気温が高く、じわじわと体から汗が流れでるような日は、どうにか涼をとりたいものです。お子さまもきっと同じように考えている中、実は身近にある公園には、冷たくて気持ちのいい水とふれあえるエリアがよく見られます。このような「水遊び場」で体を動かせば、心身ともに涼しむことができるでしょう。
今回は、東京都豊島区にある、水遊びができる公園を5つご紹介します。ほとんどのスポットは夏から初秋にかけて開放されていますので、この記事を参考に足を運んでみてください。
長崎公園
「豊島区立長崎公園」は、長崎3丁目の住宅街に広がる自然豊かな公園です。約4,600平方メートルもある広い敷地の中には、豊島区にお住まいの方々が栽培しているバラ園や、雑木林に似た空間、そして都内では滅多に見られない原っぱが広がっています。
この公園にはさらに、ひょうたん型に整備された築山(人工的に作られた山)があり、夏になるとそこから水が流れ出るため、ここで水遊びを楽しむことができます。築山からサラサラと流れる水が、公園内を緩やかにカーブしていく様子は視覚的にも涼しげな感覚に浸らせてくれるものです。水深は深くないので、大きな事故の心配もありません。
なお、当公園には水遊び場の他に、滑り台やブランコ、砂場などの遊具も整備されています。
住所:東京都豊島区長崎3-25-15
アクセス:西武池袋線「東長崎駅」から徒歩10分
HP:https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/055.html
※ベビーカーでの入園可能
千川親水公園
かつて千川上水の清流を眺められたことから名付けられた「千川親水公園」は、南北に長く広がる公園です。公園の周囲に桜の木が植えられており、春の満開の桜、夏の葉桜を見に例年多くの方が訪れます。
この細長い公園全域に、水が通る「流れ」が造られ、そのうち2箇所が目一杯遊べるじゃぶじゃぶ池として整備されています。底に足をつけるとひんやりとしていて気持ちがよく、その冷たさが全身に伝わっていく爽快感は格別です。なお、じゃぶじゃぶ池の一部には池を横断するための飛び石が備え付けられています。こちらの石にお子さまがつまづかないよう、気をつけてくださいね。
なお、こちらの親水施設はゴールデンウィークと夏休み中のみ水が流れます。他の時期には稼働しません。遊具はそのほかに鉄棒、うんてい、滑り台、それに砂場がありますので、併せてご利用ください。
住所:東京都豊島区要町3-17-5
アクセス:東京メトロ有楽町線「千川駅」から徒歩4分
HP:https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/061.html
※ベビーカーでの入園可能
南長崎スポーツ公園
「南長崎スポーツ公園」は、落合南長崎駅を出て歩いてすぐのところにあります。サッカーなど屋外スポーツができる多目的広場と、緑豊かな芝生広場からなる公園です。
この芝生広場に隣接するようにあるのが、円形のじゃぶじゃぶ池で、こちらで水とふれあうことができます。池には合計5つもの噴水が用意されており、各々から勢いよく冷たい水が噴き出します。噴水の高さ自体は高くなく、そのため水圧もそれほど強くありません。小さなお子さまでも安心して近づくことができますよ。
ちなみにこちらの公園は、仮設トイレ用のマンホールやかまどベンチといった防災機能を持つ設備が充実している施設としても有名です。こういった防災に関する設備や施設を理解しておくと、非常時でも焦らずに行動できるでしょう。
住所:東京都豊島区南長崎4-13-5
アクセス:西武池袋線「落合南長崎駅」から徒歩すぐ
じゃぶじゃぶ池の稼働期間:
4月末~5月末 午後12:00から午後4:00まで
7月中旬~9月中旬 午前10:00から午後5:00まで
※ベビーカーでの入園可能
大塚台公園
南大塚に位置する「大塚台公園」は、緩やかな斜面に建設された公園です。当公園の名物として、かつて日本各地を走っていたSLが園の中央に佇んでおり、年齢を問わず多くの鉄道ファンから親しまれています。
この公園には、小さな滝と水の流れる滑り台が備え付けられたじゃぶじゃぶ池があります。水の流れる滑り台はウォータースライダーに乗っているかのような気分を味わえ、お子さまもワクワクすること間違いなしです。また、この滑り台から流れてくる水が下にあるくぼみに溜まっているので、そちらで水のかけあいっこやおもちゃで遊んでみるのも楽しいですよ。
こちらの公園には、ブランコや滑り台、砂場、そしてジャングルジムといった遊具が設置されています。さらにキャッチボール場が独立して用意されているため、安全にボール遊びを楽しむことができます。
住所:東京都豊島区南大塚3-27-1
アクセス:JR「大塚駅」徒歩5分
HP:https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/013.html
※ベビーカーでの入園可能
千早公園
豊島区千早の閑静な住宅街にある「千早公園」は、西側に広がる多目的広場と東側にある盛り上がった台地とからなる広々とした公園です。
こちらの公園には、大きな岩々でがっしりと囲まれたじゃぶじゃぶ池が整備されています。上段から下段へと流れ落ちてくる水が下の池に溜まっていく様子はまさに自然の渓流のようです。人工の公園でありながら、山中にいるかのような安心感を与えてくれる雰囲気に、お子さまたちも時間を忘れて水遊びに熱中することでしょう。
また、当公園には丸太渡りやローリングボードといったアスレチック要素の強い遊具が揃っていますので、こちらもぜひご利用ください。
住所:東京都豊島区千早2-31-10
アクセス:東京メトロ「千川駅」から徒歩約5分
HP:https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/058.html
※ベビーカーでの入園可能
まとめ
ここまで、豊島区にある水遊びができる公園を5つ紹介してきました。プールや海とはまた違った水とのふれあい方が、じゃぶじゃぶ池などより小規模なスポットでは実現します。
暑い日はあえて公園に足を運び、小さな水遊び場で親子一緒に涼をとってみてはいかがでしょうか。