い日はエアコンの「除湿(ドライ)機能」を活用すると、体感温度を効果的に下げられます。
エアコンのみで湿度が下がりにくい場合は、除湿器を補助的に使う方法も有効です。

 

つけっぱなしでも大丈夫?

熱中症のリスクを考えると、真夏の熱帯夜はエアコンをつけたまま寝ることが安全です。
厚生労働省も熱中症予防のために、無理な節電をせずエアコンを適切に活用するよう周知しています。

タイマーでエアコンを切る設定にすると、寝入ってから室温が上昇し、気づかないうちに体に負担がかかります。
特に子供はぐっすり眠っているときほど汗の量が増えるため、室温が上がると脱水や寝苦しさにつながります。
熱帯夜には、タイマーオフよりも設定温度をやや高め(27〜28℃程度)にしてつけ続けるほうが安心です。

 

風は直接当てない

エアコンの冷風が子供の体に直接当たると、体が冷えすぎてしまいます。
風向きは水平か上向きに設定し、冷気が天井伝いに部屋全体へゆっくり広がるよう調整しましょう。
ベッドや布団の位置がエアコンの真下にある場合は、布団の向きをずらす工夫も有効です。

サーキュレーターを壁や天井に向けて使うと、エアコンの冷気が部屋全体に均一に循環します。
室温を一定に保ちやすくなるため、冷えすぎと暑すぎを同時に防ぐことができます。
その際、サーキュレーターの風が子供に直接当たらないよう向きに注意してください。

 

寝室環境を整える3つのポイント

1. 遮光と換気で日中の蓄熱を防ぐ

昼間に遮光カーテンを閉めておくと、窓からの日射熱が室内に入るのを大幅に抑えられます。
外が涼しくなる夕方以降は窓を開けて換気し、室内にこもった熱を外に逃がしましょう。
エアコンには換気機能がないため、数時間に1回を目安に窓を開けることも大切です。

就寝の1〜2時間前から寝室のエアコンを稼働させて、部屋全体を先に冷やしておくと寝つきが格段に改善します。
壁や床に蓄積された熱も下がった状態で布団に入れるため、「暑くて寝られない」が起きにくくなります。

2. 寝具と寝衣の選び方

夏の寝具は、吸湿・速乾性の高い素材を選ぶことが基本です。
綿素材の敷きパッドやガーゼケットは、汗を吸収しながら蒸れにくく、子供の寝汗対策に適しています。

室温が25〜28℃程度の場合は、半袖パジャマ+薄手の夏用スリーパーが目安になります。
お腹が冷えやすい子には、腹巻き付きのパジャマや夏用スリーパーで対応すると安心です。
フローリングの床に近い場所で寝ている場合は冷気がたまりやすいため、掛け物で体温調節できるよう準備しておきましょう。

3. 室内の明るさと就寝前のルーティン

子供の体内時計を整えることも、夏の睡眠改善に効果的です。
就寝の30〜60分前には部屋を暗くして、脳に「眠る時間」のサインを送ることが大切です。
メラトニン(睡眠ホルモン)は暗い環境で分泌が促されるため、照明を落とすだけでも寝つきが変わります。

親子イベントの現場でも、「夜型になってしまって朝なかなか起きられない」というご相談をよく受けます。
昼間に体を動かし、夜は暗く静かな環境を作る——このリズムを意識するだけで、夏の夜の寝つきは改善されやすくなります。
イベントやお出かけで日中に思い切り活動した日は、夜の寝つきが明らかによくなるお子さんが多いのも、現場でよく目にする光景です。

 

夜中に起きてしまうときのチェックリスト

夜中に目が覚めてしまう場合は、以下の点を確認してみてください。

室温・湿度の確認
エアコンの設定温度ではなく、子供の顔の高さで実際に計測します。
25〜28℃・湿度50〜60%の範囲から外れていないか確認しましょう。

直接風が当たっていないか
眠った後に体が冷えすぎると、途中覚醒の原因になります。
風向きとベッドの位置を再確認してください。

寝汗の状態
起き上がったとき、背中や首まわりが汗で湿っている場合は室温が高すぎるサインです。
設定温度を1〜2℃下げるか、除湿を強化してみましょう。

水分補給
夏は寝ている間にも汗で水分が失われます。
起き上がったときにすぐ飲めるよう、枕元に水を用意しておくと安心です。
特に乳幼児は水分が失われやすいため、こまめな確認が大切です。

 

まとめ

夏の子供の睡眠トラブルは、室温・湿度・エアコンの使い方を見直すことで多くは改善できます。
「つけっぱなしが心配」という気持ちは理解できますが、熱帯夜には適切な温度でエアコンを稼働し続けることが子供の安全につながります。
今夜からすぐ試せるのは、就寝1〜2時間前から寝室を冷やしておくことと、温湿度計で実測することです。
快適な眠りが続けば、翌日のお子さんの機嫌や元気も変わってきます。

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