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子どもを自立させる!親の共通点と効果的な教育方法

投稿日:2024年07月26日

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親なら自分で考えて行動できる自立した子どもに育ってほしいと願うものです。でもそうなるためにはどんな教育をしたら良いのでしょうか?実は、他の誰でもなく親が重大な役割を担っています。

今回は、すぐに実践できる自立した子どもに育てるための効果的な教育方法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

 

1.親として共通すること

ある程度の年齢になれば勝手に親から離れていくでしょ?と思いますよね。ですが、それは自立とは違います。「自立」とは「子どもが自分で考えて道を切り開いていくこと」です。それには親の接し方が大切です。自立している子どもの親には共通点があります。

 

– 子どもに対して厳しすぎず、優しくあること

子どもに注意するとき、ついつい厳しくしてしまう…という方は少なくないと思います。子どもは大きな声で叱られたり、強い口調、命令言葉に敏感です。片付けようと思っていたのに「片付けなさい!」と注意されたり、探し物をしていると「ちゃんとしまわないからだ」などと責められて嫌な気持ちになった記憶はありませんか?余計にやる気がなくなって、うんざりした気持ちになったという経験が私にもあります。

 

自立した子どもの親は過剰な注意をしません。だらしない子どもになって欲しくないという気持ちから注意してしまいがちですが、一度深呼吸をしてこれまでと違う選択をしてみましょう。優しく促すことで子どもも受け入れやすくなります。

 

– 子どもの成長に関わることに参加すること

自立した子どもの親は、学校行事や部活など親が子どもの姿を見られる機会に積極的に参加します。学校生活以外でも子どもが初めて何かを経験するときに、そばで見守ることを重要視します。

 

学校行事は、練習をして発表をすることが多いですよね。運動会や学芸会なども親に向けた発表会の一つです。こういった機会に参加することも大切ですし、子どもが失敗をしながら試行錯誤するその瞬間に寄り添うことも重要です。例えば初めてのアスレチックに挑むときや、火を使った調理や包丁を使って食材を切るときなど子どもにとっての「挑戦」を見守ることです。自立した子どもたちの親は日常のそういった瞬間をとても大切にしています。

 

2.子どもを自立させる効果的な教育法

子どもの自立を促すには親の接し方がとても重要です。子どもと接するときの基本姿勢は先ほどお話した「厳しすぎず、優しすぎない」そして「成長の瞬間に関わること」です。その2点を基本にこれから紹介することを意識すると子どもへの接し方が180度変わります!イライラを減らすのにも効果的なのでぜひ実践してみてください。

 

– 褒めることで自信がつく

子どもが自尊心を育てるのに必要なのは、成功した結果だけではありません。練習をして上手くできた、成績が上がった、部活の大会で勝てたなど成果だけでは成功体験は完成しません。そこに必要なのは「褒められること」です。それも親から褒められることがとても大切です。

 

ここで意識して欲しいのは「過程を褒めること」です。「やったね!」「よくできたね!」だけではなく、「たくさん頑張ったね」や「努力が実って嬉しい」などこれまでの頑張りも丸ごと褒めてあげてください。認められた幸福感と見守られている安心感は子どもの自己肯定感と自尊心を確実なものにします。

 

– 考える力を育てるために、質問をする

子どもとの会話で「なんで?」「どうして?」と質問され続けた日々があると思います。なんでもかんでも聞かないで!と思ったことはありませんか?

 

親として正しいことを教えようとするのは自然なことです。ですが、実は子どもが求めているのは「答え」ではないということをご存知でしょうか。私の実体験ですが、息子に「これはどうして?」と聞かれたことがありました。正しいことを教えようと思ったのですが、自信がなかった私はスマートフォンで調べようとしました。ところが子どもから「調べないで一緒に考えて」と言われたのです。子育てをしてきた中でも正直、かなりドキッとした記憶です。息子に限らず、答えを知る前に考えることに楽しさを感じる子どもは多いです。それは子どもにとってとても大切です。些細なことだったとしても、その思考力や考察力は子どもが自分の未来を考える力を育てることにつながります。

 

質問をする前に一緒に考えるのもおすすめです。それから「どうしてそう思ったの?」と聞いてみたり、ときには子どもたちのように質問してみてください。大人のようにすぐに調べたりせず、きっと考えて答えてくれるはずです。

 

– 子どもが自分の行動を決める権利を与える

子どもの行動に対して「◯◯して」といったり「◯◯の方がいいんじゃない?」と言っていませんか?親に言われるとその通りに行動する癖がついている子どもは少なくありません。親が常に子どもの行動を決めるのは子どもの思考力を奪うだけでなく、失敗したときに必要以上の劣等感を植え付けてしまいます。「親に望まれたのにできなかった」という劣等感と罪悪感は失敗した事実よりも子どもを傷つけます。

 

子どもが自分の行動を決めるのが難しそうなときは、選択肢を与えたり手助けをしましょう。「○○にする?それとも●●にする?」と聞いたり、「迷っているのはどんなこと?」と聞いてみるのも良いですね。危険なことでない限り、親の理想に誘導するのは好ましくありません。また、「そのくらい自分で決めなさい」と突き放したり、「早く決めなさい」と急かすのもNGです。

 

– 子どもが試行錯誤して、自分で解決する力を育てること

子どもが自分の行動を考えて選択したら、その後も過度な干渉は避けましょう。自分で考えて、決定したことはとても素晴らしいことです!そこからの試行錯誤は子どもにとっての宝です。親が干渉して学ぶチャンスを横取りをしてはいけません。やきもきする時間があると思います。たった一言助けてあげたいと思うこともあると思います。ですが、ここはグッと我慢して子どもが自分で解決するのを見守りましょう。

 

やきもきした分、子どもが自分で解決したときの喜びはひとしおです。ぜひ過程からの丸ごとを褒めてあげてくださいね。

 

– 子どもが他人と協調し合う力を育てること

自分一人で物事を成し遂げることだけが自立ではありません。他人と協調して何かを成し遂げていく力も自立するのに重要なスキルです。

 

自立には「自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。」という意味がありますが、それは全く他人と関わらないということではありません。例えば、チームで何かをするときは自分に課されたタスクや役割は自分の力だけでこなす必要があります。その個々人の成果を結集し、協力して初めてチームの結果になるわけですから協調性がないと結果も得られません。

 

協調性を育むには、親が協力している姿を見せる必要があります。夫婦や親、友人と協力し合う姿を見せてあげましょう。そのときに忘れてはならないのが、感謝の言葉です。助けてもらった、一緒にできて嬉しい、ありがたいという気持ちを言葉にしましょう。子どもは経験が少ない小さい子ほど自分がしてもらったときよりも、大切な人(両親)がしてもらって喜んでいる様子を見て自分も同じ行動を取ろうとします。人と関わって嬉しかったことを子どもにフィードバックするだけでも協調性は育まれます。

 

3.親の役割

ここからは心構えについてお話しします。子どもを教育をする上でとても大切な指針となるのでしっかり押さえておきましょう!

 

– 子どもの行動を理解し、心理的な支援を行う

子どもの行動は理解し難いときがあります。怒る理由がわからなかったり、些細なことを気にしすぎていたり、一見間違っていると思えるような行動をとったりすることがありますよね。そしてどんな行動を取ったにしても、そうなった原因と理由があります。深く考えなかった、八つ当たりだったとしてもそれも理由です。

 

ここで大切なのは心理的な支援を行うこと。子どもの気持ちに寄り添ってサポートをしてあげましょう。特に失敗したときや判断を間違えたときは叱るのでも、正しい行動をきつく諭すのでもなく、理由を聞いて子どもの気持ちに寄り添ってあげてください。失敗してしまったことは子どもが一番よく理解していますから、責めてはいけません。寄り添ってもらえたらきっと次の一歩を踏み出す勇気が湧いてきますよ。

 

– 子どもの選択を受け入れ、自分の期待を抑える

子どもに正しい道を選んでほしい、こうあってほしいという理想を持つのは当然です。ですがそれを押しつけてしまったら子どもが自立する道は閉ざされてしまいます。自分で選んでいない知らない道を正しく進むことができるでしょうか。望んでいないゴールに向かって失敗しながらも進む気持ちを持てると思いますか?それはきっととても厳しい道のりです。子どもにそんな思いをさせないためにも、親自身の期待は抑えましょう。親の過度な期待は子どもにとってプレッシャーになります。子どもが選んだことを受け入れて、応援してあげましょう。一番そばで応援できるのが親であり、子どもにとって最強の応援団です!

 

– 子どもに倫理的な価値観を伝える

良いことと悪いことの分別がつく、思いやりを持つというのは他人と関わっていくのに欠かせないスキルです。それを育むには、日々接している親の躾が大変重要です。

 

教えてあげたいのは「してはいけないこと」です。どうしてそれをしてはいけないのか、周りにどんな影響があるのか、その後でどんな行動をするべきなのかの3点を伝えるように意識しましょう。このどれか一つが欠けるだけで、子どもの受け入れ方と理解の深さが違います。

 

– 子どもの発展を助けるために、専門家からの支援を受ける

子どもの成長は家庭だけでは完結しません。学校や友達、ときにはカウンセラーなど子どもの発展を助けるためには協力者が必要です。

 

一歩外に出て社会の一員となった子どもはお家と様子が違います。子ども自身の世界が広がっているわけですから、そこでの悩みや過ごし方に関しては必要に応じて専門家の支援が必要です。カウンセラーに相談することを「子どもが劣等感を感じるかも」と心配するかもしれませんが、サポートしてくれる人が増える=味方がたくさんいると教えてあげれば子どもの安心感にもつながりますね。

 

4.子どもを自立させる上での注意点

これまで子育てをしてきた中で、「これは良くないことだったな」と反省する場面があったと思います。私自身、怒りすぎてしまった日は子どもの寝顔を見て泣きたくなるほど反省したことがありました。子どもと同じように、親も失敗と成功を繰り返して成長するんだなと痛感しますよね。自立した子どもを育てる上でも接し方の注意点があります。

 

-子どもが自分の行動を決める権利を与えすぎないように注意する

子どもの選択を尊重しましょうとお伝えしましたが、全く制限をしないということではありません。子どもが自分の行動を決める権利を与えすぎると、考えることをやめてしまいます。自立に必要なのは考えて行動することです。何をしても良いのであれば、考える必要はありません。物事の良し悪しや危険性、何をするべきか、その順番など考えて行動することが大切です。

 

– 子どもの行動を規制するときは、厳しすぎず、優しすぎずに行う

子どもを注意するときや何かを促したいとき、厳しすぎるのはよくありません。かといって子どもの言いなりになってしまうようではいけません。どちらも子どもの考える力を奪ってしまうからです。優しく、自分で考えるように誘導します。大切なのは子ども自身が考えることです。すぐに答えを与えるのではなく、子ども自身が考えて解決するという道に導いてあげましょう。

 

– 子どもが折り合いをつける力を育てるときは、自分が先頭に立つ

折り合いをつけて次に進まなければならない場面を乗り越えるのは難しいことです。折り合いをつけるというのは諦めるという意味ではありません。妥協し、受け入れて納得するということですから、譲り合いや自分の気持ちを整理する必要があります。子どもが「ダメだった」「諦めた」という気持ちを残さず折り合いをつけられるようになるには、まず親が先頭に立つ必要があります。

 

まず、自分の主張を整理させましょう。どうしてそうしたいのかを考えます。次に納得できる妥協点を探します。譲ることの大切さ、譲って解決したことへの心地よい達成感を経験することで「諦めた」という感覚がなくなります。また、完璧を求めすぎると折り合いをつけることがとても難しいことになってしまいます。親が完璧を求めすぎず、それまでのプロセスと着地点への満足感を示すことで妥協することは悪いことではないと示してあげましょう。

 

– 子どもが適切な行動を取るように促すときは、自分の教育方針を明確にする

最後にとても大切なことをお話しします。自立した子どもを育てるには自分自身の教育方針を明確にしておくことです。一貫性を持つことで言葉の説得力が増します。機嫌で叱ったり、同じことをしたのに注意するときとそうでないときがあると子どもは混乱してしまいます。

 

夫婦で擦り合わせをすることも大切です。お互いに話し合うことで良いアイディアが生まれたり、子どもにとってより強力なサポーターになれるかもしれませんね!

 

5.まとめ

自立した子どもに育てるための教育方針をたくさんお話ししてきました。大切なことをおさらいしていきましょう!

 

– 子どもの成長に関わることに参加すること

子どもの成長した姿が見られる学校行事に参加するのはもちろん、子どもが挑戦する瞬間に立ち会うようにしましょう。失敗をしながら試行錯誤する姿を見守り、応援し、認めて褒めることが大切です。

 

– 子どもの思考力・自分で解決する力・協調性を養う

自立に必要な思考力、解決力、協調性を育てましょう。まず大切なのは思考力です。子どもの考えるチャンスを奪うことはせずに見守り、促しながら解決へと導いてあげます。協調性を養うには周囲との良い関係性を見せてお手本になってあげましょう。

 

– 子どもを受け入れて支持する・親の期待を抑える

子どもの選択を受け入れ、応援しましょう。親の望む道でなくても、そこから得られるものがあります。過度な期待は子どもを潰してしまいますので、抑えなければなりません。

 

全体を通して言えるのは過干渉を避けることです。見守る姿勢、必要最低限の助言と褒めることを惜しまないということも忘れてはいけません。子どもの自立を促すには親の接し方がとても大切ということですね。親御さんも完璧を求めすぎず、折り合いをつけながら子どもと一緒に成長できると良いですね。

 

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