東京都内にはたくさんの博物館があります。博物館というと1つの博物館で色々な分野を紹介しているイメージがありますが、実は細分化されていてそれぞれの博物館が扱う内容はその場所によって異なります。
今回ご紹介するのは「海にまつわる博物館」です。海の生き物や漁業、船、それにかかわる化学や文化について知ることができる博物館で、東京都内と千葉県にある5か所の博物館をピックアップしました。是非最後までご覧ください♪
国立科学博物館
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国立科学博物館は東京都江東区上野にある国内最大級の博物館です。恐竜の骨の化石や鉱石、動物の剥製などさまざまな展示が見られます。建物は日本の生い立ちと現在が学べる「日本館」と地球の生い立ちと今について紹介する「地球館」があります。展示数の多さと広大な敷地はとても1日では全てを見ることができないほどです。子どもから大人まで何度行っても楽しめるとっておきの博物館です。
そんな国立化学博物館で2023年7月15日(土)~10月9日(月・祝)に特別展「海~生命のみなもと~」が開催されます。「どうして地球には水があるの?」という素朴な疑問からさまざまな生物の生態についてご紹介します。海の成り立ちとその神秘、また人類が海に与えている影響を知って未来と未来の海について考えてみましょう。
国立科学博物館への入場には、一般・大学生が630円、高校生以下は無料となっています。特別展は一般・大学生2,000円、小・中・高校生600 円です。特別展の入場にはART PASS、美術展ナビチケットアプリ、アソビュー!より無料の日時指定予約が必要になります。常設展への入場もネットからの予約が便利ですよ♪
また国立科学博物館では無料で利用できる飲食可能のスペースがあります。開放的で気持ちの良いスペースで、小さなお子様連れにもおすすめの場所です。地球館屋上のハーブガーデンには薬用、食用、染料・香味料用などのハーブが植えられています。地球館屋上のスカイデッキも飲食が可能で、ウッドデッキが敷かれた快適&綺麗な休憩スペースです。
授乳室は地球館地下1階と3階、おむつ交換設備は地球館地下1階を除く各階トイレと日本館地下1階〜2階のトイレにあります。
基本情報
場所:東京都台東区上野公園 7-20
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30 まで)
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月28日~1月1日)
お問合せ:050-5541-8600
アクセス:JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
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東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム
【臨時休館のお知らせ】
6/19(月)ー7/14(金)は本館、鯨ギャラリーともに臨時休館となります🙇♀️ご迷惑をおかけし申し訳ありません🙇♀️🙇♀️
明日6/16土10-15時、鯨ギャラリーご見学できます🐳 pic.twitter.com/2B5V2E5VKm
— 【公式】東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム (@realMSM1902) June 16, 2023
東京海洋大学の品川キャンパス内にある博物館です。入場無料の博物館ですが、ウミガメや貝、ラッコなどさまざまな海の生き物の展示を見ることができます。剥製や骨の標本、鯨ギャラリーには体長17mにもなるセミクジラの全身骨格標本が展示されています。レファレンスルームにはシャチの全身骨格標本があり、どちらもとても迫力があります!
HPでは館内の展示に関するクイズ用紙がダウンロードできます。未就学児~小学生用と小中高校生用に分かれているので、お子様の年齢に合わせて選んでみてくださいね。
館内にはおむつ交換ができる設備があります。授乳設備については不明なので授乳が必要なお子様と一緒におでかけの際にはあらかじめ済ませておくと安心です。
基本情報
場所:東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学品川キャンパス内
開館時間:10:00~16:00
定休日:土日祝日、入試期間、点検日、その他
お問合せ:03-5463-0430
アクセス:R線・京浜急行線「品川駅」徒歩約10分
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船の科学館
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品川区にある「船の科学館」では少し異なった観点から海についての学びを深められます。名前の通り、「船」に関する展示がある博物館でとても貴重な観測船や潜水艦などここでしかみられない展示物が多数あります。
なかでも南極観測船「宗谷」はとても重要な展示物の一つです。宗谷は昭和13年に耐氷型貨物船として建造された船で、太平洋戦争を経験しています。昭和31年からは日本で初めての南極観測船として活躍しました。現在は船の科学館前に係留され展示物として公開されています。他にも深海潜水艇の模型や海底にあった居住基地などを見ることができます。
詳細を理解するのはやや難しいかもしれませんが、子どもも楽しめる体験学習やワークショップなども開催されているので子どもにとっては良い学びになりそう。展示の解説や魚の観察、実験を間近にみられるワークショップなどはとても人気があります。
館内では多目的トイレでおむつ交換ができるほか、1階におむつ交換施設を備えた授乳室もあります。調乳用給湯器やシンクも備えていてとても快適です。
基本情報
場所:東京都品川区東八潮3番1号
開館時間:10:00~17:00(宗谷への乗船は16:45まで)
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12/28~1/3)
お問合せ:03-5500-1111
アクセス:ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」下車すぐ
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千葉県立中央博物館分館 海の博物館
3月に上がったザトウクジラ。だいぶ分解がすすみ頭骨が現れていました。下あごの骨が外れています。 pic.twitter.com/Xi2oPVGyIv
— 千葉県立中央博物館分館海の博物館 (@umihaku) May 25, 2023
東京近郊の海にまつわる展示がある博物館を合わせてご紹介します。
まず最初に紹介するのは千葉県立中央博物館分館の「海の博物館」です。この博物館では房総半島の海の豊かな自然をメインに紹介しています。季節にあわせて展示資料の入れ替えを行ったり、最新の研究成果を取り入れた展示に更新されるので、何度行っても楽しめる博物館です。
房総半島は暖かい黒潮と冷たい親潮の影響を受けているという特徴があります。海底のようすやそこに暮らすさまざまな生物の生態について学ぶことができます。
子どもと一緒に楽しむなら、「海と遊ぼう展示室」がおすすめです!海の生きものに触れて親しめる特別な体験ができます。実際に野外で自然観察をする方法についても紹介しているので、夏休みの自由研究などのヒントになるかも!
展示資料や解説パネルの補足になる展示解説シートとワークシートを活用すればさらに学びを深められます。展示を眺めるのが難しい年代なら、研修室で行っている海の生きものを紹介した「マリタイムシネマ」という映像上映がおすすめです!
入館料は一般200円、高校生・大学生100円、中学生以下・65歳以上無料でとてもリーズナブルです。
ベビーカーの利用可能です。トイレにはベビーチェア、女性用トイレにオムツ交換用のベビーシートが備え付けてあります。授乳等には救護室が借りられるのでスタッフの方までお声がけください。
基本情報
場所: 千葉県勝浦市吉尾123
開館時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
定休日:毎週月曜日、年末年始
お問合せ:0470-76-1133
アクセス:JR外房線「鵜原駅」徒歩15分
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豊海おさかなミュージアム
豊海おさかなミュージアムは、魚などの海に暮らす生き物と人間との関わりが学べる入場無料の博物館です。
魚や海、漁業に関する映像やパネルなどを紹介する常設展と、毎月異なる展示が楽しめる特別展示、食育セミナーやイベントを通して子どもから大人まで全ての世代にわかりすい形で水産の魅力や情報をお届けしています。魚たちを生き物として紹介するだけでなく、人間の食物として紹介しているというのが豊海おさかなミュージアムのユニークなポイントです。「さかなを食べる」という日本人としての歴史や漁業などの水産について理解を深められる場所はあまり多くありません。
子どもと一緒なら「おさかな探検 調べよう・学ぼう!」のコーナーもおすすめです。漁業を紹介する映像を見たり、おさかな図鑑でいろいろな種類の魚について知ることができます。食育コーナーは、さかなの良さをいかした食生活について紹介しています。
チャレンジコーナーではさかなや漁業に関するクイズに挑戦できます!クイズを楽しみながらさらに理解が深まります。さかなの漢字を当てる「クイズ寿司」は大人もついつい挑戦したくなる難読漢字が出題されていますので、ぜひ子どもと一緒に挑戦してみてくださいね♪
基本情報
場所:東京都中央区豊海町5-1豊海センタービル2階
開館時間:10:00~16:00
定休日:土・日・祝日(第二土曜日は開館)
お問合せ:03-3533-8111
アクセス:「勝どき駅」徒歩10分
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まとめ
いかがでしたか?
東京都内と近郊には、海にまつわる博物館がこんなにも集まっています。それぞれの観点が異なっていてどれも魅力的ですよね。子どもだけでなく、大人にとっても理解を深める良い機会になりそうですね。それでは子どもとの素敵なお出かけをお楽しみください♪