絵本、挿絵、カレンダーなどで、きっと誰もが一度は目にしたことがある、画家いわさきちひろの絵。
やわらかく清澄な色彩で描かれている草花や子どもの愛らしい表情に、心が癒されたことでしょう。
1918年(大正7年)に生まれ、青春時代を戦争の真っただ中で過ごしたちひろ。
戦後、絵本画家として自立し、母親となった後も、我が子の成長する姿を数多くのスケッチに残しながら、戦争をテーマにした絵本を手掛け、「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という言葉をこの世に残しました。
ちひろの絵では、水彩絵の具を、水をたっぷりに使って、にじませたり、ぼかしたり、また筆のかすれたタッチを生かすなど、日本や中国の水墨画にも近いさまざまな技法が使われています。
そんなちひろの技法を、ちひろの作品に囲まれながら体験してみませんか?
ワークショップでは、ちひろが得意とした水彩の「にじみ」の技法を使って、ぽち袋をつくります。体験時間は30~40分です。
会場である「ちひろ美術館・東京」は、ちひろが最後の22年間を過ごした自宅兼アトリエ跡に建てられており、世界で最初の絵本美術館です。
愛用のソファが展示され、アトリエが復元されていたり、ちひろの好きだった草木や花が植えられた庭など、ちひろが生きていた頃の様子をより身近に感じながら、ちひろの作品を楽しむことができます。
人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として、小さな子どもも楽しめるよう、親子で参加のイベントや展覧会も随時開催されていますので要チェック!
2018年12月15日で生誕100年となるいわさきちひろの世界を、ぜひご家族でお楽しみください。
公式サイトはこちらから