ハロウィンかぼちゃ(ジャックオランタン )を作ってみたいけど難しそう…と思っている方、実は初めての方でも簡単に作ることが出来るんです!
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ハロウィンかぼちゃの作り方は大きく工程を分けると、たった3つなんです。自分の好きなようにかぼちゃに顔を描いて、かぼちゃの中身をくりぬいて、描いた顔の部分をくりぬけば、それで完成です。ナイフを使うので、子どもにやらせるのは危ない、難しいと思われるかもしれませんが、身近にあるもので準備をすれば、親子で楽しくハロウィンかぼちゃが作れます!
この記事では、親子で楽しめるハロウィンかぼちゃの作り方についてわかりやすくご紹介するので、ぜひご家庭で試してみてくださいね。
まず最初にハロウィンかぼちゃを作るのに必要なものを揃えましょう。準備が整ったら、最初に油性マジックでハロウィンかぼちゃに顔を描いてもらいます。その後にハロウィンかぼちゃの中身をくり抜くために頭を切り抜いたら、目や鼻や口を切り抜く作業です。それでは作ってみましょう!
目次
本物のかぼちゃでつくる「ジャックオランタン」の作り方動画はこちら!
用意するもの
子どもも安心して作ることのできる為には準備が大事です!
・かぼちゃ
・片刃ナイフ※刃がかたいナイフや彫刻刀は子どもが使いにくいので、刃先がなるべく柔らかめのものにしましょう。
・両刃ナイフ
・ピーラー
・油性マジック
・除光液(アルコール分が多いもの)
・手袋(軍手)
・新聞紙
・ティッシュ
・ゴミ袋
・LEDランタン(100均でも購入可能)
誰でも簡単!ジャックオランタンを作る8ステップ
①軍手と机の上の準備
作業するのは机でも床でもOK!新聞紙を敷くのを忘れないようにしましょう。ハロウィンかぼちゃの中身を後でくり抜いて出すので、何も敷かないと汚れてしまいます。
ナイフを使用するので子どもの手には軍手を付けてあげるのをオススメします。※軍手をするとナイフの持ち手が滑りやすい・持ちづらくかえって危ない場合は付けなくても構いません。そばでしっかり注意して見ていてあげてください。
☆POINT
かぼちゃの匂いが気になる方は風通しの良い場所や庭先で作業することをオススメします。
②ハロウィンかぼちゃに顔を下書き
ハロウィンかぼちゃの表面に油性マジックで思い思いの顔を描いていきます。下書きは、失敗した…と思っても大丈夫!二重線になったり、描いた上から上書きしたりしても構いません。後ほどアルコール等を使用してふき取ることが出来るので、失敗は気にせず書きたい顔を自由に書かせてあげてください。※水性マジックだとにじみやすいのでオススメしません。
☆POINT
この時に、頭を切り抜くための線も一緒に書きましょう。ハロウィンかぼちゃの底の部分をくり抜くことも多いですが、子どもの場合持ち手にもなるヘタの部分が付いている頭の部分をくり抜くのがオススメです。
③ハロウィンかぼちゃの頭をくり抜こう
よく見かけるハロウィンかぼちゃには、底の部分をくり抜いているものも多いですが、子どもの力だと、掴むところのないかぼちゃの底の部分を切り抜くのは難しい作業です。ハロウィンかぼちゃの頭を切ってくり抜くと、ヘタ部分が持ち手になり思いっきり引き抜けば抜けます。少し大人の手助けは必要かもしれませんが、底部分をくり抜くよりも少量の力で済みます。
切った後に頭の裏の部分の繊維は切り落としましょう。この時に、ハロウィンかぼちゃによってはヘタに棘があるものもあるので、けがをしないよう注意しましょう。
☆POINT
このとき、刃は必ず中心に向けて斜めに入れるのがポイントです。刃をまっすぐ入れてしまうと、切り口が平行になり、ハロウィンかぼちゃの頭で蓋をする際に下に落ちてしまい、せっかく作ったハロウィンかぼちゃに頭がない状態になってしまいます。かぼちゃの大きさにもよりますが、この時に後々中身をくり抜きやすいように、穴は手が入りやすい大きさにするのがベストです。
切った後に頭の裏の部分の繊維は切り落としましょう。この時に、ハロウィンかぼちゃによってはヘタに棘があるものもあるので、けがをしないよう注意しましょう。
また、この後に種を取り出しやすくするために、少し頭の穴を片刃ナイフで広げましょう。頭で蓋をするときに必要なつっかえはしっかり残るようにしてください。
④ハロウィンかぼちゃの種を取り出そう
ここが、大人も安心して見ていられて、一番子供が楽しい工程かもしれません。
スプーンやフルーツピーラーを使って種を取り除いていきます。ハロウィンかぼちゃで使用するかぼちゃは、スーパーなどで販売されているかぼちゃとは違い、柔らかく、成長しきってないものを使います。ハロウィンかぼちゃの中には、実がしまってないので繊維状のひげがいっぱいです。スプーンでも種はすべて取り出せますが、刃がついているフルーツピーラーの方が内側をしっかり掘ることが出来て完成度が上がります。
☆POINT
フルーツピーラーを使うとハロウィンかぼちゃの内側を繊維状のひげの根っこごとくり抜くことが出来るので、のちのちカビが生えてしまうのを少し抑えられます。ハロウィンかぼちゃの内側に白い面が出てくるくらいまでくり抜くと長持ちしやすいです。
⑤ハロウィンかぼちゃの顔をくり抜こう
いよいよハロウィンカボチャの顔を作っていきます。
子どもはよく、目からくり抜こうとしがちですが、最初にナイフの使い方を覚えるためにも、くり抜きやすい口から始めるのがおすすめです。その後に、目や鼻をくり抜きましょう。丸い目でも刃先が柔らかい片刃ナイフであれば綺麗に丸くくり抜くことが出来ます。
☆POINT
凸凹の歯を描いた場合は、マジックで描いた線どおりにくり抜いていくととても大変なのと、時間がかかります。縦の部分や横の部分などに分けてくり抜いていくことがオススメです。刃が力強く入りすぎて手を切る心配も減ります。
また、硬くて皮が厚いハロウィンかぼちゃから目や鼻を最終的にくり抜くには、意外と力が必要です。大人の方が手助けてしてくださってもよいのですが、子どもはくり抜くところをとてもやりたがります。ぎりぎり抜けきらないところまで大人の力で押してあげて、最後の一押しを子どもにやらせてあげると、子どもは満面の笑顔を見せてくれます。
⑥ハロウィンかぼちゃの切り残しを無くそう
どんなに丁寧に切っていたとしても、どうしても直角や円に切れなくて凸凹になってしまうことがあります。そんなときは、両刃ナイフで仕上げをしてあげると見た目も綺麗でフォトジェニックなハロウィンかぼちゃが出来上がります。
☆POINT
断面を滑らすように両刃ナイフを入れていくと、力強い直線や、なめらかな曲線が表現できます。
⑦ハロウィンかぼちゃの下書きの線を消そう
ハロウィンかぼちゃの顔のくり抜きと仕上げができたら、ハロウィンかぼちゃは完成!ではないです。子どものお絵かきと作業ということもあり、どうしてもハロウィンかぼちゃの顔には油性マジックの線が残ります。アルコール度数の高いウェットティッシュや除光液、手ピカジェルを使って、ハロウィンかぼちゃの顔を綺麗にしてあげましょう。
☆POINT
ハロウィンかぼちゃの顔をキレイにするときに除光液を使う場合は、ネイルが落ちてしまうので、特に綺麗なネイルをしているママは気を付けてください。
⑧LEDランタンを入れて光らせよう
ハロウィンかぼちゃの中にろうそくを入れても良いのですが、子どもがいつ触るかもわからなければ、置いてあるところから落としてしまう可能性もあります。ろうそくだと炎が揺らいで幻想的ではありますが、子どもがいる家庭ではLEDライトがおススメです。100円ショップでも販売しているのでお手軽ですよ。
完成したらしっかりとお片付けもしましょう!使った新聞紙でハロウィンかぼちゃの中身をくるんでそのままごみ箱に捨てちゃいましょう。
自分たちで作ったジャックオランタン で楽しいハロウィンを!
うまく作れましたか?
近年はハロウィンを楽しむことが定着してきていますね。外で仮装をするのも良いですが、おうちでハロウィンパーティーをゆるく楽しむのも素敵ですよね。年に一度しかない10月31日を家族で楽しく過ごしてください。
☆ハロウィンかぼちゃのプチ情報☆
①ハロウィンとジャックオランタンの由来
ハロウィンの起源は、秋に行う収穫祭です。古代ケルト人が始めたお祭りだと言われています。また、ハロウィンは収穫祭以外にも他の意味合いもあり、亡くなった方の魂が、親族を訪ねに来る日とも言われています。日本のお盆に似ていますよね。ケルト人にとって、10月31日は1年の最後の日、大晦日のような日でした。この節目の日に、ご先祖様たちが家に戻ってくると言われていたようです。もっと詳しく知りたい方はこち!
https://tokyo-eventplus.com/column/jackolantern-origin
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②少しでもハロウィンかぼちゃを長く綺麗に保つ方法は?
ハロウィンかぼちゃは、通常だと3-7日でカビが生えてきてしまいます。生のカボチャは、たくさんの水分を含んでいるため、そのまま放置するとカビが生えやすいのです。
1.「傷をつけないように気を付ける」
ハロウィンかぼちゃは硬くて分厚い外皮に覆われていますが、生野菜なので傷がついてしまうと底の部分から腐り始めてしまいます。持ち運ぶ際は細心の注意をして、とがった物などにぶつからないように気を付けてください。
2.「湿気の多い環境には置かない」
湿気が多い場所においてしますと、カビが繁殖しやすい原因になります。なので、玄関先、庭やベランダなど外の環境に置いておくと、雨が降った日の次の日はもうほとんどアウトです。
3.「直射日光の当たる場所にも置かない」
ハロウィンかぼちゃを作った後にある程度の時間、日光に当てるのは乾燥するので良いのですが、当てすぎてしまうと、オレンジ色の外皮が色あせる原因になります。
4.「漂白剤につけこむ」
バケツに水を入れて、漂白剤を適量入れたのち、1日以上は浸して乾燥させてください。カビの菌が若干滅菌されて、1週間ほど持つようになります。ただし、【2】の通り、湿気が多い場所に置くことは避けてください。
5.「冷蔵庫に保存する」
ハロウィンかぼちゃも生野菜であることは変わらないので、冷蔵庫に保存するとカビが生える原因を抑えられます。数日は寿命が延びますが少ししおれてしまう可能性もあります。
③ハロウィンかぼちゃをカビさせず楽しむ方法
ハロウィンかぼちゃを室内で長持ちさせたい!絶対にカビさせたくない!という方は、ナイフ等を使って切り抜くことは一切せずに、ハロウィンかぼちゃのシールを貼って楽しみましょう。詳しくはこちらも参照ください。
https://tokyo-eventplus.com/column/jackolantern-design
④ハロウィンかぼちゃはいつどこで買えばいい?
日本ではあまりハロウィンかぼちゃ用のかぼちゃは流通がありません。ハロウィンの文化が色濃いアメリカでは、9月半ばになると市場に出回ります。海外商品の卸業社や、その業者の卸先の花屋やスーパーで購入できます。ハロウィンは10月31日なので9月半ばだと少し早く感じるかもしれないですが、かぼちゃはそのまま置いておいても長持ちするので大丈夫です。