自然を楽しむレジャー「登山」。
「登山」というとなんだかハードルの高い感じがしますが、アップダウンの少ない山や、途中まで乗り物で行ける山なら子どもも楽しく登れますよ!
とはいえ、きちんと準備や知識も必要です!
今回は東京で子どもと楽しめるおすすめの登山スポットをご紹介します。
登山に必要な持ち物なども併せてご紹介しますので、過ごしやすくなったこの時期、親子で登山を楽しんでみませんか?
出典:photoAC
目次
子どもと一緒に登山するにはどんなものが必要?
きちんとした装備をしようとすると時間もお金もかかりますが、今回は最低限必要な装備や持ち物をご紹介します。
①動きやすい服装&帽子
動きやすく速乾性のあるものがベター。
山の急な天候の変化、虫刺されやけがのリスクも考え、肌の露出を避けた長袖がおすすめです。
また、汗や汚れに備え、替えの着替えも1セットは用意しましょう!
帽子は日差しや雨、小さな石などの落下から頭を守ってくれます。
風で飛ばないよう、あごひもで調整できるものがより使いやすいです。
②レインウェア
山の天候は変わりやすいため、急な雨も対応できるようレインウェアは必須です。
小雨程度なら撥水性のあるパーカーなどでもOK、風よけにもなり便利ですよ。
③食べ物&飲み物
山の高低にかかわらず、休憩は必要です。
熱中症が心配な時期は特にこまめに休憩をとり、水分やサッと食べられる物でエネルギー補給をしましょう。
山によっては食事処などもありますが、それでも小腹を満たすものがあると良いですよ!
~あると便利なもの~
・トレッキングシューズ
・双眼鏡
・鳥や昆虫、山に生息する生きものの図鑑 など
山を楽しむにはそれなりの準備が必要ですので、きちんとそろえて登山を楽しみましょう!
登山をより楽しむ重要なルールも知っておこう!
持ち物の準備ができたら、今度はルールについてもご紹介します。
①自分のレベルに見合った山に登ること
→自分の力を過信してしまうと遭難の危険もあります!!
②ごみは必ず持ち帰る!
③すれ違う人には挨拶をする
④登山道から外れない! →けがや遭難の危険
とても簡単なことですが、自分の命を守る、みんなが気持ちよく過ごすための重要なルールです。必ず守りましょう!
続いて、おすすめの登山スポットをご紹介!
今回は、超初級から大きくなったらぜひ登ってみたい中級編までを順番にご紹介します。
まずは超入門編 登山のイメージトレーニングにもってこい!
滝山公園
もともとは滝山城というお城があった「滝山公園」は、丘陵地にあるため散歩もプチ登山という感覚です。
園内の要所要所には橋や歴史的な屋敷跡、桜なども見られるので飽きません。
緑に囲まれた美しい山道を歩きながら眼下に広がるのどかな風景が望めるので、登山の良いイメージトレーニングができますよ!
標高:160m
アクセス:【バス】JR「八王子駅」/京王線「京王八王子駅」より西東京バス「滝山城址下」下車徒歩15分
ホームページ:https://tamaparks.com/kouen/takiyama/
いざ!山に登ってみよう 初級編
御岳山
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多くの登山客でにぎわう御岳山は、ケーブルカーで比較的楽に登れ観光地として有名ですが、もともとは古くから霊峰と崇められた信仰の山です。
樹齢1000年を超える「神代ケヤキ」や、山頂には武蔵御嶽神社が鎮座し、登山客を迎えてくれます。
御岳山とその周辺の登山やハイキングにはいくつかのコースがありますが、子ども連れにおすすめなのが、ケーブルカーで御岳駅まで登り、武蔵御嶽神社を参拝してから長尾平まで歩いて駅に戻るコースです。
武蔵御嶽神社までの道は舗装されており、途中には神代ケヤキや江戸時代から続く商店街など、見どころもあるので観光気分を味わいながら楽しく歩くことができます。
また、長尾平は関東平野を一望できるビュースポット!
展望広場入口には茶屋があり、甘酒やコーヒー、寒い時期にはホットワインが疲れた体を癒してくれます。
御岳駅からの所要時間は片道で1時間程で、ルート上にはトイレが4カ所あります。
もう少し登山の気分を味わいたい方には、片道1時間、2時間半コースなどもありますので、子どもの体力や体調に合ったコースをお選びください。
標高:929m
アクセス:JR「御岳駅」より西東京バス「ケーブル下行き」終点下車
青梅市観光協会ホームページ:https://www.city.ome.tokyo.jp/site/omekanko/
武蔵御嶽神社ホームページ:http://musashimitakejinja.jp/
高尾山
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御岳山と並ぶ人気の登山スポット「高尾山」も、江戸時代から信仰の霊山として親しまれています。
変化に富んだ6種類のハイキングコースの中でも、おすすめなのがエコーリフトやケーブルカーで中腹まで行き、高尾山薬王院を参拝後に山頂を目指す初心者に人気のコースです。
このコースのほぼすべての道は舗装されて歩きやすく、山頂の途中に根がタコのように曲がった「たこ杉」や薬王院と見どころも網羅されています。
そして、山頂からは天気が良ければ富士山や相模湾、房総半島の山々など「関東の富士見100景」に選ばれた美しい絶景を一望できます。
標高:599m
高尾山登山口までのアクセス:京王線「京王八王子駅」徒歩5分 他
八王子市ホームページ:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/001/004/p003393.html
高尾山薬王院ホームページ:https://www.takaosan.or.jp/
ちょっとレベルアップ!
陣馬山
御岳山や高尾山で慣れてきたら、少しレベルアップ!
高尾山からほど近い「陣馬山」は、八王子市から神奈川県相模原市にまたがった位置にあり、標高は855mとそれほど高くないものの、ケーブルカーやリフトはなく、自力で山頂を目指します。
所要時間は登りが約90分程ですが、途中急勾配もあるので無理せず休憩を入れながら登りましょう。
晴れた日には富士山が望める山頂の景色は素晴らしく、巨大な白馬像が登山客を迎えてくれます。
登頂の思い出に白馬像と一緒に記念撮影も良いですね!
標高:855m
アクセス:JR「高尾山駅」より「陣馬高原下」行きバスで終点下車
ホームページ:https://www.e-sagamihara.com/sightseeing/sightseeing-84/
大きくなったら行きたい!おすすめスポット
八丈島 八丈富士
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子どもが大きくなったらぜひおすすめなのが、八丈島にある「八丈富士」です。
伊豆諸島最高峰の八丈富士は標高854m、山頂から裾野の広がりが美しくその姿はまるで富士山のようです。
7合目の登山口までは車で行くことができるので、比較的簡単に山頂に到着します。
山頂にはぽっかりとすり鉢状に空いた火口があり、その周りをぐるっと1時間程かけて巡る「お鉢巡り」は360°、海と街並みが見渡せる大迫力の景色です!
なお、山頂から火口内に向かって10分ほど降りたところに浅間神社がありますので、ぜひ参拝しましょう!
標高:854m
アクセス:【飛行機】羽田空港~八丈島空港(1日3便)~車で15分
【船】東京竹芝桟橋~八丈島底土港または八重根港(1日1便)~車で16分
ホームページ:https://www.hachijo.gr.jp/specials/trekking/
まとめ
今回は東京で子どもと楽しめるおすすめ登山スポットをご紹介しました。
昨今の登山ブームでより多くの方が山にでかけるようになりましたが、中にはビーチサンダルで登ったり、ごみをそのまま捨ててしまったりとマナーが問題視されています。
みんなが気持ちよく山に登れるよう最低限のマナーは守りたいものです。
登山を楽しむためにはそれなりの準備や知識が必要ですので、ぜひ親子で山や山に住む生きものについて調べてみたり、持ち物の準備をしてみてはいかがですか?
また、子どもの年齢や、経験に合わせた無理のないレベルからスタートして楽しんでくださいね。