東京に住んでいたのに知らなかった、そんな穴場の庭園をご紹介します。
殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)は、大正2年~4年に江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸となりました。
昭和40年代に本庭園を守る住民運動が発端となり、昭和49年に都がこの地を買収・整備後、有料庭園として開園。
平成23年9月には国指定の文化財(名勝)となりました。
庭園の名称は、昔の「国分寺村殿ヶ谷戸」という地名に由来しています。
▽モッコク
武蔵野の自然の地形を生かし、段丘の崖にできた谷を巧みに利用した「回遊式林泉庭園」。
崖上の緑の大芝生と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法がみどころとなっています。
園内は結構なアップダウンがありますので歩きがいも十分。
庭園には300本をこえるモッコクが植わり、崖下にはモウソウチクの林(竹林)があり、景観の変化をお楽しみください。
都内でも数少ないカタクリの群生地や、ニリンソウなど武蔵野の雑木林の春を彩る花に出会うこともできます。
▽カタクリの花
国分寺崖線からの湧水は、古くは「次郎弁天の清水」と言われた名水。湧水源から、毎分37リットルの湧水が池に注いでいるそうです。
今回は、春から初夏にかけて、子どもも楽しめるヒントを頼りに園内を巡りクイズに答える「クイズで学ぶ殿ヶ谷戸!」を開催。
殿ヶ谷戸庭園の自然や歴史を遊びながら学びましょう。
売札所にてクイズ用紙を配布しています。
クイズ用紙に書かれたヒントを頼りに園内を巡りながら、クイズの答えを探してくださいね。
ついでに公園の自然に触れて春の訪れを満喫してください!
公式サイトはこちらから