ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシア人作曲家による作品の上演を取りやめたウクライナ国立バレエ。バレエ団の長い歴史において重要であった「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などがレパートリーから消え、芸術監督に就任した寺田宜弘には、それらに代わる作品の上演が託された…！本公演では、日本の皆様からの義援金で新制作されたヤレメンコの「ジゼル」や世界的巨匠ジョン・ノイマイヤーの傑作「スプリング・アンド・フォール」、今年12月より新しくレパートリーに加わる英国バレエを代表する作品「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」など、寺田芸術監督の就任後に取り入れられたレパートリーが上演される。戦時下で悩み苦しむダンサーたちにとって、これまでにない作品に挑戦することは彼らの光となり、前に進み続ける原動力となった。今までにない一面をご覧いただけるだろう。さらに今回は､ウクライナ出身のアレクサンドル・トルーシュがゲスト出演し､ハンブルク・バレエ団でプリンシパルの菅井円加とノイマイヤー作品を上演。ウクライナ国立バレエの新しい時代を感じさせる、一回限りの貴重な公演をお見逃しなく！！