さて、みなさんはハナショウブをご存知でしょうか?
生け花の花材や5月5日の端午の節句の飾り花としてもよく知られており、青紫色で古風な雰囲気を演出する美しい草花です。
小石川後楽園では、5月末から6月中旬に、660株ものハナショウブが見ごろを迎えます。
また、江戸時代初期に、水戸徳川家の中屋敷(後に上屋敷)の庭として頼房が造り、二代藩主の光圀の代に完成した庭園として、国の指定特別史跡・特別名勝にもなっているため、多くの観光客が訪れます。
期間中は、菖蒲田の脇に「花菖蒲の小道」と称する木道が設けられ、より近くでハナショウブを鑑賞できるようになります。
観覧無料の「舞楽の公演」(2019年5月26日開催)や、植物研究家の上田良就(うえだよしなり)氏による特別ガイドツアー「花菖蒲めぐり」(2019年6月1日開催)も開催されますので、この機会にぜひご参加ください。
また、期間中の土曜日、日曜日、月曜日には、園庭ガイドボランティアの解説を聞きながら園内散策を楽しむこともできます。
庭園の印半纏(しるしばんてん)(子ども用あり)を着て記念撮影をするコーナーや、売店も臨時出店しますので、お子様連れでも十分に楽しめますよ。
都会のオアシスとして、新緑の中に彩られるハナショウブの上品な青紫色の美しさを、ぜひご家族で鑑賞してくださいね。
※イベントによって雨天中止や開催時間・開催場所が変更になる場合がございます。
中止の場合は、小石川後楽園ツイッター(@KorakuenGarden)でご案内しますので、お出かけ前にご確認ください。
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