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東京都の大田区にある蒲田は、JRと東急の2社3路線が乗り入れるアクセス便利なエリアで、都心や横浜方面への移動も容易です。また、蒲田からほど近い羽田空港は、日本を代表する空の玄関口として世界中から多くの人々が利用しています。JR蒲田駅周辺には、賑わいに満ちたロングアーケードの商店街が広がり、平日でも多くの買い物客でにぎわっています。さらに、蒲田は黒い湯が湧く黒湯温泉で知られ、都内では最も多い20軒以上の温泉施設が点在しており、訪れる人々にリラックスのひとときを提供しています。
下町の風情が色濃く残る蒲田には、美しい桜が楽しめるお花見スポットも多数あります。今回は、蒲田周辺で特におすすめのお花見スポットを10箇所ピックアップしました。その中には、歌川広重が名所江戸百景に描いた「千足池公園」や、桜で美しく彩られた五重塔が印象的な「池上本門寺」、子どもの遊び場も備えた「荻中公園」など、見どころ満載のスポットが含まれています。
2024年の桜開花予想によると、東京の桜は3月18日頃に開花するとされており、全国的にも平年並みかそれよりも早い開花が予想されています。桜の美しい季節が始まると、家族や友人と一緒に蒲田周辺へお花見に出かけるのはいかがでしょうか。春の訪れを感じながら、蒲田の魅力を存分に堪能してください。

1.洗足池公園

出典：photoAC

初めにご紹介するのは、広大な淡水池「洗足池」を有する公園です。江戸時代、歌川広重の名所江戸百景「千束の池袈裟懸松」が描いた水辺の景観を、今でも見ることができます。園内には、池月橋や水生植物園をはじめ、西郷隆盛留魂碑や名馬池月像などといった歴史遺産も点在します。また、洗足池駅を降りてすぐの場所にはボート乗り場があり、池のほとりの広場や湖岸の遊歩道ではウォーキングも楽しめます。冬は渡り鳥が訪れ、夏にはトンボが水辺を飛び回ります。
公園の北側には、サクラ山、マツ山と呼ばれる小高い丘があり、桜が咲き誇るお花見スポットとなっています。洗足池には、ソメイヨシノなどおよそ220本もの桜が植えられています。ボートを漕ぎながら、のんびりとお花見を楽しんでも良いですね。

2.桜坂

出典：photoAC

東急電鉄多摩川線沼部駅を降りて、すぐにあるゆるやかな坂です。桜坂の名称は大正時代に坂道の両側に植えられた桜にちなんで名づけられました。かつては「沼部の大阪」と呼ばれ急な勾配で通行が困難でしたが、周辺の村落は荷車や旅商人が通行し、腰掛茶屋などの休憩所でにぎわっていたと言い伝えられています。
そして福山雅治さんの名曲「桜坂」の舞台としても有名です。
「桜坂」はラブソングであることから、カップルのデートスポットとしても人気があります。桜坂の上に掛かる真っ赤な「桜橋」の上で記念写真を撮るのがデートの定番です。
坂の両側には33本のソメイヨシノが植林されており春にはピンク色の桜のトンネルが現れます。桜の見どころとしては桜橋の上から桜を眺めるのがおすすめですが、少し離れたところからの赤い桜橋とピンク色の桜の鮮やかな風景も素晴らしいので、見逃さずにチェックしてください。

3.池上本門寺

出典：photoAC

大田区にある池上本門寺は日蓮宗の大本山です。池上本門寺の境内には国の重要文化財である五重塔が建ち、多くの観光客が訪れます。春になると、およそ100本もの桜が境内を彩ります。ソメイヨシノをはじめ、珍しいサザべザクラも見ることができます。どっしりと構える五重塔を引き立てる桜が、とても美しいです。

4.本門寺公園

出典：photoAC

園内にはたくさんの木々が植栽されています。自然豊かな公園には弁天池をはじめ、運動会などに利用できるグランドやデイキャンプが楽しめるエリアがあります。園内の子ども広場にはブランコなどの遊具があり、子どもが遊びを満喫できます。桜は弁天池、キャンプ場、子ども広場近辺で見ることができます。

 5.馬込桜並木通り

馬込桜並木通りでは約600mの距離の通り約90本のソメイヨシノが植栽されています。 
毎年4月上旬の日曜日に、馬込桜並木通りで「馬込文士村大桜まつり」が開催されます。このイベントでは、約600メートルにわたる桜並木を楽しみながら、屋台や踊り子さんの踊りを楽しむことができます。

6.桜並木公園

馬込桜並木通りの途中にある公園です。園内には馬込桜並木通りの桜に見劣りしない見事な桜が植栽されています。滑り台やブランコなどの遊具もあるので桜を見ながら子どもが遊べます。園内のトイレが蔵作り風のトイレとなっており、男女トイレと多機能トイレが設置されているので、馬込桜並木通り散策中のトイレポイントとしてチェックしておくといいですよ。

7.萩中公園

出典：photoAC

大鳥居駅のそばにある公園です。こちらは、児童公園、ガラクタ公園、築山広場などといった施設があり、子どもの遊び場にぴったりな公園です。信号機を備えたコースがある児童公園では、交通ルールを学びながら自転車に乗る練習ができます。ガラクタ公園には、男の子が喜びそうな蒸気機関車や都電などが配置されています。中央のジャンボ滑り台も、子どもたちに人気のある遊具です。そのほかにも、プールや野球場などといったスポーツ施設も備えており、思いっきり体を動かして遊ぶことができます。そんな萩中公園では、築山広場でお花見が楽しめます。桜の木の下にレジャーシートを敷いて、お花見をしながらお弁当を食べても良いですね。子どもをたくさん遊ばせたあと、親子で桜を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。
園内にはだれでもトイレが設置されているので小さな子どもとのおでかけでも安心です。

8.南蒲田三丁目さくら児童公園

和風のしつらえになっている落ち着いた雰囲気の公園です。園内にはソメイヨシノや八重桜が植栽されています。お花見の穴場スポットです。
小さな公園ですが流れる水場があり、夏は子どもがジャブジャブ池として遊べます。
トイレも完備しているので、子どもが急にトイレに行きたくなっても安心です。

9.西蒲田公園

蒲田駅近くの整備された都市型の公園です。園内には入口広場、多目的広場、芝生広場があります。
子どもが遊んで楽しい遊具が設置されていますし、トイレも完備しています。
園内には、彼岸桜や濃いピンクの大彼岸桜、ソメイヨシノなどの多様な桜が植栽されているため長い期間桜を楽しめます。
また園内から東急池上線と多摩川線の電車が走る様子を見ることができますので、電車が大好きな子どものいるご家庭におすすめなお花見の穴場です。
また、こちらの公園は、カワズサクラが咲く穴場スポットです！1月下旬から2月にかけて咲く「早咲き桜」の一種です。この桜は、ソメイヨシノよりも色が濃く、開花期間も約1か月に及びます。花びらは濃いピンク色で、つぼみや開花初期は濃いピンク色をしていますが、満開時にはピンク色が鮮やかで、その後は徐々に色あせていきます。

10.呑川

JR蒲田駅から京急線蒲田駅の間にある呑川は河川敷が桜並木になっています。
特にあやめ橋から京急蒲田駅の川沿いは、ソメイヨシノが川の水面に花をつけた枝を伸ばし、美しい風景が楽しめます。下町風情の中でのお花見を堪能することができます。

「子連れで花見ピクニックを楽しむ」5つのポイント！

春の訪れとともに、桜の季節がやってきます。家族や友人と一緒に、子どもたちと楽しい花見ピクニックを計画する方も多いのではないでしょうか？しかし、子連れの場合は、計画をしっかり立てることが大切です。ここからは、子連れで花見ピクニックを楽しむための5つのポイント、アドバイスを紹介します。

①早めの出発を心掛ける
桜が満開の時期は人出が多くなります。混雑を避けるために、早朝に出発するか、平日を選ぶなどして、混雑を避けることができます。

②十分な準備をする
子どもたちとの楽しい時間を過ごすために、必要なアイテムを持参しましょう。お弁当や飲み物、おやつ、おもちゃなどを忘れずに用意しておくと、安心して楽しめます。

③屋外での遊びを考える
桜の下でお弁当を食べたり、花見を楽しむだけでなく、子どもたちが楽しめるような屋外での遊びも考えておきましょう。ボール遊びやフリスビーなど、広い場所で楽しめる遊びを用意すると、子どもたちも喜びます。

④安全を確保する
桜の下で楽しい時間を過ごすために、安全面も考慮しましょう。子どもたちが走り回る場所や、桜の枝に tre倒されないように注意することが重要です。

⑤思い出を残す
子どもたちとの花見ピクニックを思い出深いものにするために、カメラやスマートフォンで写真を撮ることを忘れないでください。笑顔いっぱいの写真は、後々振り返ったときに素晴らしい思い出となります。

子ども連れでの花見ピクニックは、計画と準備がしっかりしていれば、楽しい思い出になること間違いありません。家族や友人と一緒に、春の訪れを感じながら、心地よい時間を過ごしてください。

まとめ

出典：photoAC

蒲田周辺でおすすめのお花見スポットをご紹介しました。池に映った美しい桜が見られる「洗足池公園」や桜で彩られた五重塔に出会える「池上本門寺」では、歴史を感じながらお花見が楽しめます。名曲の舞台となった「桜坂」や、桜の名所「馬込桜並木通り」も見逃せません。お花見のついでに子どもを遊ばせたいなら「荻中公園」「南蒲田三丁目さくら児童公園」「西蒲田公園」がおすすめです。桜が咲き始めたら、子どもと一緒に蒲田へお花見をしにおでかけして楽しい時間を過ごしましょう。