「子どもの習い事」っていつから？メリットは？どうやって決めるの？とお悩みではありませんか？学校などとは違い、各家庭で調べて選んで決めるわけですから準備や下調べも重要になってきます。
この記事では、塾や習い事をするメリット、始めるのにおすすめな時期、塾選びの準備や注意点をわかりやすくご紹介します。習い事を始めようか迷っている方、子どもに習い事をさせたいけれど続くのか心配している方は必見です！
目次
１．塾や習い事のメリット
塾や習い事をするメリットとは何でしょうか？子どもに押し付けることにならないか、続けられるのかなど習い事を始める前はいろいろな不安がありますよね。メリットを知っていれば子どもの背中を押してあげることができますし、習い事を続けていくうえで子どもの成長を実感できますよ。
【メリット1】塾や習い事は、子どもの学力・身体能力・好奇心の向上を加速させる！
塾に通えば学習時間が増えて、学力アップが期待できます。習い事をすれば特技ができたり、身体能力が向上したり、習い事をする前よりもできることが多くなります。塾や習い事を始めることは、学校や家庭では伸ばしづらいスキルを伸ばせるチャンスです！もっと色々なことを知りたい、もっと違う分野にも挑戦したいという好奇心も育んでくれますよ。子どもの世界を広げてあげる良いきっかけになりますね。
【メリット2】継続は力なり！集中力と習慣が身につく！
習い事は子どもの集中力を育てます。お家で何かに集中しようとしても、おもちゃやテレビなど子どもにとっての誘惑がたくさんありますよね。それを排除しようとするのは子どもにとってストレスになりますが、塾や習い事は集中できる環境が整っています。短い時間で勉強や運動に集中して取り組むことは違う場面でも良い効果をもたらしてくれます。コツコツと継続する習慣が身につくというのも大きなメリットです。
【メリット3】子どもが苦手な分野を克服し、自信がつく！
最初から上手にできるなら習ったり塾に行く必要はありません。まずは未経験や苦手という状態からはじめることになるわけですから、成長あるのみ！です。
習い事をすることで、これまでできなかったことができるようになります。失敗を繰り返してできるようになったことなら、さらに達成感を感じられますよね。子どもの成長において成功体験はとても大切です。努力して成果を得られる、周囲から認められる、親に褒められるという経験をすることで、その過程を大切にできるようになりますし、失敗を恐れずチャレンジする精神が育ちます。
このように塾や習い事は、勉強ができるようになったり特技ができるだけでなく子どもの精神面の成長も促してくれます。塾や習い事はメリットがたくさんある！と言えそうですね。
２．塾や習い事を受けるべき時期っていつ？
習い事を始めるのに一番良い時期とはいつでしょうか？有名なスポーツ選手が「幼稚園の頃からはじめました」などと語っているのを見たことがある方も多いと思います。習い事は早ければ早い方が良いに決まっている！と考える方もいると思いますが、始めるのにベストなタイミングはその子どもによって違います。
ここでは、習い事を始めるのにおすすめなタイミングを3段階に分けて紹介します。それぞれの時期の子どもの状態や始めるメリットを知って、ベストなタイミングを見極めましょう！
①小学一年生
幼児教育が終わって新しい世界に飛び込む小学一年生は、初めて習い事を始めるのにとてもおすすめな時期です。幼稚園・保育園を卒園してこれまでとは全く違って新しいこと尽くし。一気に新しい事を詰め込んでしまうのは大変じゃないの？と思うかもしれませんが、この頃の子どもは吸収力や適応能力が高いと言われています。もちろん個人差がありますが、習い事もスムーズに始められるお子さんが多いというわけです。
早い段階で目標を持って学習し始めることで習熟度が上がり、熱心に取り組む姿勢とコツコツと継続する習慣が身に付きます。小さいうちから色々なことを学べる環境を整えることで子どもの成長を促すことが期待できます。
② 小学三年生
学校生活に慣れ、それぞれの個性が目立ち始めます。9歳の壁・10歳の壁という言葉をご存知でしょうか？身体的・精神的に発達し自己肯定感を持ち始める時期ですが、発達の個人差が大きいため劣等感を持ちやすくなります。それと同時に好きなものと苦手なものをハッキリと自覚し始めます。学校の授業が分からなくなる子どもが増加する時期なので、学習塾に通うことを検討する人が多いです。
子どもが学校の授業についていけないとご両親も不安になりますよね。小学三年生ごろからは、算数なら分数や長さや重さの単位や図形、国語は難しい漢字が増え、英語・理科・社会などの新教科が加わります。二年生までとは違って学習する量が増えますから勉強の仕方を工夫しなければなりません。学校や親が勉強をみるのも限度がありますから、学習塾に通って学習する習慣や勉強の仕方を身につけるのもおすすめです。
身体的に発達するこの年頃は、スポーツをすることで身体能力を飛躍的に発達させることができます。身長が伸びたり基本的な体の動かし方を身につけることでさまざまな種目に挑戦できる身体能力が身につきます。
③ 小学六年生
小学校卒業まであと一年のこの時期は来たる中学校生活に向けて準備を始めるのにぴったりです。中学校に進むとより深掘りした学習内容になり、これまでは重視しなかったテスト対策も必要になります。小学校の学習内容に不安がなくても中学校の準備として学習習慣を身につけるために塾に通い始める人も少なくありません。
中学生になると学習内容は難しくなり、カリキュラムの量も格段に増えます。部活をしたい子どもなら時間配分も難しくなりますよね。子ども自身が家庭学習の時間を確保するのは気持ちが向かないという場合も多いです。週一回でも学習塾で勉強する時間を確保できれば、本人が生活にメリハリをつけられるようになりますよ。
このように習い事を始める時期はバラバラでもそれぞれにメリットがあります。子どもの今の状態をよく見て、親子で話し合うことでベストなタイミングが見極められそうですね。
３．塾や習い事を受ける準備
塾や習い事を始めるときにどんな準備をしておいたら良いでしょうか。またどんな基準で塾や習い事を選べば良いでしょうか。口コミやその塾の実績などをチェックするという方は多いと思います。それも必要なことですが、それだけでは子どもにぴったりの塾や習い事を見つけるのにベストとは言えません。
ここでは塾や習い事を受ける時の準備をわかりやすく4ステップでご紹介します！
①どんな習い事や塾に通いたいのかを決める
まずは子どもの希望を聞いてみましょう。どんな習い事をしたいのか、どうなりたいのか、どのくらいのペースで通えるのかなどを具体的に話し合っておくと実際に塾を決める段階で候補を絞りやすくなります。
どんな動機でもまずは子どもの意見を否定せず、話を聞いてみましょう。
②塾を検索して、子どもにあった塾を探す
希望の条件が決まったら子どもにあった塾を探しましょう。その塾の実績や講師はもちろん、立地や生徒数、指導内容、特徴を調べて比較できるようにまとめておくと便利ですよ。
③塾の料金や授業料を確認する
料金や授業料は塾によって異なります。学習内容のレベルや個別かそうでないかなどコースが異なると料金が変わりますので、比較する場合はなるべく条件がイコールになるようにしましょう。
条件をイコールにするためにも①の希望をしっかり聞くというステップが重要です！
④子どもが本当に行きたいかの確認
最終確認として子どもに「行きたい」という意思があるかを確認しましょう。無理強いになっていないか、選んだ塾や習い事が今の子どものレベルに合っているかというポイントはとても大切です。塾や習い事に通って結果を出すことは大切ですが、重要なのは「継続すること」です。それが達成できそうかを今一度確認しましょう。
もし子どものモチベーションが下がっているなら①からやり直してみましょう。そもそも習い事に対する熱が冷めてしまったのか、塾選びをやり直した方がいいのかがわかりますよ。
簡単に4ステップでご紹介しましたが、一つ一つのステップはなかなか時間がかかります。特に②は色々と迷ってしまうと思うので、あまり絞らず気になるところはピックアップしておくのがおすすめです。
４．塾や習い事を受ける上での注意点
習い事を受ける時の準備の次は、習い事を始めるにあたって覚えていてほしい注意点をご紹介します。この注意点を押さえていないと続かなかったり、なかなか成果を得られず子どもの自己肯定感が低くなってしまう原因を作ってしまいます。とても重要な注意点は以下の4点です！
①子どもの意思を尊重する
子どもの習い事を決めるときは、子どもの希望を尊重するのが何より大切です。親が決めた習い事をさせるのは子どもにとってストレスになり、家庭や学校生活にも悪い影響を及ぼしてしまいます。親の理想をぶつけてしまうと子どもは応えようと頑張りすぎてしまいますから、徐々にステップアップしていけるように手助けをするという心構えでいましょう。
②子どもの目標を明確にする
塾や習い事を始めるにあたって、「どうなりたいか」という目標が明確でないといけません。学習塾に通うなら、「苦手を克服する」や「得意なことをもっと伸ばす」、「勉強の仕方と習慣を身に付ける」などといった目標を決めましょう。その他の習い事なら自分が到達したいレベルや「大会に出る」など近い将来に達成できそうな目標があると良いですね。「〇〇(職業）になりたい」「有名大学に合格したい」「スポーツ選手になりたい」という将来の夢があっても、まずは達成感を味わって継続するやる気につながるような目下の目標を決めます。
子どものモチベーションは周囲に認められること、親に褒められることで上がっていきます。目標に向かって努力する姿を応援するのはもちろん、上手にできたときや達成できたときはたくさん褒めてあげてくださいね。
③子どもにあった塾を選ぶ
実際に塾を選ぶときはどんなことに注意したら良いでしょうか。子どもの目標と親の目的を擦り合わせて、今の子どもに合った塾を探しましょう。
そもそも塾や習い事をさせる目的はなんでしょうか？
・学校の成績を上げたい
・志望の私立中学に入学するため
・他の習い事と両立するため
・親に代わって学習をサポートしてもらいたい
などなど親にとっての目的があると思います。学校の成績を上げることや習い事との両立、家庭学習の補助が目的なら補修メインの塾がおすすめです。子どものわからないところを教えてくれるのはもちろん、自分で勉強するときのヒントがたくさんあります。自分で勉強して、つまづいたところを教えてもらえるという安心感は勉強のモチベーションにも繋がりそうですね。
中学受験のためなら中学受験専用のコースがある塾を選びましょう。受験対策に特化したコースのある塾や中学受験の為の塾がおすすめです。中学受験は学校の勉強とは違う勉強が必要になるので、私立中学を志望するほとんどの子供が学習塾に通っています。
④塾を受講している期間に、家庭学習も継続する
塾や習い事に通わせてしっかりと成果を出すには、家庭学習も重要です。塾に通って勉強する時間が確保できれば成績が上がると思いがちですが、塾がない日も宿題や予習復習をすることで大きな成果が得られます。スポーツなどにおいても自主練習はとても大切です。
家庭学習、自主練習をすることでより理解を深められるわけですが、その意味は単に学習時間や練習時間を増やすためだけではありません。親が子どもの頑張りをみるという点でもとても大切です。一緒に宿題をした日や練習する姿を見た日には「よく頑張ってるね！」と声をかけてあげてくださいね。
5．まとめ
これまで紹介してきたことをおさらいしていきましょう！子どもの成長を加速させる習い事を始めるのにとても大切なポイントです。
★塾や習い事は子どもを成長させるメリット尽くし！
塾や習い事をすることで、子どもの学力・身体能力・好奇心を育てられます。達成することで努力する大切さや達成感を感じ自己肯定感を育みます。これまでにない成長が実感できます！
★ 通わせる時期は小1・小３・小６がオススメ
塾や習い事を始める時期は、小学校に上がって新しいこと尽くしの一年生、得意と苦手がハッキリする小学三年生、中学校の準備のための小学校六年生がおすすめです。子どもの今の状況をよく見てベストなタイミングを見極めましょう！
★子どもの希望を尊重する
塾や習い事選びで重要なのは「子どもの希望」です。親の理想を押し付けることはせず、希望を聞いてそれにあった塾選びやサポートをしてあげましょう。特に小学校低学年くらいの子どもはやる気にムラがあったり、友達が動機になったりと続けていけるのか心配になることも多々あります。ときにはプレッシャーをかけずに見守るのも大切です。
★子どものモチベーションをあげよう
目標を具体的にするためのアドバイス、家庭学習や自主練習をする姿を見つけたら「よく頑張っているね」「上達したね！」といった声がけをしてあげましょう。大人も周囲から認められるとやる気が出て、少し苦手なことや億劫なことに対しても挑む気持ちになりますよね。子どもはそれに加えて「親から褒められる」という経験がとても重要です。惜しみない声がけをしていきましょう！
いかがでしたか？
子どもの習い事・塾選びのヒントは見つけられたでしょうか。通い始めたら頑張るのは子ども本人ですが、選ぶときに頑張るのは親御さんですよね。子どもにより良いものを…と考えれば悩んでしまうのは当然です。悩んだ時は、まとめでご紹介した4つのポイントを振り返ってみてくださいね！
オススメの習い事まとめ
オススメの塾検索サイト「塾選（ジュクセン）」
日本最大級の塾検索サイト「塾選（ジュクセン）」では、
